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「毎日5分ずつ」を積み重ねていたらやりたいことが全部できるようになった

最近、毎日散歩と筋トレをし、帳簿(家計簿)をつけて、洗濯をしている。

遠く離れて暮らす祖母に手紙を書き、noteを更新し、会社の新しいプロジェクトのために、数字を分析している。

プログラミングの勉強も始めた。

細々としたもやもや、細くないもやもや。気になることは相変わらず沢山ある。でもいまは、ひとつひとつにしっかり対処できている実感がある。


ずいぶんと整ってきた。


一体、何が良かったんだろうか

やりたいことを全てやることにしたのがよかった。

というより、やりたいことを全てやれるシステムが整ってきたので、やりたいことを毎日全てやれるようになってきた

様々な問題を放置せず、やろうと思っていることを先送りにせず、日々向き合い、少しずつ前に進めていくためのシステムが、ようやく組み上がり、機能しはじめているのだ。

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例えば、お金の管理

毎年、年明けに確定申告で焦るのがたまらなく嫌だった。今月いくら使ったのかわからないまま過ごすのが気持ち悪かった。

毎日使ったお金をちゃんと記録して、何にどれだけお金を使っているのか、いつも把握できている生活をずっと夢見ていた。

しかしその環境を整えるためには、クラウド会計サービスを申し込み、その使い方を勉強し、クレジットカードや銀行口座のデータを連携させて、山積みの領収書を手作業で入力し、紙を保管する場所をつくり……

やるべきことが山積みで、実現は途方もなく先のことのように思えた。

もちろん他にやらなきゃいけないことも日々、沢山あるわけで、なくてもとりあえず何とかなっちゃう「お金を管理する仕組み」づくりは、いつまでたっても着手されずにいた。

しかしこれでは、いつまで経ってもどんぶり勘定から抜け出せない。

一度システムを組み上げてしまえば、管理する金額が増えてもやることは一緒だ。だったらむしろ扱う額が少ない今のうちに、きっちり仕組みを整えておかねばならない。


一念発起して「毎日5分ずつ、お金の整理に時間を使う」生活を始めた。


最初の5分でやったこと

※環境はwindows10,Google Chrome

まずGoogle スプレッドシートで「お金の整理」というシートを作った。これが手順書兼作業ログとなる。

次にこの手順書をすぐに開けるようにする。

とくに「やり馴れていない」「そもそもやりたくない」系のタスクは、手順書を素早く呼び出せるようにして、着手ハードルをできる限り下げてやることはとても重要だ。

右上の ︙ → その他のツール → ショートカットを作成

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「ウィンドウとして開く」 にチェックを入れて、
タイトルは半角英数で。理由は起動しやすいから。

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これで準備OK。

この画面を開きたいときには、windowsキーを押して「okanenoseiri」と入力。okaくらいですでに検索結果にシートが表示される

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エンターキーを押せば手順書が起動する。

手順書の起動はあらゆるタスクの起点になる。


手順書に「思考」というシートをつくる

次に手順書を作っていくわけだが、いきなり手順を書こうとすると手がとまる。ここでサクサクと手順が思い浮かぶようならむしろ手順書はいらない。

何から手を付けたらいいかわからないから行動に至らない。
そういうタスクにこそ手順書が効く。

まずは「思考」というシートをつくる。ここに、とにかくいま頭の中にあることを自由に書き込んでいく。

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最初の数日は、このシート作りと考えごとだけで5分が終わるだろう

日付のところを見ていただけるとわかるが、このように断片的な思考を、このシート上で少しずつ進めていくのだ。

5分でできることなんてこの程度だ。

むしろこの程度でいいのだ。

このように少しずつ思考を進め、手を動かし続けた結果、2020年7月に理想とする「お金の整理システム」が完成した。2018年にこのシートを作って2年弱。意外と早かったな、という印象だ。

めんどうどころか、毎日ちょっとずつ仕組みが整っていくのがむしろ気持ちよかった。

毎日ちょっとずつ作業を積み重ね、何年もかけて大きな結果を出すのはさながら『ショーシャンクの空に』のアンディの気分だった。


5分は偉大だ。あった5分でも真剣に考えれば「何から手をつければいいか」がイメージできる。イメージがわけば動きたくなる。でも5分では行動するほどの余裕はない。そのモチベーションは明日の5分に持ち越す。

そうやってちょっとずつ、自分を焦らすように作業を進めていく。

いつのまにか日々の「5分」が楽しみになっている自分がいる。


この「コツコツ」を楽しむ土台になってくれるのが手順書だ。



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この記事で書いた手順書づくりをもっと基本的なところから解説し、手順書を活用した仕事術を沢山紹介している本です。

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