選択

人生は全て選択とも言うが、なんとも難しいことだと思うことはないだろうか。

例えば、どっちに行っても不幸にはならなそうな道。不幸にはならないけど、大きく自分を分けることにもなりそうな道。
例えば、一見右の方が常識的には良さそうな道。常識的には左はやめておきなよ、自己犠牲になるという道。

超有名小学校に入学した子どもが、そのまま賢くなるとは限らないのと同じように、どの道も確実な未来を保証されているわけではないから難しい。

人生はそんなものよ、と一言で言って仕舞えばそうなんだが、その選択をしなければならない張本人にとっては、なんとも辛いことなのだ。

またこんなこともある。

自分が右に行くぞ！と思っていたら、他人が先に右に行ってしまった。ここで私も右に行ったらあることのバランスが崩壊するかもしれないし、しないかもしれない。

そんなこと気にせず、今、自分のことを気にしろと言うのが今の風潮だ。私もずっとそう思っていた。でも歳を重ねるにつれ、自分と同じように大切だと思うものや人が増えていき、簡単に選択できなくもなっている。

ここでキッパリ選択できる子が、うまく生きていけるんだろうな〜と昔は思っていたけど、キッパリと選択できていた友達だって、その選択した先に大事件が起きていたこともあった。

何が正しいか、何が幸せになれるかなんてわからない。だから苦しいし悩む。けど、どの道に行ってもその選択肢をしたことに後悔はしないと思えるくらい、覚悟を決めてその道に進めたら、なんとかなるのではないかと思っている。