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【最強ヘビロテ飯】アフリカで一人暮らししてる男の料理なんて、こんなもんって話。

こんにちは。
JICA海外協力隊として、アフリカのルワンダで活動しているTakumaです。

まずは、僕のnoteを読みに来ていただき、ありがとうございます。

本記事では、僕が普段家で自炊している料理を紹介します。ぜひ最後まで読んでいってください(^^)
 

▶ はじめに

本記事は、ルワンダのJICA関係者間で運営されているブログの記事を再編集したものです。ルワンダ隊員は、順々に依頼された内容の記事を書いていくという物なのですが、その中で僕の順番が回ってきた時に提供した記事を、せっかくなので僕個人のnoteでも発信したいと思い、転載することにしました。

本来は「任地のおすすめレストランの紹介」という執筆依頼だったのですが、誠に残念なことに、僕の任地にはそんなサクッと行ける場所にレストランと言えるレストランがありません。そのため、今回は苦肉の策として、僕自身の手料理を紹介するという、恐らく誰も得することのない記事を書くに至りました。

では、早速数ある僕の料理レパートリーの中のから、アレやコレを紹介していきたいところなのですが、ここで皆さんに残念な真実をお伝えしておかなければなりません。

それは、「僕が現在作っている料理は、一品しかない」ということです。

これはつまり、僕は基本的に「毎日同じものしか食べていない」という、衝撃の事実を意味します。

なぜ僕がそのような暴挙に出たのか…まずは、その背景から説明させてください。

「いや、いいから早く本題の料理の話しろよ」と言われそうですが、少し待ってください。


【僕が一品しか料理をしない理由】

皆さんは、「意思力」「決定力」という言葉を聞いたことがありますか?

人間は、古今東西、毎日何かを判断し、決定しなければならない場面に数多く直面してきました。そのような場面で必要になる力こそ、「意思力」や「決定力」と呼ばれる力です。実際は、他にも異なる呼び方がいくつかあると思いますが、以降はこの2つの力をまとめて「意思決定力」と呼称します。

最近の研究によると、人間は「判断」をするとき、この意思決定力を消費するのだそうです。そして意思決定力は、体力や精神力のように、使えば使うほど弱まっていくものなのだそうです。つまり、極論を言うと、1日の中で判断できる回数には限界があるということです。

これは、脳の構造上仕方のないことです。連続して色々な決断を迫られた場合、脳は疲れて冴えなくなり、判断が鈍くなっていきます。そのため、意思決定力というエネルギーは、「本当に重要である事」に使った方が良い、ということは理解できますよね。

しかし、「意思決定」というのは、薄い紙を一枚一枚重ねていくように、毎日無意識のうちに沢山行っているものなのです。その小さな積み重ねの度に、意思決定力は弱まっていきます。


例えば、「今日何着ようかな?」と考えるのにも、多大な意思決定力を消費します。

皆さんは、アップルの創始者スティーブ・ジョブズを知っていますか?

彼の服装を思い浮かべてみてください。

…はい、皆さんが今思い浮かべたジョブズは、どんな服装をしていますか?
この質問をすると、「黒トップスにジーンズ」という姿を思い浮かべる人が非常に多いそうです。なぜなら、彼は実際いつもこの服装をしていたからです。嘘だと思ったらGoogleで「スティーブ・ジョブズ」と画像検索してみてください。この服装の彼ばかりが出てきます。

”マイナスの美学” をもつ彼


彼の例では、着る服を事前に決定し固定しておくことによって、毎日何を着るのか判断する必要がないため、余計な意思決定力を消費しなくて済むというわけです。彼は、「服を選ぶ」という判断を捨てることで、iPhoneやiPadといった先進的なプロダクトの開発に意思決定力を向けようとしていたのですね。


さて、ここまで説明すれば、僕が何を言いたいのか概ね察しが付いたのではないかと思います。

そうです、僕が一品しか料理を作らない理由…

それは

「今日何作ろうかな?」と考えるのに、余計な意思決定力を消費しないようにするためなのです!!


…はい、ここまでは僕が一品しか料理を作らないことの言い訳理由を説明してきましたが、ごくごく簡単に表現するならば、これは「色々考えるのが面倒だから」と言い換えることも可能です。


▶ 続きまして

では、ここからは、いよいよ実際の料理の話をしていきます。

僕が普段自分で作る料理は、野菜中心です。

というか、野菜のみです。

肉は食べません。

小麦粉も食べません。

つまり、パンや麺も食べません。

極めつけは、米すら食べません。


あ、誤解のないよう先に述べておくと、僕は別にベジタリアンではありません。

では、なぜ僕がそのような暴挙に出たのか…次にその背景を説明させてください。

「いや、そーゆーのいいから、早く具体的な料理の話にいけよ」と言われそうですが、ほんとにもう少しだけ待ってください。


【僕が野菜しか食べない理由】

最近の研究では、身体に害をもたらす食べ物として「白い三つの悪魔」と呼ばれる食材があるのをご存じでしょうか?それは、精製された「白い砂糖、白い小麦粉、白米」の三つです。

砂糖はともかく、まさかの主食たりえる小麦粉や白米ですら、実は「悪魔」と呼ばれるに値する悪い顔を隠し持っているというのです。

嘘だろ…?と言いたい気持ちは分かります。「日本人なら三食白米上等」と考えている方も少なくないと思います。でも、それは実は身体にダメージを与える行為らしいですよ?

まぁこれは僕が言っているわけじゃなくて、科学者が研究の末に提唱していることなので、詳しく知りたい方はググってください。もしくは、書籍であれば「40歳からは食べてはいけない病気になる食べもの」という本に詳しく書かれています。


簡単に説明すると、この三つの悪魔の正体は「炭水化物」。炭水化物には、ざっくり分けると「良い炭水化物」と「悪い炭水化物」があり、上記の三つは当然「悪い炭水化物」ということになります。
何が悪いのかというと、非常に食べやすいのに栄養素はほとんどなく、それでいて血糖値を急上昇させることで身体にダメージを蓄積させ、生活習慣病を引き起こす。また、みんな大好き小麦粉なんかは、グルテンを多く含み、お腹の調子を狂わせやすく、しかも依存性があるときたもんです。

まぁ信じるか信じないかは、あなた次第です。ここでは敢えて、これらの食材の否定的な記述しかしていません。しかし、これらの食材を食べることを全否定したいわけではありません。小麦粉が身体に悪いなんて言われても、お好み焼きやラーメンが超絶美味いのは事実ですから。いろんな考え方があって良いと思います。最終的には自己判断です。


さて、ここまで説明すれば、僕が何を言いたいのか概ね察しが付いたのではないかと思います。

そうです、僕が普段野菜のみしか食べない理由…

それは

身体に良い食生活を心がけ、健康なルワンダライフを楽しむためなのです!!


…はい、ここまでは僕が野菜しか食べないことの言い訳理由を説明してきましたが、ごくごく簡単に表現するならば、これは「自分の任地だと手に入る物に限界があるから、それらしい理由を見繕って自分を納得させるため」と言い換えることも可能です。


▶ 最後に

さて、では本当に、ここからは実際の料理の話をしていきます。

この一品以外の選択肢を排除した上で、普通ならスター選手たりえる肉や米を戦力外通告した、僕の料理のスタメンとなるラインナップは、次の通りです!

キャベツ

玉ねぎ

人参

トマト

gusa。
(「だけ」という意味のキニアルワンダ語)

我がチームのスタメン


まぁそこに控え選手として、時にはニンニク、生姜、アボカド、卵などが加わり、微妙にチームカラーが変わることはあります。しかし、ベースは同じです。


気になる料理の手順は、もはや説明するまでもありません。

切る

炒める

gusa。
(「だけ」という意味のキニアルワンダ語)

チームカラーは茶系


まぁ強いて言えば、味付けに「MAGGI STAR」のブイヨンキューブを1個入れるくらいですかね。

仮にそれで味付けが足りなければ、塩・コショウで調整します。

スター選手「MAGGI STAR」


以上。

さて、本題である実際の料理の説明は一瞬で終わりました。


【実際の食生活】

僕が現在、任地の自宅で食べている物は、だいたい「この料理」か「シリアル」かの2択です。

あ、あとは単品でバナナも食べますね。

バナナは、皮を剥くことで中身をそのまま生で食べることができる「最強の時短ご飯」、「いつでも側にいてくれる奴」、「心に希望を与える救世主」、「神から授けられし至高の果実」と呼ばれています(僕から)。

実際バナナには、幸せホルモン「セロトニン」の材料となる「トリプトファン」が多く含まれます。つまり、困った時はとりあえずバナナを食っておけば幸せになれるということです。


まぁでも本記事の内容は「任地の」しかも「家で」食べる物、という限定された条件での話です。学校がある日は、給食にありつくことができるので、当然(そんなに望んではいないけど)大盛りで米もウガリも食べます。
また、任地の村を離れて別の地域に行った際には、何の躊躇もなくレストランで美味しいご飯を食べます。ハンバーガーとか平気で食べます。むしろ嬉々として食べます。

今回は、あくまで任地で実際に僕が「自分で料理をして食べている物の紹介」ということで、極端な例になりましたが、本記事を読んで「私もその領域に踏み込んでみたい!」という、全てを肯定する底抜けに前向きな感想を抱いた方は、ぜひ御家庭で真似してみてください。


最後に、この料理を実際に作っている動画をYouTubeにアップしたので、そちらを載せておきます。良かったら、観てみてください!




貴重なお時間を使ってここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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