さんかいきょー

四六時中ロボットのことばかり考えている異常ロボ愛者。

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記事一覧

ゾイド考:旧大戦後期のヘリック共和国軍

ゾイドの世界観、設定についてアレコレ考察する暗黒軍の脅威 ZAC2051年──長きに渡る中央大陸戦争はヘリック共和国の勝利に終わった。 だが、一つの戦いの終わりは新たな…

ロボゲー考:さらば、わが青春のボーダーブレイク

ボーダーブレイク──というゲームを知っているだろうか。 セガが2009年からリリースしたアーケード用TPSロボットゲームであり、最大10vs10のネットワークチーム戦は当時と…

聖戦士ダンバイン考:地上製オーラマシン

ダンバインの世界観、設定についてアレコレ考察する。 オーラマシンの設計思想 オーラマシンとは、一種のサイボーグ兵器である。 生体部品を素材とし、それらを電子回路…

ゾイド考:ゾイドジェネシス前史

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する隆盛 ゾイドフューザーズの時代以降、ZOITEC社とZi-ARMS社は大戦時の技術の復活と、更なる発展を進めていく。 ゾイドジェ…

ゾイド考:無敵!ゴジュラスギガ大進撃!

ゾイドの世界観、設定についてアレコレ考察する。受け継がれるゴジュラスの魂 ゾイドというシリーズ全体の象徴──それがゾイドゴジュラスである。 第一期の頃はゾイドと…

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ゾイド考:フューザーズの時代

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する 別天地と新たな価値観 第二期ゾイドのバトルストーリーはBZ版ジェットファルコン付属のファンブックEXを以て一応の完結…

聖戦士ダンバイン考:バイストン・ウェルの文化

ダンバインの世界観、設定についてアレコレと考察する。 生活の中の機械 ご存知の通り、バイストン・ウェルは中世ヨーロッパを思わせる文化風俗の世界だ。 だがダンバイ…

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ゾイド考:レッドホーン

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する。対小型ゾイド用戦闘機械獣 レッドホーンは最も完成度の高い大型ゾイドだ。 原型機(アーリーモデル)は地球人到来前か…

ゾイド考:旧大戦後期のヘリック共和国軍

ゾイド考:旧大戦後期のヘリック共和国軍

ゾイドの世界観、設定についてアレコレ考察する暗黒軍の脅威

ZAC2051年──長きに渡る中央大陸戦争はヘリック共和国の勝利に終わった。
だが、一つの戦いの終わりは新たな戦いの始まりに過ぎなかった。
ヘリック共和国は、ガイロス帝国という強大な敵性国家との大陸間戦争に突入する。
暗黒大陸上陸を狙った緒戦で、共和国軍はガイロス帝国の暗黒軍に敗退。
二機のマッドサンダータイプを含む上陸部隊全滅という悲惨

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ロボゲー考:さらば、わが青春のボーダーブレイク

ロボゲー考:さらば、わが青春のボーダーブレイク

ボーダーブレイク──というゲームを知っているだろうか。
セガが2009年からリリースしたアーケード用TPSロボットゲームであり、最大10vs10のネットワークチーム戦は当時としては画期的なゲームシステムだった。
安価な汎用筐体を使用したことからゲームセンターへの普及率も高く、リリースから10年に渡るロングランヒットを達成。
最盛期には香港、台湾でも稼働し、海外プレイヤーとマッチングすることも多かっ

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聖戦士ダンバイン考:地上製オーラマシン

聖戦士ダンバイン考:地上製オーラマシン

ダンバインの世界観、設定についてアレコレ考察する。

オーラマシンの設計思想

オーラマシンとは、一種のサイボーグ兵器である。
生体部品を素材とし、それらを電子回路で制御する半生体ロボットであり、ファンタジー要素はまるで存在しないどころか、ファンタジーを科学で塗り潰す冒涜的機械だ。
開明的なドレイク陣営は騎士道といった古い精神論や戦術からいち早く脱却し、その思想はオーラマシンの設計にも反映される。

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ゾイド考:ゾイドジェネシス前史

ゾイド考:ゾイドジェネシス前史

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する隆盛

ゾイドフューザーズの時代以降、ZOITEC社とZi-ARMS社は大戦時の技術の復活と、更なる発展を進めていく。
ゾイドジェネシス放送時の外伝では「前史」ともいえる大崩壊以前のストーリーが展開され、新たな天変地異に備えてギルベイダーの復活、そして「状況に応じて自己を変化させる試作型ライガータイプ」が描かれた。
かつてリヒタースケールがセイスモサウ

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ゾイド考:無敵!ゴジュラスギガ大進撃!

ゾイド考:無敵!ゴジュラスギガ大進撃!

ゾイドの世界観、設定についてアレコレ考察する。受け継がれるゴジュラスの魂

ゾイドというシリーズ全体の象徴──それがゾイドゴジュラスである。
第一期の頃はゾイドといえばゴジュラスであり、児童誌の表紙、玩具広告、おもちゃ屋のチラシに至るまでゾイドに関するモノなら、とりあえずゴジュラスが掲載されていた。
正に「トリアエズゴジュラス」といったところか。
筆者はぶっちゃけコミックボンボン派であり、第一期当

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ゾイド考:フューザーズの時代

ゾイド考:フューザーズの時代

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する

別天地と新たな価値観

第二期ゾイドのバトルストーリーはBZ版ジェットファルコン付属のファンブックEXを以て一応の完結を迎え、実質的な仕切り直しが行われた。
舞台は東方大陸に移り、時代も100年以上が経過し、同じ惑星Ziの物語とはいえストーリーの連続性は断絶する。

東方大陸は中央大陸とは国家体制も生態系も全く異なる別天地だ。
大国同士の破滅的な戦

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聖戦士ダンバイン考:バイストン・ウェルの文化

ダンバインの世界観、設定についてアレコレと考察する。

生活の中の機械

ご存知の通り、バイストン・ウェルは中世ヨーロッパを思わせる文化風俗の世界だ。
だがダンバイン劇中の描写や台詞からは、そう単純な話でないことが読み取れる。
たとえば、ドレイク軍が兵の募集をかけた際に、浮浪者風に変装して潜入したニーが、あまりの悪臭から「兵舎に行ったら風呂に入れ!」と上官から命じられている。
つまり、一般兵卒用の

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ゾイド考:レッドホーン

ゾイド考:レッドホーン

ゾイドの世界観、設定についてアレコレと考察する。対小型ゾイド用戦闘機械獣

レッドホーンは最も完成度の高い大型ゾイドだ。
原型機(アーリーモデル)は地球人到来前から存在し、
それから70年近く経過しても尚一線級の兵器として活躍している。
当機は単純な性能ならあらゆる面でゴジュラスに及ばず、後発機に対しても戦力比較表で散々な評価を貰っている……が、実戦はカタログデータを比較する性能競争ではない。

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