見出し画像

好き・得意を使った宿題

英語は好きと繋げるのが上達の最短コースです。
なぜなら、好きを活かすことは、学習効率が上がると言われるAGESモデルの上位3条件を満たすからです。

NeuroLeadership Instituteというリーダーシップに関する研究機関が以下に記述する「AGES」というモデルを提唱しています。
これら4つの条件を満たすことで、学習効率が上がるとされています。

  1. Attention(集中):注意を分散させず、一つに集中する

  2. Generation(生成):新しい知識と以前からの知識をつなげる

  3. Emotion(感情):感情を巻き込む

  4. Spacing(間隔):時間を空けての復習

好きなことがあるお子さんって本当にラッキーですね!

マイガールズ(生徒さん)のAさんはイラストを描くことが大好きで、かつその能力が素晴らしく、彼女はレッスン終わりに彼女の作品を紹介してくれます。私は彼女の作品のファンです!
(すでに他のファンがいるので、残念ながらファン1号ではないけれど…笑)

彼女の目標は、自分の書いた漫画を英語に翻訳することなのです。
では、彼女の「好き・得意」を使った宿題の一部をご紹介します。

■上半分は、彼女が使っている教科書の中から、彼女の作品に使えそうなフレーズや、学校で習っている重要文法が入ったところを抜き出しています。

■下半分は、彼女のキャラクターたちの性格や状況から、キャラクターたちに同じ文法を使ったフレーズを言ってもらい、それを英訳してもらうのが宿題です。

これをAGESモデルに当てはめると;

  1. Attention(集中): 好きなことだと注意の分散が抑制される。

  2. Generation(生成): 興味のある日本語が英語とつながる

  3. Emotion(感情): 自分のキャラが話すので感情移入しやすい

  4. Spacing(間隔): 感覚を空けて、私が彼女に復習を出す

周りには驚かれることもある宿題の作り込みです。(笑)
正直なところ、これを作るのには時間がかかります。キャラを尊重したいので、彼らならどういうことを考えていて、どういうことを発言しそうか、またキャラ同士の関係性などを考慮に入れなくてはなりません。

Aさんがキャラ紹介をしてくれる時には、私は楽しみながらもかなりメモをとっています。

興味関心が強いお子さんに英語を教えるのは、教える側としてもやりがいを感じますし、彼らの話を聞くだけでも世界が広がります。マイクラやその都市伝説のことなんて知りませんでしたもんね。

Aさん、いつもいろいろ教えてくれて有り難う✨
あなたとのレッスンはいつもとっても楽しいです!レッスンや宿題の作り込みの準備にはめちゃ時間かかるけどな!(爆)

これからも宜しくね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?