タイトルを付けるに難しい話

今までにも何度か話に出てきているバイト先のことをまた話そうと思う。

10月もあっという間に終わり今日から11月、来月でここで働き始めて丸3年になり、4年目を迎える。こんだけ長くいるもんだからいつかは回ってくるであろう役目がとうとう私に回ってきた。
人の下で働くということや、人と働くということ、もはや働くこと自体向いていない私が、定期的に辞めたい期は訪れるが、なんとか気持ちを持ち直して続けて来れた理由をふと思い返してみると、やはりここがとても好きだし何よりも大事な人に必要とされていること、信頼してもらえてること。外の世界で誰かにこんなにも必要としてもらえているだけで、今まで突然辞めたり1年続けば良い方だったバイトに対して、今ではちゃんと働けている自分にふと驚く。

人とあまり関わりたくない、そんな思いで接客業ではないホテルの清掃員のバイトを始めたらまさかの社内が接客業状態だったこともあったりしたな。

母親はずっと私に「あなたは絶対に接客業の方がいいよ」と言ってくれていた。
実際私は正直そんなに接客業は得意ではないけれど、母親がそう言い続けてくれたおかげで今の職場で何不自由なく人並みに接客ができているのかもしれない。
今までどこの職場でもどちらかというとあまり仕事ができない人として見られていただろう。けれどその時全くそんなこと気にもならなかったが、今この職場ではちゃんと仕事ができると思われたい。

正直外で働かずとも食べていきたいと思っているのであまり重要な仕事はやりたくないなと思ってしまう。特にこの場所では安易に辞めますとも言い難いところまでこのお店の一部になってしまった私は、特に重要な役目を任されることが怖いと思っている。けれど誰かが大変になるのをわかっていてそれを隣で指を咥えて見ていることしかできない方が居づらい気もするし、心苦しい。なんならやったほうがマシだなってことでやることにしようと思う。

今日、もう名前ですら呼んで貰えずいつもお前お前と言ってくるおじさんが「お前とが一番やりやすい」とぼそっと言ってくれた言葉を胸にしまって、もうちょっと頑張ってみよう。しんどくなった時に見返してまたもうちょっと頑張ってみようと思えるようにここに書き記させてもらいます。

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