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見たくない現実は、だいたい人が言ってくれる。

直視したくない悩み事なんて、誰しもあるであろう。
なんでだろう、どうしてだろうと悩んでは見るものの
「こうであろう」には向き合いたくない。

でもその「こうであろう」はだいたい他人が持ってきてくれる。
悪気もなく、傷つくとも思わず
「それってさ〜。こうじゃない?」といわれたシンプルなコメントは
傷口が痛かったことに気づかせてくれる。
あぁ。そういや怪我したんだった。
気づきたくなかったよ。と独り言でも言ってしまいそうだ。

さぁ向き合わなければならなくなったら
どうすればいいのか。
気づいてしまった以上はもうこの傷口を無視することはできないのだ。

気づきたくなかった、でも気づかなければ前へ進めなかった。
人間は、そんな毎日を過ごさないと生きていけないらしい。

傷つきたくないから、何もしたくない。
けど傷つかないと前へは進めない。
前に進む必要があるのか。
でも前に進んだ時の喜びを知っている。

そんなことを
ぐるぐる、ぐちぐちと言いながら
否が応でも、這ってでも生きているのが私たち。

そう思いながらとりあえず
私を傷つけることはない仕事を黙々とやることで
少し先延ばしにしてしまっている自分もいる。
いくつになっても、傷には弱い。

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