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集中できないのは手を動かしていないからだった

集中力がない。
すぐに気が散る。
とりかかるまでにダラダラと時間がかかる。

数年前に個人事業主となり、家で仕事をするようになってからは、集中を維持するのが一段と難しくなった。

しかしわざわざ集中するために外出するのもめんどくさくて、なんとか自宅での生産性を高めるための自己分析、人体実験を繰り返してきた。

ここ数日は、「気が散る」ときの精神状態をつぶさに観察するのがマイブームで、その結果、原因が以下に分類されることがわかってきた。

①外部からの刺激で集中が中断される
 声をかけられた。通知がきた。ねこがご飯を要求してきた。

②体内からの刺激で集中が中断される
 お腹が空いた。肩が凝った。トイレ行きたい。不安、気になることが思い浮かんでくる。

③次に何をすればいいかわからなくなった
 作業が一段落ついた。文章を書いていて行き詰まった。作業を進めるための資料がない。飽きた。

①や②については、環境を整えることで対応できる。問題は③だ。

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例えば文章を書いていると、作業の行き詰まりがしょっちゅう起きる。いい例えが思い浮かばない。いい表現が思い浮かばない。引用元の文章はどの本だったかな……。などなど。

作業の手が止まると、瞬間、ストレスを感じる。
これまで流れるように進んでいた思考に、隙間が生まれる。

この隙間こそが気が散る瞬間なのだ。

この一瞬に、脳は全力で「休むべき理由」を提示してくる。
「そういえばお腹すいたんじゃない?」とか「そういえば肩が痛いんじゃない?」とか「ちょっと気晴らしにYoutubeみない?」とか。

ここでつい、Youtubeを見始めたりTwitterをみたりしてしまうと、気がついたら1時間経っている。何をしていたかすっかり忘れている。


運命の分かれ道はここにある。

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思考が行き詰まったとき、すなわち「次、何をすればいいかわかならなくなった」この一瞬に、作業を中断したくなるのをこらえることが大事なのだ。

そのために必要なもの。色々試行錯誤した結果、「メモ帳」がいちばん役に立つことがわかってきた。

メモ帳を用意して作業する。次に何をすればいいかわからなくなったら、すぐにメモ帳に思考を書き出す。たとえば今自分の手元にはこんな感じのメモが残っている。

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また何から手を付ければいいかわからなくなった。つかれた。いやでももう少しやる。

次は何をすればいい?やり方がわからないから、誰かに聞く?それともまずはググる?

ひとまずググろう。

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ちなみに自分の場合、noteの文章作成画面が好きなので、この画面を常に開きっぱなしにしてあって、思考が行き詰まったときにすぐに「次やるべきことは何か?」を書き始められるようになっている。

つまり手を止めないことが大事なのだ。手が止まると思考が勝手に脱線しはじめる。手を動かしていると、その脱線を食い止めることができる。


しょっちゅう気が散ってしまう人はぜひ試してみてほしい。


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