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【75年目の広島原爆の日】

 1945年8月6日の広島原爆投下から75年。朝からテレビで平和記念式典を視聴し8時15分に黙祷を捧げました。
 安倍首相や広島県知事の挨拶より、今年も市民の言葉や広島市松井市長のメッセージに心を打たれました。松井市長のメッセージ。「私たちは苦しみの過去が繰り返されることを決して許してはなりません。市民社会は自己中心的なナショナリズムを否定し、すべての脅威に対して団結せねばなりません。」
 核抑止力を否定し、核廃絶を世界に訴える。日本の一国平和主義ではなく世界にこのメッセージを伝え、世界の平和構築に繋げねばなりません。
 また、一般市民を巻き込み大量に殺戮する原水爆、一般市民を標的とした戦略爆撃は人道主義に反する戦争犯罪だと考えます。広島長崎の原爆投下をはじめ、東京大空襲など日本各地への空襲、米英軍のドレスデン空爆、ドイツ軍のゲルニカ空爆、日本軍も日中戦争で重慶を無差別爆撃しました。無差別に一般市民を殺戮する戦略爆撃に反対します。そしてそれは、今もシリア内戦やイエメン内戦で起きていることです。僕たちはその現実にも目を向け声を上げるべきです。
 そして同時に、原爆を語り継ぐこと、耳を傾けて知ること。原爆に被爆された方々、遺族の方々が高齢化されています。原爆被害を風化させてはいけません。日本大学危機管理学部・福田充研究室は、世界の平和構築のための研究を続けます。

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