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夏休みも終わり、給食もはじまり。戻ってきました「わたし時間」!

#20230904-218

2023年9月4日(月)
 1学期の終わり、終業式までの3日間が――たかが3日間と思うだろうが、されど3日間!――給食なしの短縮授業だったのがうらめしかったが、2学期は早々に給食開始でうかれている。
 まだ体が夏休みモードのノコ(娘小4)は起こしても起こしても起きないし、居間に来てもソファーでまた寝てしまってちっとも着替えないし、朝食はミロ100ccしか飲まなかったけれど、思いのほか愚図らず登校していった。
 動くまでだいぶ時間がかかったが、朝食を食べなかった分、時間に余裕ができ、宿題の音読も学習塾の3分計算問題も済ませ、集団登校の集合場所に1番乗りで立っていた。
 もちろん、そのあいまあいまに「ぎゅうチュー」と熱いハグとキスをせがみ、「アタシのお顔、拭きたい人いますかぁー」と上目遣いで幼児のようにヨチヨチ歩いてきたので、ちゃんと「はいはいはーい!」と手を挙げ、その都度その都度応じたのでノコのご機嫌は上昇していった。

 酷暑猛暑の晴天続きだったが、昨夜から雨雲が空を覆っている。
 久し振りのお湿りに人間だけでなく、街路樹や公園の木々からアスファルト舗装の路面の割れ目から生えた草まで脱力している。
 まさしく天からの恵みだ。
 むーくん(夫)がせっせと風呂の残り湯を家の前に打ち水代わりに撒いても、庭や周囲の草木にやっても到底降り続ける雨には敵わない。
 ノコの登校時には小降りになったのは助かった。
 小さい頃は雨が降れば長靴がお決まりだったのに、3年生あたりから拒むようになった。雨が降っていてもスニーカーを履きたがる
 私は足元が濡れるのが極度に嫌いだ。家族で誰より私がレインブーツを履く頻度が高い。むーくんも台風でも履かない。家族3人分レインブーツを買いそろえてあるのにもったいない。ゴム製品は劣化しやすいし、ノコのにいたってはもう小さいかもしれない。

 むーくんは職場、ノコは学校、家には私ひとり
 掃除機を嫌うノコがいると、どうしても掃除がおろそかになる。ノコが過ごした児童養護施設からも児童相談所からも掃除機を怖がるという話は聞いていないのだが、私が掃除機をかけようとするとノコは「怖い怖い」とソファーに乗っかって騒ぐ。
 ヒーヒーと腰が引け、大げさなほど怖がって逃げ惑う。
 我が家で一番の汚し屋なのに、掃除をさせてくれない。
 ノコの椅子の下はパン屑やら消しゴムのかすやら髪の毛やら、はたまた元が何なのかよくわからない物が散乱している。

 居間の床上にあるワゴンや扇風機など動かせるものは廊下に出し、掃除機をかけ、フローリングの雑巾がけはロボットにまかせる。掃除機ロボットもあるが、妙に念入りに埃を集めるので、居間は時間がかかってならない。私が掃除機をかけたほうが早い。
 廊下や洗面所は掃除機ロボットに丸投げする。
 床拭きロボットも洗剤入りの水を噴射しながら丁寧に往復していくので時間はかかるが、私はソファーに寝そべりコーヒーでも飲んでいればいいので、掃除は済んだに等しい。

 シャーと水を噴く音、ゴム製のタイヤが往復する音、単調な音の連続は静けさを際立てる。
 家に私ひとり。
 にんまりしてしまう。
 強い風に居間の窓にさげたシェードが大きく揺れている。そろそろ台風の季節に入る。片付けたほうがいいだろうか。
 長い長い夏休みが終わり、給食もはじまった。とにかく、夕方まで私ひとり。
 「わたし時間」万歳!

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