福田充 Fukuda Mitsuru

日本大学危機管理学部教授。博士(政治学)。地震や津波など自然災害や原発事故などの大規模…

福田充 Fukuda Mitsuru

日本大学危機管理学部教授。博士(政治学)。地震や津波など自然災害や原発事故などの大規模事故、テロ対策、インテリジェンス、戦争などオールハザードな「危機管理学」の研究、リスク・コミュニケーション研究をしています。元コロンビア大学・戦争と平和研究所客員研究員。

最近の記事

Juju野田樹潤が目指すダイバーシティ

【Juju日本大学入学へ】 今年度は今日で終わり、明日4月1日から新年度、日本大学スポーツ科学部にSFスーパーフォーミュラ・レーサーのJujuこと、野田樹潤さんが入学されます。僕も同じ三軒茶屋キャンパスです。 もう10年近く前から、岡山国際サーキットでフォーミュラでアタックするJujuを、個人的にずっと応援してきました。あらゆる記録や歴史を塗り替える逸材だと当時から確信して来ました。そして18歳になりアジア最高峰スーパーフォーミュラ・デビュー。そして総合型選抜入試で合格し、こ

    • 先島諸島に避難シェルター設置へ日本政府。

      【視点】 こうやって戦前も戦後も沖縄の離島の人々は政府から中央から、日本国民から見放されて来た。 地政的リスクが潜在的に常にあることは間違いない。 ①外交で問題解決して紛争を回避する。 ②専守防衛に徹しながら国民保護の努力を進める。 ③反撃能力含めて軍事的即応能力を高める。 やるべきことはこの①②③の中からどれをやるか、どの組み合わせをやるか、全てやるか、民主主義的に議論して合意形成するしかない。 ①外交だけで紛争・戦争が回避できるなら当然その努力は絶対にするべきだ。しかし日

      • BSフジ「プライムニュース」で小泉悠先生と議論

        【番組出演】  先日3月21日(木)、BSフジ「プライムニュース」に日本大学危機管理学部・福田充研究室が2カ月ぶりに出演しました。テーマは「露侵攻もう1つの戦場・ネット上の戦いと真偽」で、東京大学の小泉悠先生と反町さんと議論しました。  ハイブリッド戦争とネット、SNS、プロパガンダ、フェイクニュース、陰謀論、民主主義の分断など、多岐に渡り、小泉悠先生ととても意義深い楽しい議論ができました。小泉悠先生との議論は本当に面白い、昨年秋以来のご一緒でした。ネット、SNS上での反響も

        • 大学改革のために

          【大学改革のために】  日本大学アメフト部員薬物問題では、皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしております。危機管理学部長として、在学生と保護者の皆様に向けてメッセージをホームページに掲載し、ポータルサイトを通じてメールを送りました。学生皆さんの学業や就職活動に不利益にならないように、教職員が連携して学生支援と問題解決のために尽力いたします。  昨年発足した林真理子理事長と酒井健夫学長の新体制の大学改革路線をさらに強化し、前体制までの大学の体質を改善し、生まれ変わるための大改革

        Juju野田樹潤が目指すダイバーシティ

          【学会講演】日本救急医学会「新型コロナの危機管理とリスクコミュニケーション」

           今日10月21日(金)、日本救急医学会第50回学術集会で日本大学危機管理学部・福田充研究室が「新型コロナの危機管理とリスクコミュニケーション」をテーマに講演しました。大阪大学の忽那賢志先生や神奈川県の阿南英明先生らとご一緒しました。コロナ第8波さらに今後の強毒性新型インフル対策でやるべきことを提言しました。皆様ご参加ありがとうございました。御礼申し上げます。‬  この秋もさまざまな学会やイベントで招待講演を行なっています。次は来週、その次は再来週です。引き続きよろしくお願

          【学会講演】日本救急医学会「新型コロナの危機管理とリスクコミュニケーション」

          【シンポジウム】日本災害情報学会「オールハザード・アプローチからみた危機管理と防災」

           昨日10月9日(日)午後・日本災害情報学会シンポジウム。「オールハザード・アプローチからみた危機管理と防災」。  宮坂直史(防衛大学校)、齋藤智也(国立感染症研究所)、関谷直也(東京大学)、福田充(日本大学)のパネリストで危機管理学のオールハザード・アプローチの観点から災害、テロ、コロナの危機管理と防災を総合的に議論しました。オールハザードで考えることによって危機のつながりと応用的・複合災害をとらえることができる。  たくさんの学会員のかた一般参加の方々で大盛況となり、

          【シンポジウム】日本災害情報学会「オールハザード・アプローチからみた危機管理と防災」

          【講演】危機管理産業展「次のパンデミックに備える」

           10月5日(水)危機管理産業展RISCON(東京ビッグサイト)での福田充研究室の講演「次のパンデミックに備える〜新型コロナの危機管理とリスクコミュニケーション」。たくさんの方々のご参加ありがとうございました。真剣に聴いて下さり講演後もご挨拶と質問のありがたい行列、感謝です。  今年のRISCONは東京ビッグサイトに復帰、コロナを克服して大盛況、企業展示ブースには危機管理学部の卒業生の姿もあり、卒業生たちがブースから僕の講演を聴きに来てくれました。在学生たちもたくさん参加し

          【講演】危機管理産業展「次のパンデミックに備える」

          【記事掲載】北海道新聞「ミサイル避難訓練再開」

           今日10月14日(金)の北海道新聞の朝刊記事「再開のミサイル避難訓練効果疑問視・道内2町でも予定」に日本大学危機管理学部・福田充研究室の取材コメントが掲載されています。僕自身はミサイル避難訓練を支持しますし、Jアラート、防災行政無線の改善を求める立場です。しかしミサイル避難訓練のあり方は変えていかねばなりませんし、Jアラートの技術革新も進めねばならず、また受ける自治体側の体制のレベルを上げねばなりません。受信機が壊れていた、回線が外れていたというレベルの自治体が多すぎる。何

          【記事掲載】北海道新聞「ミサイル避難訓練再開」

          【番組出演】NHKニュース「頻度増すミサイル発射」

           今日10月13日(木)のNHKニュース「頻度増すミサイル発射・滝川では避難訓練・情報伝達の現状は」で日本大学危機管理学部・福田充研究室のインタビューコメントが放送されました。先日の北朝鮮弾道ミサイルへのJアラート情報伝達ミスと、北海道でのミサイル避難訓練について。NHKニュースWEBで動画公開されています。よかったらご覧下さい。 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221013/7000051494.html‬

          【番組出演】NHKニュース「頻度増すミサイル発射」

          【記事掲載】NHK「北朝鮮弾道ミサイル発射」

           10月4日(火)のNHK NEWS WEBのニュース「北朝鮮弾道ミサイル発射・Jアラートはどう伝わったのか」に日本大学危機管理学部・福田充研究室のインタビューが掲載されています。命を守るためシステムと対応行動の練度を上げる努力は必要です。是非ご覧下さい。‬ ‪https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221004/k10013848091000.html‬

          【記事掲載】NHK「北朝鮮弾道ミサイル発射」

          【番組出演】日本テレビ『ZIP!』北朝鮮弾道ミサイル

           10月5日(水)の日本テレビ『ZIP!』の「?よミトく!」コーナーで、北朝鮮弾道ミサイル発射の特集に日本大学危機管理学部・福田充研究室の解説ビデオが放送されました。北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する解説、またJアラートによるミサイル警報が鳴った場合の住民の避難行動のあり方について解説しました。非常に重要なテーマ、リスクコミュニケーションです。ありがとうございました。 https://www.ntv.co.jp/zip/?fbclid=IwAR0_U7AD6RlIefcb2_

          【番組出演】日本テレビ『ZIP!』北朝鮮弾道ミサイル

          【追悼】アントニオ猪木死す

          尊崇するアントニオ猪木の死をまさか自分が朝日新聞デジタルのコメントプラスで追悼するとは想像もしていなかった。同時代の幼少期から青年期にかけて最も影響を受けた偉人の一人である。 アントニオ猪木のプロレスラーとしての功績は多岐にわたる。師匠・力道山が切り開いたプロレスを街頭テレビの文化から、格闘技文化としてショービジネスとしてTVコンテンツとして確立させ、日本文化に定着させたこと。 異種格闘技戦を中心に、プロレスから格闘技の垣根を越えて、ボクシングや柔道、空手など様々な格闘技

          【追悼】アントニオ猪木死す

          【講演】ジャーナリズム公開講座「テロリズムとメディア報道」

           今日9月29日(木)夜、静岡県立大学ジャーナリズム公開講座(第9期第7回)で「テロリズムとメディア報道」をテーマに講演しました。ウェビナーのオンライン講演でとてもたくさんの方がご参加くださり、たくさんの質問をいただき質疑応答も大変深くて面白い議論になりました。  安倍元首相銃撃事件をきっかけに、テロリズムとは何か、テロリズムと市民はどう向き合うべきか、テロリズムのメディア報道はどうあるべきか、アメリカやイギリスの事例をもとに話しました。小川和久先生とも久々にお話しできて、

          【講演】ジャーナリズム公開講座「テロリズムとメディア報道」

          【記事掲載】神奈川新聞「安倍元首相国葬」

           安倍元首相の「国葬」いよいよ明日です。今日9月26日の神奈川新聞の記事「あす安倍元首相国葬『民主主義』招く分断」に日本大学危機管理学部・福田充研究室の取材コメントが掲載です。国葬に対して賛否分かれることは民主主義では健全な現象ですが、賛成派と反対派で議論が噛み合わない分断は不幸な事実であり、やはり政治におけるリスクコミュニケーション不全だと考えます。ネット版記事でも読めます。よかったらご覧下さい。 https://www.kanaloco.jp/news/social/a

          【記事掲載】神奈川新聞「安倍元首相国葬」

          【記事掲載】朝日新聞「保育事故防止」

           一昨日9月21日の朝日新聞の記事「保育事故防止『通知』だけ?現場、国に違和感」に日本大学危機管理学部・福田研究室の取材コメントが掲載されています。バス置き去り事故など保育事故のヒューマンエラーを防ぐリスクコミュニケーションを具体的に提案しています。ネット版記事でも読めます。ご覧下さい。https://www.asahi.com/articles/DA3S15422531.html

          【記事掲載】朝日新聞「保育事故防止」

          【記事掲載】日本経済新聞「武器製造情報サイト対策強化」

           一昨日9月21日の日本経済新聞の記事「武器の製造情報サイト対策強化・警察庁が民間委託見回り対象に」に日本大学危機管理学部・福田充研究室の取材コメント掲載されています。安倍元首相銃撃事件で対策強化。自由人権のバランスが重要で、そのために強制力のない要請。ネット版のデジタル記事でも読めます。是非ご覧下さい。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE02B070S2A900C2000000/

          【記事掲載】日本経済新聞「武器製造情報サイト対策強化」