見出し画像

2022.10.30 サイクリングしまなみ2022

参加申し込み

1度目の抽選

 今年春から愛媛に住むことになり、このイベントの存在を知った。普段はサイクリングイベントには出ようとは思わないのだが、高速道路を合法的に自転車で走れる機会はないので出てみようと思った。
 コロナ禍でイベントの中止が相次いでいたので今年も中止か…?とは心配に思ったが、とりあえず申し込むことに。当初は今治→尾道の片道コースで申し込んだ。

 しかし… 一度目の抽選は落選。

2度目の抽選

 第2希望がFコース(今治→生口島→今治)だったので再抽選となった。その抽選結果を待っていると当選。このコースでの参加が確定した。

準備

移動手段の確保

 当日は松山から今治まで朝早く移動する必要がある。移動手段としては以下の通り。

  • 自転車で走る(40km)→もちろん却下

  • JRで移動→当日朝は輪行袋を持った人が多く積み残しが生じ、電車に乗ることができない可能性を考え、これも却下

  • レンタカー→会場の駐車場に停める場合、駐車許可証が必要なため却下(参加申し込み時にチェックを入れる必要があった)

  • 移動サービス利用
     JR臨時列車を使ったもの(松山駅~今治駅)、貸し切りバスを使ったもの(愛媛県庁~大会スタート地点)の2つがあった。前者は安価(往復2000円:JR普通運賃と同程度)で自転車をそのまま載せられるという利点はあったのだが、申し込みを忘れており満席になっていた。
     そこで貸し切りバスを申し込むことに。トラックでの自転車輸送サービス付きで松山~今治間4000円だった。JR特急が1500円ほどなのを考えると高く、自転車は自分で段ボール箱に入れなければならない手間があるが、確実に朝、スタート地点まで移動できるという面ではこれ一択だった。

事前準備

 10月7日に参加ゼッケン引換券が到着。

 出場する際は自転車店で点検に出すこととなっている。今回参加する予定の自転車は走行距離3万kmオーバーのかなり老朽化が激しい車体だったが、参加可能との判断。ヘッドパーツはいずれ交換が必要との話だったが、急ハンドルなど危険な運転をしなければ現状は問題ない。
 ワイヤーの交換も行い、準備を済ませた。ホイールのフリー不調があったので予備のホイールで参戦することに。

前日受付

 前日は松山会場で受付をした。愛媛県庁が会場になっていて、ここでゼッケンの受け取りや手荷物の預け入れを行える。

 今回は自転車輸送サービス付きのバス(松山→今治)を予約していたので、ここで自転車も預けてしまう。大きな段ボールに前輪を外した自転車を入れるシステム。フレームサイズが大きいのでサドルも下げて入れた。

 帰りに道後のカフェに寄り道。松山で前泊する人が多いためか、歩いていてもロードバイクを多く見かけた。

当日

今治への移動

 朝3時40分起床、歩いて愛媛県庁に向かう。朝5時過ぎに愛媛県庁に集合し、伊予鉄の貸し切りバスに乗り込む。

 国道196号を進み今治へ。久しぶりにこんなに早起きした。

スタートまで

 午前6時40分に今治(四国西濃運輸今治支店)に到着。ここで自転車を受け取る。

 自転車はとんでもない台数。サイクリングイベントに出るのも3年ぶり(コロナ禍のため)で、この賑わいに懐かしさも感じる。BROOKSサドルとチタンフレームという仕様で、他の参加者からは「20代の若い人が乗っているとは思わなかった」と言われた。

 トイレの混雑は見たことないほど。7000人という参加者数には複数箇所あるとはいえ、仮設トイレが足りない。仮設トイレは工事現場にあるような和式のものだったが、しばらくたつと水が足りず流れないものもあったらしい。

 少し離れたトイレに行く。

 いよいよスタートが近づいてくる。今治ICまで徒歩で自転車を押して移動。

 この日は石川県のショップのジャージで参戦。

 仮設トイレは小規模なものが何か所か、今治ICまでの間に設置されていた。

高速道路へ:今治IC~瀬戸田PA

 自転車で高速道路(E76西瀬戸自動車道)へ。「高速入口」の標識が目の前にある違和感。

 スタートを待つ。「この先入口 自動発券」

 ここからはGoProの切り抜き。今治ICの一般レーンを通過。

 ここから高速道路本線。現在、今治IC~今治湯ノ浦ICの間の区間が建設中で、しまなみ海道・今治小松自動車道は西条(松山道)方面には繋がっていない。

 59.2kp。キロポストの標識。

 制限速度は70km/h表示のまま。実際は15~20km/h程度で流れていた。

 E76「どんぐり」標識。

 ワイヤロープが設置されていた。この至近距離で見ることができるのもこのイベントだけ。

 来島海峡PAまで2.3km。

 1つ目のトンネル、近見山トンネル(1140m)へ。高速道路のトンネル照明がとても明るいことに気づく。

 来島海峡PAには入れない。

 「しまなみ海道」石碑。

 来島海峡大橋へ。左に見えるのはサイクリングロード。

 暫定2車線が主体のしまなみ海道も、橋の上だけは4車線。橋を拡張するとなると高価なため、初めから4車線分造ってしまうというのは合理的な考え方だと思う。
 ここで遅い自転車を一気に追い抜く。久々にグラベルロードに履かせた700×32Cタイヤで軽快な走りを楽しむ。

 橋が終わって車線減少。

 大島南ICまで1km。吉海トンネルに入る。

 上りでは速度が下がり、混む傾向にあるのは実際の高速道路と変わらない。

 「確認基点」車間距離の確認。

 追い越し車線があった。ここで追い抜く。

 この辺りの観光バスが停まっている。

 地元の方が手を振ってくれた。

 せとうちバス車両。

 トンネル内点灯。

 宮窪トンネル。

 大島から伯方島へ、「伯方・大島大橋」を渡る。

 伯方島IC。

 大三島橋を通る。4車線化用地は自転車レーンになっている。

 大三島IC。

 多々羅大橋を渡る。

 広島県尾道市へ。

 第1エイドステーションの瀬戸田PAへ。

 ここも混雑していてトイレになかなか入れない。ドリンクコーナーで飲み物をもらう。

 「じてんしゃはいるな」と書いてあるが今日に限っては走ることができる。

~瀬戸田サンセットビーチ

 再び高速本線へ。

 生口島南ICで高速道路を出る。

 今治からの普通車料金、3,560円。

 高速道路を出て右折。

 国道317号へ。

 多々羅大橋の下をくぐる。

 自転車の通行を考慮し、路肩が拡幅されている。

 第2エイド、瀬戸田サンセットビーチへ。

 鯛めしとレモンケーキ。瀬戸内海らしいメニューだった。レモンケーキには余ったそうで、もう1個もらうことができた。

 砂浜が綺麗。

~多々羅しまなみ公園~伯方S・Cパーク

 街中を走っていく。狭くて自転車では走りにくいがブルーラインに沿って1列で進む。

 瀬戸田観光案内所前。

 生口橋が見えてきた。

 橋の下をくぐる。

 

 Gコースはここで左折しゆめしま海道へ。Fコースは直進、一気に自転車が減っていく。

 車も少なくなりのどかな風景。

 4年前に泊まった宿の前を通過。大人数のグループライドで今治から尾道を1泊2日で目指した。楽しかったな…

 生口島南ICを通過。往路ではここでしまなみ海道を下りた。

 多々羅大橋の前で写真を撮る。

 多々羅大橋を渡る。復路は高速道路本線ではなくサイクリングロードで渡っていく。

 自転車道の無料化協賛企業の看板がある。

 広島県から愛媛県へ。

 通過チェック。ゼッケンに付けられたICチップを認識し、通過しているかしていないかのチェックをしている。

 MAVICサポートカー。

 道の駅多々羅しまなみ公園。

 多々羅大橋が見える。ここでコーヒーを飲みながら景色を眺める。

 大三島を走行。

 次は大三島橋へ。4車線化の用地が自転車専用道路。

 伯方島に上陸。

 道の駅伯方S・Cパークへ。

 ここではみかんジュースと羊羹、そしてゼリーが提供された。

 地元の高校生による和太鼓の実演もあった。

 関門時間、15時半。この時点では14時20分だったので余裕はありそうだが、今後の混雑次第ではギリギリになるのかも、と考えていた。

 タイヤを挟み込むスタンドはあるのだが、グラベルロードの32Cタイヤでは入らない。ほとんどの参加者がロードバイクで、タイヤ幅は25C程度のものが多かったので仕方のない話ではあるが。タイヤ幅が太くなり始めたのも最近なので、なかなか対応させるのは難しい。

~よしうみバラ公園

 次は伯方・大島大橋へ。

 ここも4車線化用地が自転車道になっている。

 橋が終わり、大島へ。

 下から橋の写真を撮影。

 愛媛県道49号へ。大島の西側に来るのは初めて。

 ややアップダウンのある道。

 本日の行程で最も急な坂。10%程度の坂で、押して歩く人も多い。最小ギア比0.88 (30T×34T) という急坂対応の自転車に乗っているので、降りずに登っていく。

 峠の最高点。標高は100mほど。道幅の狭さもあり、実際以上に標高も高く感じた。

 下りも急だった。一気に標高0mへ。

 漁村集落の中を進む。瀬戸内海らしい景色を走る。

 「よしうみバラ公園」へ。ここではじゃこ天と焼豚が用意されていた。

~今治市街

 休憩を終えて走り始める。

 吉海町椋名付近にて。

 前方にはこれから渡る来島海峡大橋。

 橋へのアプローチ。紅葉も始まりつつあった。

 夕暮れはもう近い。

 馬島にはいったことがないので、いつか行きたい。

 四国へ上陸。ループ橋で高度を下げていく。

 細い路地もコースに含まれている。主要道路を避けるように今治の市街地へ。

 今治の市街地に戻ってきた。

 ここがゴール地点となる。無事に110km走り切った。

 ゴール後は商店街を通過し、フィニッシュイベント会場へ。

フィニッシュ会場~松山に帰るまで

 「バリィさん」を発見。コロナ対策で触ることは禁止されていた。

 ゴール地点での食事。あんパンと今治焼豚玉子飯。

 ちょうど日没時間。この辺りでイベントは終了。

 今治からJR特急で輪行しようと、駅に向かう。乗れるかどうか不安なので早めに。

 前方に見えるのは愛媛県で最も高層のビル、「今治国際ホテル」。松山ではなく今治にあるのが意外。

 今治駅前で輪行袋に入れる。同じような人が何人もいる。

 「特急しおかぜ・いしづち」で松山へ。

 同じ車両に10台ほどの自転車を載せることに成功。8600系電車だったのでできたことだと思う。デッキが狭く座席の多い8000系ではとても不可能。

 19時半に松山駅に到着。ぜひ2年後も参加したいが、その頃も愛媛に住んでいるだろうか…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?