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アラサー女がZ世代の美容師君から学んだこと。【仕事観】
こんにちは。ふきちゃんです!
私は3歳と6歳の娘を育てながらフルタイム営業職をしています。
いきなりですが、私は美容室が大嫌いです。そんな中、唯一通い続けている美容師さんについてご紹介します。
なぜ彼を推しているのか、とにかく施術が速いから!!!
なんとカット+カラー+トリートメントで1時間弱で終わります。しかも私の自宅から美容室まで車で10分なので、移動距離含めても美容室タイムが2時間以内で収まって最高です。
なぜ早く終わらせたいか?
小さい子供を育てるワーキングマザーなら分かると思うんですが、ガチで時間が無いから。休みの日は美容室なんて行かずに、自分の好きなことをしたい。美容室へ行くより、優先順位が高い娯楽はたくさんある。
でも、美容室へ行かなくなったら女性として終わりだ。
例えば同僚の独身の女性陣は、ネイルやまつエク等定期的にメンテナンスが必要な美容をあたりまえのようにしている。そんな中、白髪ボーボーのアラサー女が混じるのは恥ずかしい。
ワーキングマザーとなると、家族のためにお金も自由には使えないし、そもそも時間もない。ただビジネスマンとして最低限の身なりを整えることは必要なので、1〜2ヶ月で美容室に行くようにしていた。(昔は髪を染めずに伸ばしてアップヘアーで乗り切っていたが、白髪問題に直面してから美容室に行く頻度を減らせなくなった。)
今までその美容室タイムがめちゃくちゃ苦痛だった。カラー+カット+トリートメントを含めると、2時間はまず余裕で超える。新人の子がシャンプーだけ変わるとか、髪だけ乾かしてくれるとかなると、下手すると3時間美容室にいるんじゃないか?って時もある。一体どれだけ時間がかかるのか全く読めない。暇つぶしグッズで本を持ってはいくが、そもそもずっと座っているのも苦痛で苦しい。
美しくなりたい気持ちはあるが、ちゃっちゃと整えてくれればそれでいいのにとずっと思っていた。
その要望を叶えてくれたのが、まだ20代前半の美容師の男の子だ。
美容師業界で言うと、まだアシスタントぐらいの年齢の彼。彼の働く美容室は特殊で、スタイリスト全員が業務委託だ。
個人の売上の何割かをお店に納めれば、あとは自分の収入となる。その収入の中から、ドライヤーやシャンプーなど全て自分が購入する。その店舗にはアシスタントはおらず、全員が業務委託のスタイリストだ。
彼に、なぜ業務委託の美容室で働いてるのか?と聞いたことがある。すると彼はこう答えた。
「人の下で働くのが嫌だったんですよ。特別うまくもない先輩の下で色々言われながら働かなくても、YouTube 見ればカットやカラーの技術は練習できるし。お店でこのカラー剤使えって指示されることなく、自分の好きなカラー剤が選べて楽しいし。」
「すごいな!これが噂の Z 世代!!!」と私は感心した!
実際彼にカットとカラーをしてもらった時、若いからと言って腕が悪いとは思わなかった。美しく整えてくれるが、ぶっちゃけ技術がめちゃくちゃ秀でてるわけではない。今どきの塩顔イケメンだが、不愛想でトーク力は全くない。
しかし、驚いたのは彼の施術スピードだ!!!
愛想よくしゃべるタイプでもないので、テキパキと仕事をこなし短時間で高いクオリティの髪型を仕上げてくれる。恐らく働く時間でお給料もらっているわけではないので、たくさんのお客様をこなすためにスピードも磨いているのだろう。
また、私は彼の働く美容室のホットペッパーのアンケートで、いつもお世話になっているお礼で「とにかく速くて助かる」ということを記入したら、さらにスピードが上がっていった。無愛想な彼は何も言わないが、私のニーズを理解して、答えようとしてくれるのだろうと感じ微笑ましく思った。
きっと彼が、職場のチームワークを大切にするような愛想のいい美容師になろうとして、苦手なコミュニュケーション能力を伸ばそうとしたら、この施術のスピードは手に入らなかったと思う。
客が美容室に求めるものは様々で、おしゃべりをとにかく楽しみたい客もいれば、私のように忙しくて速さを求める客もいると思う。
それは、私の働く住宅営業とも通じていて、お客様によって求めるものが違う。このお客様には受け入れられなかったことも、別のお客様には喜んでもらえることもきっとある。
全てのお客様に受け入れてもらえるように、自分を磨いて幅を広げることも大切だが、割り切って捨てることで手に入るものもたくさんあるのかもしれない。
大嫌いな美容室から、私は大切なことを学んだ気がする。
スピードスターのZ世代の美容師君。
いつもありがとう。
私は、これからもこの無愛想な彼を応援し通い続けるだろう。
読んでくださってありがとうございました!!!
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