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写真と散歩とわたしの興味

毎日50枚の写真を撮る。
見返すと、今の自分の興味が分かる。

あるの本の中、写真家の蜷川実花さんがそんなことを言っていました。
撮った50枚を見返す。
すると、鮮やかな色の花が多い、ビルをよく撮るといった自分の興味の方向に気づくことができるんだとか。

写真が自分の興味を教えてくれる。
なら、私って何に興味があるんだろう。

気になって、早速スマホを片手に散歩へ。
心惹かれたものを写真に収める。
ただそれだけの散歩が、写真の新しい一面を教えてくれました。

今まで、私にとっての写真は、撮る行為が大切だったのかなと思います。
友達との自撮りも、カフェのご飯も、観光地の銅像も。
誰かと写真を撮る、行為そのものが楽しくて、目的に近かった。
あとは、みんなが撮ってるからって気持ちもなくはなかったり。

ところが、散歩になると話は別です。
散歩のルートは通っていた小学校までの通学路。
道中、一緒に映ってくれる子も、分かりやすい撮影スポットもありません。

だからこそ、視界に入った心惹かれるものに立ち止まり、写真に収める。
心惹かれるもの、理由は分からないけどなんかいいなと思うもの。
撮っていくうちに写真は自分の気持ちを伝える手段になると気づきました。

道端に並んだ観葉植物や、プールサイドに放り込まれた石。

散歩中のささやかな発見を写真に残せば、心惹かれたものを人に伝えることができる。
初めて、写真も自分の感情を伝える方法の1つなんだなあと実感しました。

なんだか淡々とした文章になっちゃいますが、この気づきは私にとってかなり強烈でした。
今までの写真は記録だったんだと思ってしまうくらい、
気づく前にはもう戻れないと確信できるくらい、
写真の考え方が変わったのです。

そして、伝えるための技術がほしいと、初めて思いました。
撮った写真から、感じた良さが伝わってこないともどかしい。
伝えたいことと現状のアウトプットの差を埋める。そのために技術があるんだろうなと思います。

でもまずは、ささやかな「なんかいい」を見逃さないようにしたい。
なんでもないことに、おもしろいと思える自分でいたい。

そんな風に思います。

写真を見返すと、花に目がいくと気づきました。
散歩中は、おもしろいものは地面に植わってるといわんばかりに下を見ています。

撮った写真を3枚ばかり載せてみます。
写真が伝わりきらないことは文章で補って、
少しでも感じたことが伝わったら嬉しいです。
あと、アドバイス・感想も大募集?です!


1.背中合わせのお花

背中合わせに咲いているのが惹かれた。
珍しいのかなと思ったらそうでもないみたい。
身長が足りず見上げる写真しか撮れなかった。


2.プールサイドの小石

小学校のプール。小学校は廃校になってしまい、今は使われていません。
石は多分、そばの階段から子どもが投げ込んだのかなあと。
階段からはプールが見下ろせるので、投げたくなる気持ちも分かる。


3.はっぱ裏の空気

これは水族館で撮った写真。
この水槽には酸素の代わりに二酸化炭素を吹き込んで、水草の光合成で酸素をまかなってるらしい。
だからはっぱ裏の空気は、光合成でできた酸素だとか。
光合成自体は知ってるけど、こんな風に目に見えるのがおもしろい。


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