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緑、育ってます!富士通の工場が取り組む自然共生のはなし

こんにちは、富士通 広報note編集部です。
突然ですが、こちらの写真をご覧ください。ここはどこかの公園でしょうか?いえ、実は富士通の工場の敷地内なんです。

富士通が必要不可欠な貢献分野(マテリアリティ)として掲げる「地球環境問題の解決」の中に「自然共生(生物多様性の保全)」があります。ネイチャーポジティブの達成に向け、サプライチェーンを含む自社の企業活動の領域において、生物多様性への負の影響を低減し、正の影響を増やす活動を実施しています。
 
また、富士通では、地域社会などのステークホルダーとの共働・共創を通して社会課題への共感性を高めるコミュニティ活動を推進しています。2025年度の目標として、コミュニティ活動に対する社員のマインドセットの変革や組織風土の醸成、および社会へのインパクト創出を掲げ、従業員数の20%がコミュニティ活動に参加することを目指しています。
 
今回は、これらの活動の一環として、富士通が工場で取り組む地域の環境保全活動を紹介します!


富士通の環境保全活動の原点

富士通の環境活動の歴史は古く、1938年に竣工された川崎工場(現在のFujitsu Technology Park)の建設方針として、「外観が工場工場せざる」「構内は公園式にすること」などを提唱したことに始まります。

竣工直後の自然豊かな川崎工場(現在のFujitsu Technology Park)

このような環境へ取り組むDNAを受け継ぐ現在の各工場でも、工場内緑化や生物多様性の保全活動を進めており、季節ごとに花や木々が色づいています。

とうがらし栽培!?那須工場

主に通信機器の製造拠点でもある栃木県にある那須工場、近年ではローカル5Gの検証環境も用意されています。
2024年6月24日、那須工場は「地域環境保全功労者表彰」環境省より受賞しました。こちらは地域環境保全の推進のため、多年にわたり、顕著な功績のあった個人や団体を表彰するものです。

那須工場は、環境マネジメントシステムに関する国際規格であるISO14001の認証をいち早く取得するなど、工場内の環境保全対策を徹底するとともに、長年、地域の清掃活動や植林活動を通じて栃木県の環境保全にも貢献していることが評価されました。

6月24日の受賞の様子(左 富士通 那須工場長、右 栃木県 環境森林部長)

那須工場では、工場内の植栽などの緑化活動や木々や花々などの自然環境を活用した従業員家族との交流、また、工場周辺の清掃などを積極的に行っています。

那須工場の敷地内の遊歩道の植栽や木々の様子
2023年春に従業員の家族を招いて実施した「Family Day」の様子
遊歩道の植栽、満開の桜の下で花見などを楽しみました。

また、那須工場の敷地内では、工場が所在する大田原市の名産であるとうがらしを栽培しています!こちらは一味に加工して来訪される方への手土産などにしています。
今年も6月中頃に30度を超える猛暑の中、暑さに負けない辛さのとうがらしの植栽を行いました。秋頃には、名物の「那須工場特製とうがらし」が収穫できる予定です。

とうがらし植栽の様子

お茶摘みもできます!沼津工場

静岡県にある沼津工場は、大型コンピュータの製造拠点として1976年に操業を開始しました。現在では、富士通のコンピュータ事業と日本のコンピュータ業界の発展に大きく貢献した故池田敏雄の記念館、富士通の歴史を学べる富士通アーカイブズやDNA館を併設しています。

沼津工場は、富士山の近く、愛鷹山のふもとに位置し、工場開設時より現在まで自然環境を継続維持しています。その豊かな自然環境から、2018年に、民間の事業者が所有する緑地(300㎡以上)の優良な保全、創出活動を認定する制度であるSEGES(シージェス)「そだてる緑」の最上位ランク「緑の殿堂(Green Legacy)」の認定を受けました。また、生物多様性の保全活動や情報発信を行う企業などが市に登録し、その取り組みを市がPRすることで連携を図り、生物多様性への理解促進や沼津市の生物多様性を保全していくことを目的としたぬまづ生物多様性保全活動賛同団体の登録も受けています。さらには、緑化活動の推進、緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった団体などについて内閣総理大臣が表彰を行う令和5年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。

沼津工場の遊歩道

工場敷地の80%を占める広大な緑地にはキジ鹿、ビオトープには静岡県では準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルが生息し、生物多様性の保全へ貢献しています。昨年、それらの取り組みが評価され、「民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域として、30by30(サーティーバイサーティー)「自然共生サイト」にも認定されました。工場敷地内の緑地のほぼ全体を一般開放しており、桜の季節はもちろんのこと、新緑、紅葉の季節には地域住民の方にピクニックや散策をお楽しみいただいています。また近隣小学校、幼稚園には自然体験、農作物の作付け体験など学びの場を提供し、地域社会に貢献しています。

左: 準絶滅危惧種のモリアオガエル 中:デート中のキジカップル 右:散歩する鹿の家族
近隣幼稚園による自然体験

沼津工場の敷地内では、茶畑があり、お茶摘みができます!採れたお茶はお客様や社員食堂への提供、および従業員への販売を行っています。例年、5月には「茶摘みフェスティバル」を開催しており、近隣住民や従業員の家族が来場し、新茶の収穫体験をお楽しみいただいています。

茶摘みフェスティバルの様子


カルガモの親子も来訪!小山工場

那須工場と同じく栃木県にある通信機器の製造拠点の小山工場では、生きものが暮らす池となるビオトープを設置しており、毎年春には美しいキショウブの花が従業員の目を楽しませています。ビオトープは工場で出る排水をろ過処理した後、下水に放流する前の最終チェック機能も兼ね備えています。また小山市自然共生課主催の渡良瀬遊水地における外来植物(ヤナギ・セイタカアワダチソウ)除去作戦やクリーン作戦に毎年ボランティア参加しており、『令和5年度 小山市渡良瀬遊水地湿地保全サポート団体』として、小山市長から感謝状をいただきました。

カルガモの親子


敷地内のビオトープ


外来植物除去作戦のようす

今後も、富士通は環境保全の活動を通じて、地域とのつながりを強化していくとともに、サステナブルな社会実現に向け、地球環境問題の解決へ貢献していきます!

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