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幸福日和 #043「季節を拾い集める」

日本は過ごしやすい季節になってきたようですね。

秋は僕が最も好きな季節。

僕は今、孤島にいますが、
日本という「季節の感じられる場所」で
毎日を送っているのならば、
できるだけその季節を実感しながら生きていきたいな。
孤島にいながら、
みなさんを羨ましくも思っています。

例えば、外で出歩いていると
色々な季節のかけらに出会うことができますね。

綺麗に咲いた花。
可憐に朽ちた落ち葉。

そんな「季節のかけら」を
一つ一つ拾い集めてみるのも楽しいですよ。

色々な形や色の花弁や葉を眺めながら、
自分だけのものを見つけてあげる。

そして、それをハンカチに包んで、
家に持ち帰るんです。

✳︎ ✳︎ ✳︎

家に戻ったら、
落葉や花弁についた土やほこりを丁寧に拭ってあげて、
それらをいつまでも保存しておくつもりで、
綺麗な瓶の中や、本の中に大切に挟んでおくんです。

そうやって、数年後の自分のために、
今の季節を拾っては残しておく。

ちなみに、
僕は「落ち葉のしおり」を作るための
一冊の「分厚い本」を持っています。

それは僕にとってただの本ではなくて
いつかヨーロッパで買い求めた
「季節について書かれた本」。
その中に大切な落ち葉や花を挟んでいくんですよね。

どんな本でも、もちろん同じですが、
大切なものを包んでおくものですから、
包むものにも思いを込めていきたい。

その本の中で語られていることが、
挟んだ落ち葉や花弁に時間をかけて溶け込んでいくようで、
不思議な気持ちになるんですよ。

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もちろん、
季節というのは「その時に楽しむもの」です。
まずは今の季節そのものを感じましょう。

そして今度は、今日まで支えてくれた
過去の季節にも目を向けてみる。

ふと思いついたように、
2、3年前の花弁や落葉を手元にとり出してみる。
すると今の季節を感じると同時に
過去の時間とが混ざり合い、溶け合い、
不思議な季節との出会いも感じられますよ。

きっと、今まで以上に季節の移り変わりが、
待ち遠しくなるはず。

季節を感じて生きてゆきたい。

日本が恋しくなってきました、、、笑

最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。