国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY2日本語版
今月から数ヶ月にわたり、国際マウンテンランニング連盟への寄稿を行う。その第2回目の記事が公開された。web記事は英語(今回も英訳したものを友人に添削してもらいました感謝感謝)なので、原文記事をここに掲載する。
前回もだが、翻訳する過程で表現が変わったり割愛したり追加したりとものすごく良い経験をさせてもらっている。僕の拙い文章を添削してくれる友人の努力に応える意味でも回を重ねるごとに読み応えのあるものを書く力をつけたい。
STORY1
寄稿原文
日本語原文
「僕は運動ができない」
これが僕の原点だ。これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそも運動がともかく苦手で、体育のある日は謎の頭痛や腹痛になってしまう典型的な運動嫌いであった。
そんな僕にも運動が好きになる転機がある。
僕の最初の転機は中学3年生。
毎年秋に「強歩大会(いわゆるマラソン大会)」があって、過去2年は3学年合わせて後ろから何番目か。でも、卒業まで体育が何一つ出来ないのが嫌で強歩大会の前1ヶ月、ほぼ毎日少しずつだが走った。そうしたら、3年の強歩大会では真ん中くらいの順位でフィニッシュ出来た(順位はうろ覚え)。苦手なものでも取り組めば変わる、そんな当たり前の事に気がつかされた。
もう1つの転機。
2006年「おんたけスカイレース」出場。
スカイレースワールドシリーズに含まれていたこともあり、200名くらいの選手に対し欧米から20名程参戦しており、彼らの走りには圧倒された。このレースでトレランに魅せられ、勝負をするには世界に出て行くことだと感じる。以降、僕は各国の大会を転戦する。自分なりにベストを尽くしているが、僕が山を走り始めたのは27歳と間違いなく遅い。
ある程度成長してからスポーツを本格的に取り組んだとしてもベースとなる運動経験の不足。経験値の少なさからくる対応力の低さ。色々な事に小さい頃から取り組むからこそセンスは磨かれる。そういったものが僕にはことごとく欠けている。なんせ、真面目に取り組み始めたのが20代に入ってから。運動神経も大して良くない僕がどうにかそれなりにやれているのは無いものだらけの自分だという事は知っているから。そもそもの選択肢が少ないのだ。取捨選択の中から自分が夢中になれ、勝つチャンスがあるものに出会えた僕はラッキーだ。
もし子どもたちに豊かな未来を残したいと思うのであれば、スポーツに限らず小さい頃からたくさんの経験をさせてあげるべきだ。色々な所へ行ったり、たくさんの人とふれあうのもいい。ともかく多様な経験をしておくことが財産となり、その後の選択肢につながると考えている。その意味でマウンテンランニングは自然にふれあい、かつスポーツも楽しめるので素晴らしい経験になる。
僕自身の経験を振り返ってみて、子供のうちからスポーツ体験をすることで可能性を広げてあげたいという思いとともに、僕には子供たちに伝えたいことがある。
・チャレンジをするのに何歳からでも遅くはないこと、
・速く走ることや長く走ることだけが価値あることではなく楽しみは多様であることの大切さ
・好奇心を大切になんでも楽しむ
ことだ。
運動が子供の頃から苦手でそれでもチャンスを掴めた僕だからこそ、子供達に幼少期に運動をする大切さを伝えことへの思い入れが人一倍あるし、僕が得たノウハウや考え方は子供たちに積極的に伝えていきたい。そんな思いをもって、国内では「ジュニアトレイルラン」と題して毎年各地で大会を主催し、またジュニア向けのトレーニングも行い次世代育成と普及啓発活動に力を注いでいる。取り組みの詳しくは次回以降に触れていくが、10年以上継続しており、参加者は延1万人を超えた。
余談だが、昨年から日本でもCOVID19の流行でレースの開催が困難な日々が続いている。感染状況と睨めっこの日々ではあるが、各種対策を徹底していること、会場地域との信頼関係、レースを年代ごとに分けているため人数規模のことロールをしやすいなどの理由で昨年から今年にかけて比較的コンスタントに大会開催が出来ている。
ジュニアに対してどんなことを伝え、どんな取り組みをしているのかに加え文字数が許せば、どのような方式で開催をしているかなど今後はそんな話も何回かに分けしてみたい。
STORY3に続く
*補足:レース画像は別のものです。古いレースって手元に画像が残ってなかったり、解像度が荒かったり。思い出はいろんな形で残したい。
【今後の予定】
6/20(日)ジュニアトレイルランニングスクール〜逗子のローカルトレイルを走ろう〜
9/26(日)第6回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
10/17(日)第13回TOKYO Jr TRAILRUN兼-U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
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