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富士山からのおすそわけ・・・"それは自分だけが知っている"という、心密かな楽しみ


栗の木の手彫りのマグカップ


ネットショップへ新しい作品の公開をしました。
縁のあった丸太から、素材としての活用へ耐えうる部材を丹念に選り分け
切り出し、それを手彫りでコツコツコツコツと手塩に掛け、マグカップへと
仕立てたものです。


クルミの木の手彫りのマグカップ


丸太ひとつ。それを切る機会のある方は果たしてどのくらい居られるのでしょう。

縁あった丸太。
この木が欲しい!と声を上げるのではなく、お世話になっている方のところへ
伺い、そのときに有る丸太を譲って頂き、それを車に積んで解体をする。


クリスマスツリーの木(モミの木)の手彫りのマグカップ


果樹以外の木は、そのほとんどは富士山からの木です。

たとえば胡桃の木が一本。たった一本の丸太の中にも、さまざまな木の模様。
木の表情があります。たった一本の丸太から生まれたマグカップでも
それゆえに、さまざまな模様・色が表れてきます。これが当たり前。
あらかじめ木工品等の材料として整えられた材ではなく
富士山から切り出された野趣溢れる丸太を素材にしているからこそ味わえる
これが私のマグカップならではの醍醐味です。

同じ胡桃の木から生まれたマグカップが手元に並んでいても、あれは茶色1色。
こっちのは、ほう、こんな色がここに出ている、ふむふむ。あっちのは、随分と
木目がくっきりと出ているじゃないか、ということは常のこと。そうですね
同じ親から生まれた兄妹でも、それぞれに違いがある、それとまるで同じこと。
これが当たり前です、自然のものなのですから。

さて、ネットショップ。
写真をあえて少なくしています。
なぜなら、いざお手元へと届いた時に、その品物をためつすがめつご覧になられた時に初めて
"わぁ、こんな味わいを持つものだったのか~♪" と、
大切なお宝と引き換えに当方の作品をお手元へと望んで下さった方だけにしか
知る由の無い、その品物の[唯一無二の味わい]を見つけて、心密かに心ゆくまで
思う存分に楽しんで頂きたいと、そう願っているからです。

その方だけへの[私の作品をご購入下さりどうもありがとうございます]の
せめてもの、🎁スペシャル特典🎁として。

自然素材の食器を使う、その楽しみはこの点にこそ、あるのでは無いかな~♪ と
思いつつ、作品の発信をしています。