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胸騒ぎ

またしても約束の日の前日、あの変な胸騒ぎ。 結局待ち合わせ場所に行けなかったです。 またやってしまったなと思いながら、正直嫌々向かっていた待ち合わせに行かずに済む対処法を覚えたことに心地よさすら感じている。けれど行けば多少なり楽しいこともわかっている。 今までの経験値からその楽しいの最上よりも、結局家で過ごす何時間もの時間の方が自分にとっては最上なものである統計が分かってしまった今、家にいる。 ちゃんと楽しみな予定だってあるのに、そうでない予定は一体なんの違いがあるのだろう。

    • 11/05

      全く家から出るつもりでは無かったはずの休日だったが、なんだか家にいても何もできない気がして出掛けることにした。 実は最近絵が描けていない。描いても描いてもこれだと直感的に思えるものが描けない。こういう時がたまに訪れるがまた描けるだろうという謎の自信からかあまり焦らない。というか焦らないように少し言い聞かせているところもあるのかもしれない。 最近休みの日によく出掛けるようになった。 その理由は最近好きな人が出来たからだ。何故好きな人が出来たからという理由で外に出るようになった

      • タイトルを付けるに難しい話

        今までにも何度か話に出てきているバイト先のことをまた話そうと思う。 10月もあっという間に終わり今日から11月、来月でここで働き始めて丸3年になり、4年目を迎える。こんだけ長くいるもんだからいつかは回ってくるであろう役目がとうとう私に回ってきた。 人の下で働くということや、人と働くということ、もはや働くこと自体向いていない私が、定期的に辞めたい期は訪れるが、なんとか気持ちを持ち直して続けて来れた理由をふと思い返してみると、やはりここがとても好きだし何よりも大事な人に必要とさ

        • 妄想タイムの隠し味

          今日は、というか昨日になってしまったが嬉しいことがあった。 驚くほど日常に波が無くあまりにも平穏すぎる毎日を過ごしていたが、本当に久しぶりにグイーンと針が上に振れた。嬉しかった瞬間を忘れまいと必死で脳内再生を繰り返し、余韻に没頭するため急いで家に帰り、お風呂に入り、19時に布団に入った。布団に入ってから今日何もまだ食べてなかったな、なんて思ったりしたがどうでも良かった。空腹など気にならないくらいに胸がいっぱいな自分の単細胞っぷり。そんな事を考えるのもすぐさま辞めて、余韻に没

          神様

          私はどちらかと言えば暑いよりも寒い方がなんとか我慢できるが、こんなにも突然寒くなられてしまうと流石に身体が追いつかない。 ベッドの真横に窓があり、引っ越して半年以上経つが未だにその窓のカーテンを買っていないもんだからこの家で初めて越す夏は大体日差しが暑くて目を覚ますことが多かった。 そして10月。 まだ冬の入り口とすら言えないこの時期、もう既に寒すぎて眠りにつけないし、朝起きた時に布団から出られないあの感じが始まりだした。冬本番を迎える頃自分がこの家でどうなっているのか想

          夜中のインスタント味噌らーめん

          このところ欲望のままに食事をすることが少なくなった。お腹いっぱいになった状態を苦しく思うことも多くなった。 久しぶりにこんな時間に無性にらーめんを食べたくなり、鍋を取り出しお湯を沸かす。 ここからが問題なのだ。 一人暮らしをし始めてはや3年を迎えるが、年々料理レベルが著しく低下している。欲望のまま料理をしだすと、食欲が前へ前へ出てきてしまいとてつもなくせっかち女になってしまうのであった。ゆで卵の茹で時間ですら待てずゆで卵らしいゆで卵すら作れたことがない。 そんなこんなで

          夜中のインスタント味噌らーめん

          かっこいいノート

          少しお洒落なノートを見ると何故か欲しくなって買ってしまう。 だが、私は日記のようなものも、家計簿ですら全く続いたことがない。 スケジュール帳を開いて予定を確認していた昔付き合っていた人があの当時とてもかっこよく見え、自分も買ったことがあるがスケジュール帳に関しては毎回失くす始末だ。 ほぼ空白な状態のノートを一体どこにしまえばよいのだろう。本棚に並べておくのもなんだか少し違うし、私の家には引き出しというものもないし、押し入れにしまっておくのもなんだか違う気がする。中途半端に書

          かっこいいノート

          眠れない夜のやり過ごし方

          最近は何だか上手く眠れない日が続いている。 そんな日に当てもなくただ家の近くを散歩することが多くなった。 そして今日も散歩しながらこの文章を考えている。 とりあえず今日あった事をここに書き記そうと思います。 今日はお休みで、本当に久しぶりに美容室に行った。しばらく転々と色々な美容室に行っていたのだが、それも疲れてしまい気が付いたら4ヶ月も経ってしまっていた。 美容師になりたかったくせに、私は美容室に行くことが苦手だ。同じ美容室に行っていたとしても、久しぶりに会う美容師さん

          眠れない夜のやり過ごし方

          エゴン・シーレ ドローイング水彩画作品集

          2年前になるのかな、 まだ夏の面影が残る、9月。 初めて二人で出掛けた神保町。 あの頃、神保町に行くたび立ち寄る古本屋があった。そのお店の毎回同じ棚に、エゴンシーレ の作品集が置かれていて、たくさんの本に挟まれているその作品集の背表紙を眺めるのがとても好きだった。毎回来て眺めるだけという行為にお店の人に申し訳なさもあったが、いつかは私の家に置かれることになるという謎の自信や、そこそこ分厚い本だから持って帰るの少し大変そうだななんて考えながら、買うタイミングを見失いかけていた

          エゴン・シーレ ドローイング水彩画作品集

          いつか

          最近ぼんやりいつかなりたかったところにいける日がくるんだろうな、なんて考えることがある。そしてなりたかった人になれたところで私はその時どんな風に思うだろう。 明日急に夢が叶ったとか、ある日突然人生が変わったみたいなそんな大きなことが今までの人生で一度も無く、むしろ少しずつ積み立てて来たものが特にこれといった結果がでないまま途中で放置されてしまっていることの方が多い。 きっと今のなりたいものにも、じわじわと近づいて自分が気がついた時には到達したかった場所は通過点でしかないみ

          花と花瓶

          ある女の子が教えてくれた。 お花を花瓶に生ける時、少しずつ茎を切ってお手入れをしてあげる、そして少しずつ短くなっていったお花を違う大きさの花瓶に移してあげる。最後はお皿のような平たい花瓶に生ける。 そしてその子は言った。 お花の最後が枯れていたことはない、と。 私は枯れているといった基準すら曖昧で、もはやドライフラワーなんじゃないかといった具合まで部屋に置き続けてしまう。花瓶の水を変えようと思うとたまに水が空っぽになっていることがある。どういうことなのだろう。あまりにも

          花と花瓶

          黒いスーツの人

          かなり今日は憂鬱だった。 そしてそんな今日の終盤、帰りの駅で黒いスーツの人が近寄って来た。 あまり外で知らない人に声をかけられることなんてないもんで、驚きのあまり立ち止まってイヤホンを反射的に外してしまった。 「あー、キャッチとかではないんで」 いや、余計に怪しい。しかも黒いスーツ。怪しい。しかもジャケットとかではなく、黒いベスト、黒いスラックス、白いシャツ。 いや、いかにも怪しい。 「目が綺麗だなって思ってー」 やっぱり。 「よく言われるでしょ、目が綺麗だって」 「

          黒いスーツの人

          申し訳ない

          年々人と何か約束をするということに苦手意識を持つようになってきた。人と会うということもそうだし、お付き合いをするということもそうで。 その1番の理由が人とあまり会いたくないのです。 仕事もそうだけど、何よりも1番疲れるのが人と会っているということなのです。 そして年々人を誘うということを全くしなくなってしまいました。友達に私から誘ってくれたことないよねと言われるたびに心は痛むのだが、どうしても誘うための連絡というものを自分からできなくなってきてしまった。 それでもいま

          申し訳ない

          時間

          どうにもこうにもやりたいことをやるには時間が足りなさすぎる。日々そう思い、思うたびもやもやする。 1日24時間、私だって分かってる。 眠る時間、食べる時間、何かを聴く時間観る時間、ぼーっとする時間を削ればいくらでも時間は作れる。 でもそのどれも私には削ることができない。 そんなんじゃダメなんじゃないかと1日中絵を描いてたとかいう昔の画家のエピソードとかを聞くと思ってしまう。 でも私にはできない。 絵を描いていない時間も絵を描いている時間と同じくらい大切で、心が健康な状

          電車

          免許もなく自転車に乗るのも苦手な私の交通手段といったら電車か徒歩になってくる。 前に住んでた家からは職場まで毎回バスを使っていた。バスは本当に良くて、外の景色も人の顔も歩いている時と同じくらいに鮮明に見える。 出来ればバスを使いたいけれど、今の家から職場に向かうとなるとバスに乗ってしまったらむしろ職場から遠のいてしまう。 小田急線は割と好きな方かもしれない。 仕事帰りに席から振り向いて見る、川に沈む夕日は最高だ。 けれど朝は最悪だ。 満員電車feat.朝で大体お腹が痛

          趣味

          きっと好きなんだなと思えることは沢山あるけれど、巷でよく聞かれる「趣味は何?」という問いに言葉が詰まってしまう。 好きなことと言えば音楽も映画も、そこそこ本だって好きだ。けれど映画も本も観る時は観るけど、読まない時は全く読まない。唯一欠かさずにというものは気が付いたら音楽だった。 朝起きた瞬間に音楽をかけ(正確には多分3秒後ぐらい)、外ではずっとイヤホンをし(イヤホンの充電が切れた時は最悪、やっぱりコードのイヤホンが一番良い)、家に帰ればスピーカーに切り替え、寝る時は枕の