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「実践者」×「研究者」×「教育者」というはたらき方

私は「ソーシャルワーカー」です!!!

今の私にとって、ソーシャルワークとは、「私の生きがいそのもの」になっているなぁと日々感じている次第です。ソーシャルワークは「私の生きている姿そのまま」と言っても過言ではないくらいにになりたいと思って日々活動しています。

この記事を読んだ初めての方においては、ソーシャルワークって何?と思う人もいると思うので…簡単にまとめておきたいと思います。

ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。  *ソーシャルワーク専門職のグローバル定義より抜粋

と明記してあります。言い換えると、「人々が生活しやすい社会となる様に、人権、社会正義、多様性尊重を価値において行動していく活動」です。そのソーシャルワーク活動を行っている人を「ソーシャルワーカー」と呼びます。

ソーシャルワーカーという職業については、以下の記事に詳しく記載してありますので、ご興味があったりしたら、お読みいただければ嬉しいです♪

今回は、ソーシャルワーカーという働き方の一つとして、私自身が大切にしている、「ソーシャルワーク実践者×研究者×教育者というはたらき方、パラレルワーク」についてまとめたいと思います。


1 ソーシャルワーク実践の大切さとその働き

ソーシャルワーク実践の現場は多岐に渡ります。領域で言えば、高齢領域、障害領域、児童領域、地域領域、医療領域、母子福祉領域、更生保護領域、教育領域など本当に様々です。領域は違えど、ソーシャルワークの活動の焦点は「人と環境の接合点」であることは変わりなく、「人が環境に適応できるように、そして環境が人に適応できるように」調整等することが重要な実践となります。

上述の、ソーシャルワークの説明でも「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である」書かれているように、「実践」に基づいた専門職であることは間違いありません。

私自身は数年前まで医療福祉の現場でソーシャルワークを展開してきました。実践現場では、以下の様に3つの対象に対する実践が行われています。

① クライエント/家族等に対する実践 → ミクロ実践                                                                       ② 所属組織に対する実践 → メゾ実践                                   ③ 社会/地域等に対する実践 → マクロ実践

それぞれが独立した実践のように見えるかも知れませんが、実はとても関連深く、「ミクロ実践⇔メゾ実践⇔マクロ実践」という構図になっています。

ソーシャルワーク実践の楽しさ/魅力は、クライエントそれぞれが大変なながらも生きてきた工夫やその時に考えた思考など、それぞれ違った生き方に触れることが出来ることだと私は感じています。そんな大変なことに触れることの何が魅力なの?と思われるかも知れませんが、それぞれ違った生き方に触れさせていただくことによって、自分を振り返る機会になり…心身の成長につながっている感じがするのです。

相談に来られた方、それぞれの生き方を支援させていただくことで、何かその方々の力になりたい…。そして同じ様な悩みを抱える人がいた場合には、どのような組織の仕組み(メゾ実践)社会の仕組み(マクロ実践)があったら、同じ悩みを抱えなくなるだろう…。と考えられることが不思議と自分らしさというか…そのように考えている自分が好きと思えるのです。最終的にはそのような社会の側の仕組みをつくっていく実践(マクロ実践)に取り組んでいくことが、私にとってのソーシャルワーク実践の目標であります。

今後は、フリースクールという実践現場で、学校に行くことが難しい様々な状況にいる子どもや、フリースクールで学びたい!という子どもと一緒に、主体的な学びの場をつくり、地域の方々と一緒に子どもたちの成長を見守っていける地域づくりをしたい…ワクワクする瞬間を沢山子どもたちと一緒に創りたい!と思い、実践をしていきます!本格始動は2021年9月ですが、今からワクワクドキドキしています!


2 研究者×教育者の大切さとその働き

研究者/教育者としての活動ですが、私自身、現在は社会福祉専門職養成の教員及び研究者として勤務しています。人の育成/教育に携わることは私自身は今から約15年前から行っていますが…開始当初から大切にしていることがあります。それは…

* 背伸びをしない                                        * 生徒と同じ目線で一緒に考える                              * 自分の実践をきちんと伝える                                 * 生徒一人一人の目が輝く瞬間をつくる                          * 生徒一人一人の生き方を応援する

です。改めての再掲になるのですが、ソーシャルワークとは何か?の一文に、「ソーシャルワークは、・・・実践に基づいた専門職であり学問である」と明記されています。「学問」としての位置付けもあり、実践と研究の両側面を同時並行で行うことこそが重要であると私自身は認識しています。が、ただ単に実践と研究が出来ればというのかというとそうでもないようなのです…。

私の大学院の恩師からの教えの一つに…

ソーシャルワーカーとして一人前になったというのはどうゆうことか…それは、実践だけできても駄目、研究だけできても駄目、実践と研究が両方出来ても駄目、実践と研究の両方の大変さの中にある面白さを人に伝えられるようになって一人前

という言葉が今でも私のソーシャルワーカーとして活動する軸になっているのは間違いないです。

「研究」という言葉からは、私は昔から、「部屋に閉じこもって黙々と何かに取り組むというイメージ」や、「硬いイメージ」を持っていました。しかし、研究は何のために行うのか?誰のために行うものなのか?どういった方法で行うのがよいのか?など…大学院で指導教授と一緒に学習するうちに、「研究はクライエントの悩みや課題を解決する一つの方法であり、それを科学的に証明する」という一つの気づきを得ました。

また、大学の恩師、大学院の恩師からと接する中での学びで最も大きなことは、ソーシャルワークという職業を心から楽しんでいる…楽しい職業、魅力的な職業だということが伝わってきたことです。

「研究」や「教育」に携わることというのは、その仕事を自分が心から好きだということを、自分以外の誰かにどのように発信できるか…それをどれだけの人に伝えられるか、ということが大切なのだろうと考えています。

「研究」や「教育」という職業/仕事を通して、その仕事の魅力、面白さを伝え、将来、この仕事って本当に素敵だな!自分も目指したいな!という子どもの無限にある可能性に対して、「研究者/教育者という大人の姿」を示しているのだと私は感じています。よって、教育を実践すること/教えることは大前提であって、極端なことを言えば、教育現場にて職業体験を常に実施しているのだろうという認識で私自身はいます♪

生徒/学生がワクワクドキドキしながら目を輝かせた瞬間が、私にとっての財産です^^


3 実践×研究×教育のパラレルの必要性

ソーシャルワークを行うということ、どれか一つでも欠けてはならないのだと私自身は考えています。

ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。  *ソーシャルワーク専門職のグローバル定義より抜粋

繰り返しになりますが、「実践に基づいた専門職であり学問」という言葉に私自身は「実践」「研究」「教育」の全てが網羅されているのだと認識しています。

ただし、基本軸というのを私自身は決めていまして…それは「実践」です。私自身の学びの特徴というのは、実践→実践を理論化(研究)→言語化(自己覚知)→言語化したことを伝える(教育)&言語化できなかったところの振り返り(自己覚知/省察)→実践 というシステム/一連の流れです。実践、研究、教育は常に隣り合わせにあることである必要性を私自身は感じており、そのような環境を自らつくることを意識して活動しています。


4 “Tetsuyaという人間”と“パラレルワーク”

Tetsuyaの基本的な行動パターンとしては「よく考えずにすぐに行動して、駄目だった箇所を1つ1つ修正していく」です(笑)自分が疑問に思ったこと、解決したいと考えたことは徹底的に取り組みます。でもよく諦めます(笑)しかしながら諦めるポイントというのも決まっています。「自分の言語化が難しい」「実践が行える自信がない」のどちらかです^^

Tetsuyaは、自分で体現できないことは実践にも、教育にも用いることはしないです。というよりはしてはないけないと思っています。しかし体験したことのないこともたくさんあります。そのような時には、一言で言えば「チャレンジ」です。私にとってのチャレンジというのは以下の不等号に合致した時に最大の「前向きなチャレンジ」になります。

チャレンジ : やらなければならないタスク ≦ 自信・習熟・価値 

一方で不等号が逆を向いてしまうとそれは「ストレスフルなチャレンジ」となってしまうのです。

ソーシャルワークというのは、日々生活しているありとあらゆる場面に溢れています。「日々新しい自分に会えたらその日は良い日だった」と私自身は定義するようにしております。そうすると日々小さなことでの積み重ねも自分の経験(習熟)になり、様々なことに取り組む価値も感じやすくなるように思っています。

日々の自分が何かにチャレンジできること/チャレンジすることに取り組むこともまた、自分にとっては大切にしている実践×研究×教育です。


5 まとめ

私にとって、「私らしいはたらき方」は「ソーシャルワーカーであり続ける為、Tetsuyaという人間であり続けるに必要な実践×研究×教育のパラレルワーク」です♪

人それぞれ違う働き方があるこの世の中…自分が楽しいと思える、自分らしくいられる、「多様なはたらき方」があってよいのだと思っています。一人一人が自分らしくいられる社会になれるように…自分もできることを今後もしていきたいなと思います。

#私らしいはたらき方

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