Takuma|元JICA海外協力隊@ルワンダ

平凡な男、人生に「変化」を求め、ルワンダへ🇷🇼 中学校教諭を休職し、アフリカの「ルワンダ…

Takuma|元JICA海外協力隊@ルワンダ

平凡な男、人生に「変化」を求め、ルワンダへ🇷🇼 中学校教諭を休職し、アフリカの「ルワンダ共和国」という国で、JICA海外協力隊として教育支援の活動をしていました🌍 任期終了後の新アカウントはこちら→【https://note.com/fujitaku__note/

マガジン

  • ルワンダでの活動、生活、文化の話

    JICA海外協力隊としての活動やルワンダで生活している中で体験した出来事の話。つまり、僕のnoteの中でも結構味のする話たち。

  • 感じたこと、考えたこと、価値観の話

    ”経験”を通じて”変化”してきた、僕自身の価値観や考え方の話。つまり、普段はふざけ散らかしてるのに、たまには真面目なこと書くやんけって話たち。

  • 趣味、娯楽、しょうもない話

    無味無臭で特段得も損もしない、読み終わった後に”イノセント状態”になる話。 つまり、JICA海外協力隊やルワンダでの生活に直接関係のない話たち。

最近の記事

僕の方こそ、ありがとう。

ルワンダの首都キガリには、いわゆる「中華系マーケット」がいくつかある。 そういった店では、現地のルワンダ人に混じり、アジア系の従業員さんが働いている姿をちらほら見る――― 僕はその日、配属先の活動で使用する物品を求め、一人でキガリのとある中華系マーケットを訪れていた。 文房具コーナーでしゃがみ込み、最下段にある商品を手に取ってじっくりと品定めをしていたところ、背後から急に声をかけられた。 振り返ると、そこには少し裕福そうな若いルワンダ人カップルが立っていた。 この2

    • 自分の「好き」に、もっと注目してこ。

      僕は、今まで”好き嫌いがない”性格だった。 「え、良いことじゃん」 と思われるかもしれないが、これは言葉そのままの意味で捉えると”好きな物も嫌いな物もない”ということ。 言い換えると、自分は”何が好きで何が嫌いなのか、はっきり答えられない”ということだ。 こんな自分自身の性格に対し、僕はひしひしと感じていることがあった。 つまんな。 僕からすると「私これが好き!」とか、逆に「これだけは無理!」とかハッキリと言える人は、それだけで若干魅力的に見える。 ”キャラが立

      • どんな問題も「問題ない」で済ます問題

        昨日、学校で小さな事件があった。 僕はその時、PC作業が苦手な先生から「ドキュメント作成を手伝ってほしい」と頼まれていたため、マンツーマンディフェンスで彼の手伝いをしていた。 職員室には、1台のラップトップPCを前に、彼と僕の2人。 外からは、ガヤガヤと子どもたちの賑やかな声。 しばらく作業が進んだところで、突然外から”何かが破損したような大きな音”が聞こえてきた。 ガッシャーン!!…いや、そんなよくある単純な音ではない。 パッリャーン!!…いや、これも何か安っぽ

        • 〇〇歳の小学生

          いやぁビビった。 これは、昨年度末の話。 僕は期末テストの丸付け(手伝い)を終え、1学期の成績表の記入(手伝い)をしていた。 配属先の学校で発行する成績表は、当然の手書き。 僕は6年生のクラスに入り、児童の名前や成績を淡々と記入していた。 成績表の中には「Date of birth(生年月日)」の欄があり、図らずも僕はそこで児童一人ひとりの実年齢を知ることとなった。 彼らは小学6年生なので、日本の感覚で言えば多くの児童は12歳のはず。 ただ、ルワンダには”留年制

        僕の方こそ、ありがとう。

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        • ルワンダでの活動、生活、文化の話
          36本
        • 感じたこと、考えたこと、価値観の話
          10本
        • 趣味、娯楽、しょうもない話
          12本

        記事

          人生で一番楽しい時期はいつですか?

          先日、ルワンダで知り合って仲良くしていただいている日本人の友人と、ランチに行ってきた。 久しぶりにゆっくり話すことができて、終始とても楽しい時間だったのだが、会話の中でなぜか特に印象に残っている場面がある。 どんな話の流れからその言葉が出てきたのかは覚えてないけど、はじまりは僕がポロッと口にした一言。 はい 突然これだけ聞くと、能天気頭パー野郎だと思われるかもしれないが、この言葉に対する友人の反応は前向きだった。 えっ この時、不意を付かれて微妙なリアクションしか

          人生で一番楽しい時期はいつですか?

          ”マイノリティ”の経験が”多様性”を考えるきっかけになる。

          友達からこういう報告を受けたら、どう思うだろう? 多くの人は、それを”良いこと”と判断し、「おめでとう!!」とか「お幸せに!!」といった声掛けをすると思う。 ただ、中にはそういった前向きな反応をしてくれない人もいる。 それどころか、批判的な反応をしてくる人だっているかもしれない。 そう。 ここで本当に考えたいのは、「結婚報告を聞いた時にどう思うか」ではなく「結婚報告を聞いたのに微妙な反応をしている人を見た時にどう思うか」だ。 さて、事実として”世間一般”の価値観で

          ”マイノリティ”の経験が”多様性”を考えるきっかけになる。

          ”可能性は無限大”であるならば、その具体例を100個挙げてみてくださいよ。

          こういう言葉を、誰でも一度は耳にしたことがあるんじゃないだろうか? 自分の目の前には無限の可能性が広がっていて、将来どんなことだってできる。 そんな、明るい未来を想像させる素敵な言葉だ。 でも、 その言葉って… 誰が言ってたんだっけ? 僕の場合は、何となく記憶の片隅に「聞いたことある言葉」として引っかかっている程度だったが、恐らく「確か学校の先生で、この言葉を言ってた人がいたなぁ」と感じる人は少なくないのではないかと思う。 事実、学校の先生はこの言葉が好きで、割

          ”可能性は無限大”であるならば、その具体例を100個挙げてみてくださいよ。

          奴らの唱える「Give me money」に、どう対処すべきか。

          よくある”発展途上国のイメージ”の一つに、道すがら「Give me money」と言ってくる人が多い、というものがあるのではないかと思う。 実際、ルワンダにもそのような人たちは、やはり一定数いる。 そして、そのような人々の様子を観察してみると、本当に困窮していそうな、いかにも身なりがみすぼらしい人もいれば、特段貧しい感じもしないのに、外国人を見つけたらとりあえず呪文のように「Give me money」と唱えるようプログラムされている連中もいる。 では、実際に面と向かっ

          奴らの唱える「Give me money」に、どう対処すべきか。

          「ポケモン自己分析」をしたら、○○○○だった件。

          先日、LINEのとあるグループ上で突然「私はピッピ」というメッセージと共に、次のリンクが送られてきた。 ポケモン…自己分析…? これは、16個の簡単な質問に答えるだけで「自分をポケモンに例えると何になるのか」を分析してくれる、というサイトだそうだ。 ポケモン…なぜ急に? 僕は、初期のラインナップであればある程度分かるが、昨今のポケモンはあまり知らない。 しかし、グループ上では「私○○だった」、「俺は□□だー」と、次々とみんなが分析結果を共有していく。 これは、僕も

          「ポケモン自己分析」をしたら、○○○○だった件。

          アリとキリギリス、どちらの生き様を見習いたいか?

          アリとキリギリス。 おそらく多くの人が知っている話だと思うけど、簡単に説明すると次のような話。 こんな感じだ。 まぁアリがキリギリスに食べ物を分けてくれるパターンとか、結末は諸説あるみたいだけど、この話の教訓としては「アリの生き様を見習ったほうが、あなたは幸せになれるよ」という風潮が強いように感じる。 日本の学校教育の現場でも、おそらく「アリを見習いましょう」という方向性の指導が一般的だと思う(今のうちに勉強しておかないと、後々大変なことになるよ〜的な感じで)。 こ

          アリとキリギリス、どちらの生き様を見習いたいか?

          給食を食べる時に、ちょっと感慨深くなった話。

          僕がJICA海外協力隊として配属されている公立の小学校では、毎日給食が提供されている。 「給食」と言っても、日本でイメージするような立派な物ではない。 日本の給食は、食材の旬の時期や栄養バランス等も考慮された上、児童生徒の「食育」も兼ねた素晴らしい昼食システムだ。 そして、毎月発行される「給食だより」に記載された献立通り、毎日違うメニューを楽しむことができる。 一方、ルワンダの給食は、基本的に毎日同じ物だ。 それが、“主食”となる物に“豆のスープ”をぶっかけたやつ。

          給食を食べる時に、ちょっと感慨深くなった話。

          読書は”紙の本”の方が好き。でも、電子書籍にも良いところがある。

          僕の読書習慣には、波がある。 なかなか読まない時期があったかと思うと、狂ったように読み続ける時期もある。 そして現在、絶賛”狂っている”時期だ。 先日、10冊ほど気になる本を電子書籍で購入した。 僕はKindleの端末は持っていないので、iPad miniで、しかも「楽天kobo」というアプリで普段読書をしている。 iPadでの読書は、慣れればそこまで気にならないのだが、やはり”紙の本”に比べるとちょっと味気ない気がしてしまう。 ”紙の本”の良さの一つは、残りのペ

          読書は”紙の本”の方が好き。でも、電子書籍にも良いところがある。

          ※この記事は、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があるので、用法用量を守って正しくお読みください。

          表題通り、本記事では僕がつい最近知った、個人的に衝撃的だったけど超どうでもいい事実を紹介したい。 突然だが、皆さんはこのおじいちゃんを知っているだろうか? 僕の好きなマンガの一つに、男子なら誰でも大好き「Dragon Ball」がある。 声の響くお風呂場で「はああぁぁぁぁ!!」といきんでいれば、自分もそのうち超サイヤ人になれるんじゃないかと思ってしばらく唸っていたら「うるさい」と怒られた、あのDragon Ballだ。 集中してうまく気をコントロールできれば、威力は弱

          ※この記事は、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があるので、用法用量を守って正しくお読みください。

          カメレオンハンター、はじめました。

          そう、はじまりは突然だった。 それは、”いつも”のなかに、静かにまぎれこんだ”知らない”ものだった。 最初はそれが何か分からなかった。 だって、普通は考えもしないだろう。 道端に”カメレオンの死骸”が転がっているなんて。 人生で初めてカメレオンの死骸を目撃した数日後、僕は同僚に と、この時の体験を自慢気に告白した。 すると、同僚は と言ってきた。 そこら中に…いる…? どうやら聞く所によると、ルワンダには野生のカメレオンが、たらふくいるらしい。 そう思い

          カメレオンハンター、はじめました。

          ルワンダで初めて見た”幻の動物”

          世の中では、かねてより”UMA”と呼ばれる未確認動物…いわば”幻の動物”の存在が囁かれてきた。 その種類は古今東西多岐にわたり、日本でも有名な物で言えば、ネッシーやツチノコ、ビッグフットなどがそれにあたる。 UMAやUFO…未知の動物や物体というのは、それ自体にロマンがあるし、こういう話はワクワクする。 そんなUMAだが、僕はついに、ここルワンダで、そのうちの一種を目の当たりにした。 僕が見たUMA… それは「迫りくる黒い恐怖」の異名を持つ動物… そう ”ゴキブ

          ルワンダで初めて見た”幻の動物”

          そう、世の中には「全か無かの法則」という原理が存在するのだから。

          ルワンダに派遣され、1年が経過した。 これまで「学校」という、基本的に仕事内容の変わらない職場で約10年間働いてきた身からすると、この1年間は新しい出会いや経験、そして本当に多くの「変化」の連続であったと実感している。 そんな多くの「変化」の中で、目に見えて最も変わったもの。 それは… 髪型だ。 実は、僕はルワンダに派遣されて以降、基本的に一度も髪を切らずにいた。 もみあげや襟足などは、バリカンで何度かセルフカットをかましてきたが、純粋な髪の「長さ」という点におい

          そう、世の中には「全か無かの法則」という原理が存在するのだから。