正月やクリスマスを家でのんびり過ごすことが幸せだと思えるようになった30代
10代や20代の私は、お正月やクリスマスに実家で過ごすことは敗北を意味した。一緒にいる友達や恋人がいない象徴のような気がしていて。お正月に何もすることがなく、かるたなどのゲームをすることも、敗北感極まりなかった。
いつしか、正月もクリスマスも関係なしに仕事のシフトに追われるようになっていった。販売で働いていた時は、実家に戻ることもできず、家族が旅行に来てくれたくらい、まるで休みがなかった。それに対して何も思わなかった。
ライターとして独立し、締め切りに追われるようになった