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part21 第3回全国ヨーグルトサミットinいわてが繋ぐ絆とレガシー

想いを繋げ!「シンポジウム」

シンポジウム。
殆どがオリンピア企画の尽力あってこそだが、私も少しばかり噛んでいたので説明したい。
パネルディスカッション「ヨーグルトサミットの輪でつながる酪農・乳業の未来」のキャスティングだ。

この時、既に決まっていたのは中本氏・向井氏。
当然だ。2人もサミットの伝道師である。
中本氏はファシリテーター、司会役だ。彼しかいない。
向井氏はサミット公式アンバサダー、そして消費者としての両側面のパネラー。不可欠だ。

他のメンバー、それは小林に委ねられた。

考えたのは、サミットを通じて何を伝えたいか?
酪農家とつながるヨーグルトサミット。
これは必須。
他は?
山下氏はじめ、諸先輩方からの後ろ盾を思い返した。
「若い人が前に出なさい」
迷わなかった。
全国の乳業メーカーや酪農家に携わる若いメンバーを呼ぼう。

ここで注意。
ただ、若いメンバーを呼んでも意味はない。
小林はこれまで走り続けていた中での、電話のやり取り、そしてインスタライブを思い返していた。
その中で、キャスティングしたのが、以下メンバーである。
北から順番に行こう。※2022年2月時点

【北海道】㈱風景 専務取締役 清水伸哉(しみずしんや)氏

清水伸也氏:清水氏プロフより

次期担い手である清水氏。
人柄はインスタライブや電話でのやり取りよりお墨付き。
海外での修行経験を持ち、大学時代は酪農とは全く異なる専攻という面も面白いと思った。

また、以前から向井氏との繋がりもある。
それもそのはず。
向井氏が命名した牛(メラちゃん)を風景で飼っているからだ。
プチ情報だがメランポジウムという花の意味から、略してメラちゃんとしたという。
今回サミット初参加であったが、並々ならぬ意気込みを感じていたため、直ぐに声をかけた。

【岩手県】なかほら牧場 広報、催事、製造担当 岡田慎也(おかだしんや)氏

岡田慎也氏:岡田氏提供

これまで幾度となく名前が出てきた岡田氏。
最早、説明は不要と言えよう。
彼以外の誰が適任であろうか?
岩手県代表に相応しい活躍ぶりで、インスタライブをはじめ、イベントなど多岐に渡ってサミットinいわてに尽力いただいた。

2021年8月に行われたどっこいしょニッポンでの講演を見て、確信が断言に変わった。
彼しかいない。

【栃木県】那須高原りんどう湖ファミリー牧場 乳製品外売グループ グループ長 岡本果恋(おかもとかれん)氏

岡本果恋氏:岡本氏プロフより

私と1周歳の離れた彼女。
私との出会いは、他のメーカーより遅い。
2021年7月。9月開催に奔走していたある時、突如メールが飛び込んできた。
「まだ参加間に合いますか?」
実は、参加メーカーの中に含まれていなかったのだ。
招集したメーカーは、第1回からの引き継ぎでもらったデータと、向井氏・小林より、それ以外のメーカーをかき集めて声掛けをした。
その中で、当時、連絡先記録が残っておらず、諦めたのが那須りんどう湖であった。

こうやって自発的に参加したいというメーカーが、今後も増えてくれることを心から願う。

その後、サミットinいわての担当となったのが彼女。
受け答えがしっかりしており、落とし込んで発言が出来る。
ただ、どこかに自分を出せない弱さがある。
だが、それが良かった。
また、この若さでグループ長を任せる会社の背景と彼女の本質に迫りたかった。
今回の中のキャスティングでも、一番のチャレンジと言える。

因みに、私の中のチャレンジは、勝率6割以上。
5割以下のチャレンジと言うのは、私の中でいうと無謀である。

【広島県】あせひら乳業株式会社 代表取締役社長 児玉尚子(こだまなおこ)氏

右 児玉尚子氏:ヨーグルトサミットインスタライブより

向井氏のブログを見てから知った乳業メーカー。
個人的に、突出してデザイン力が良いだけでなく、取り組みや商品づくりへの考え方が面白いと思い、サミットで関わる以前から注目していた。

児玉氏は探求心が素晴らしく、向井氏をきっかけとし、自身も全国のヨーグルトを食べるようになったそう。

そんな児玉氏が社長を務めるあせひら乳業は広島県の三次(みよし)市にある。
人口が少なく、酪農家が減少しているという環境下で、何とかして地域や酪農・乳業を盛り立てたい。



人口・酪農家減少。自分自身が置かれる環境に投影してしまった。
決して良い環境化ではない、その中で立ち向かう若き女社長。
そんな熱い想いを、何度も共有している中で、この人しか適任はいないと思った。

【福岡県】糸島みるくぷらんと 営業課課長 那須貴彦(なすたかひこ)氏

那須貴彦氏:那須氏プロフより

この男。
この男だけは、出すつもりはなかった。

実は、声をかけていたのは、糸島の営業マンの小宮氏である。
なぜ、この人物ではなく、他の営業に声をかけたのか?

はっきり言おう、熱く喋りすぎるのだ!
パネルディスカッションの場を全部自分が持って行ってしまう…
悪く言えばマウント、よく言ってもイニシアチブを巧みに取るタイプ。
本当に嫌だった。

とはいうものの、私は那須貴彦という男が好きだ。
思想や考え方が、乳業界に関わってきた中で、最も近い。
彼という存在が県外で活躍してくれているおかげで、自分自身も嬉しかった。
それでも、嫌だった。

同じ糸島の営業マンの小宮氏に相談した。
ここからは、台本形式にて。
小林「交渉してるのは小宮さんだよ?なんで那須さんなの!」
小宮「いや、だって那須さん行きたい言うから。」
小林「関係ないね!だって那須さん絶対1人で持ってくでしょ?俺はバランスとりたいの!」
小宮「大丈夫!ちゃんと那須さんにも伝えるからさ」



こういったやり取りが続き、ついには負けた。。。
営業失格の瞬間。

しかし、小宮氏の判断は間違っていなかった。
これは、シンポジウム内容を見ていただければ分かると思う。


開演!前のランチミーティング

シンポジウム開演当日。私はこの場にいない。
この時、私は、地元TVの生中継。
つまりだ、私からすればどうでもいい時間。
何故!?何度も言おう!!
今井日奈子アナウンサーに夢中だったのだ!

愛の想いを告げる小林:佐々木進氏撮影
獣のような目で見る小林:佐々木進氏撮影

何度も言わせてほしい。
許してくれ、このひと時の幸せのためにやってきたのだ。
👆全関係者から怒られろ!

場所を変えよう。
この写真の1時間後に撮ったランチミーティングの風景。

ランチミーティング風景①:佐々木進氏撮影
ランチミーティング風景②:佐々木進氏撮影
ランチミーティング風景③:佐々木進氏撮影
ランチミーティング風景④:佐々木進氏撮影

うん。実に、楽しそうで真面目な光景だ。
中本氏が中心となり、トークテーマをどうするか纏め、どういった内容を振るかを考えていたのであろう。



そして、恐らくその途中、岡田氏あたりが小林の悪口を言いながら、皆盛り上がっていたに違いない。






岡田ぁあぁあぁあぁあぁあぁ!!

きっと悪口を言っていた可能性が無きにしも非ず罪:小林作成

👆これは、完全なあてつけである。


【基調講演】
ヨーグルトの魅力を知る!
ご当地ヨーグルト入門講座

司会進行の奥村アナウンサー。やっぱ美人。:佐々木進氏撮影

ここからは各々に見てほしいが故、多くは書かない。

先ずは向井氏の講演。
一般の人向けに嚙み砕いて話せるあたりは、流石。
また、次のシンポジウムに繋がるよう構成された内容は、脱帽としか言えまい。

向井氏講演時写真①:佐々木進氏撮影
向井氏講演時写真②:佐々木進氏撮影
向井氏講演時写真③:佐々木進氏撮影

【パネルディスカッション】
ヨーグルトサミットの輪でつながる
酪農・乳業の未来

これは、単に酪農・乳業の未来の話だけではない。
ヨーグルトサミットの未来・地域の未来も見据えた壮大なディスカッションである。
そして、那須氏。
あんな言い方してゴメン。。。すっごい良かった。
多分、中小乳業メーカーの進むべき指針を見出したよ。
そして、中本氏。化け物です。
パネラー全員、本当に響く内容を話す中、まとめの中本氏が実に明快、そして痛快。

謝罪会見

写真だけを見るとこういう風に見えました。
皆さん、ごめんなさい。

裁判官の向井氏、中本氏:佐々木進氏撮影
裁判員の清水氏:佐々木進氏撮影
同じく裁判員の児玉氏:佐々木進氏撮影
なにかをやらかし、謝罪をする岡田氏。書記を務める岡本氏と那須氏:佐々木進氏撮影

【結果発表】
ヨーグル党総選挙 結果発表

岩泉ホールディングスの社長室ジャック。
そして、酪農家や関係者に向け感謝の言葉を話した、おおのミルク工房浅水巧氏。
あれは、本当に感動した。
心からおめでとうと伝えたい。

ZOOM参加メーカー:佐々木進氏撮影
社長室ジャック犯:佐々木進氏撮影
感動のスピーチ:佐々木進氏撮影

総評

唯々すばらしい講演だった。
皆さんで創り上げたこの環境。
本当にありがとう。

全員で記念撮影:佐々木進氏撮影


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