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学び/成長/気づき:フリースクールを創る計画

今日は、今後の私の新たなソーシャルワーク活動計画の一部「フリースクール開校計画」について書いていこうと思います。現在、埼玉県桶川市にフリースクールHIROの開校をするために準備を進めています。

フリースクールを創る?どうやって?なぜ?などなど色々と疑問が湧いてくるのではないかと思います。私も開校の準備を始めるまでは、色々な苦労がありました。(実際には開校していない今でも苦労だらけですが(笑))

1 なぜフリースクールを開校するのか?

今回、私がフリースクールHIROを開校する最終目的は、「地域みんなで子どもを支える仕組みをつくること」です。HIROはハワイ語の意味として「つながり」という意味から、様々な人がつながることで地域みんなで子どもを支えていくことになればと考え、この名前にしました。

私の場合、今自分が住んでいる地域の義務教育の脆弱性を感じる出来事がきっかけとなっています。私の娘が小学校5年生の時に起立性調節障害という疾患になり…学校に行きたくても行くことが難しい状況になったことから、今まで直面したことのない様々な課題に直面しました。

一人の親として、一人の社会福祉専門職(ソーシャルワーカー)として、同じような境遇で悩み/課題を抱える人が多くいることにも気づく機会になりました。具体的には、「起立性調節障害で悩む子ども保護者の実態」「現在の義務教育の仕組みの課題」「教員一人一人に課せられた限界を超えるような業務の体系」「教育の仕組みそのものを改善していこうというより個人の責任に陥りやすい仕組み/ハラスメントの温床」など…多くのパブリックイシュー(Public issue/公的な課題)に教育に携わっている先生方が苦しみ、そして何より児童生徒にしわ寄せがいっていることについては、どうにか改善できないかと考えました。

色々と考えました。学校に行きたくても行けない場合、そのしわ寄せは各家庭の負担(心身ともに…)になっていること、現在の学校の教育の仕組み(義務教育)の中だけに改善を求めることにも限界はあること。学校に行くことが難しい子ども=かわいそうとか、本人及び保護者の努力不足などという個人の責任論にはしたくないこと。逆に一人一人の価値が大切にされる地域にしたい!などなどです。

私自身、医療ソーシャルワーカーとしての活動をしていた際、目の前に相談に来ていただいたクライエントの一人一人の悩みや希望に沿いながらその課題解決(個人の課題/組織の課題/社会の課題ともに)にあたってきました。教育に関する社会課題を感じた「今こそ、動こう!」と決めて準備を始めた次第です。

まずは、地域の中で学校に行きたくても行くことが難しい状況にいる子どもたちの為の学びの場/居場所の提供、それがフリースクールの設立でした。

2 準備する中で参考にしたこと

フリースクールを創ること…当然ですが人生初体験です(笑)どのように始めれば良いのか?右も左も分からない中では不安も多く…準備するべきこと、スクール開校に向けて認証/認可を受けなければならないのか?などなど調査をすることにしました。

以下、準備を始めるにあたりとても参考になったHPを紹介します。

最も参考になった/現在でも参考にしているのは、「わたなべさやこ * おうちフリースクール運営」です。教育や自分自身に真摯に向き合い、自らの意思でフリースクールを創設し学びを提供する。更にはその生徒さんへの教育だけにとどまらず、同じくフリースクールを創ることにチャレンジする方々への協力を通して多くの学びの場を創っていく活動をしている方でした。私自身はHPを参考にしたことに加え、実際の教室にもお邪魔させていただき実際にお話を伺うなど、とても参考にさせていただいています。

次に参考にしたのは、フリースクールの界隈では知らない人はいないのではないかと思いますが、東京シューレです。フリースクール運営の上ではどのような活動をすることが大切なのかなどを参考にしながら準備を進めています。

その他にもフリースクール運営に携わったことがある方々へのインタビューや情報提供をいただいたりするなど人とのご縁を大切に準備を進めています。

3 現在の進捗状況

フリースクールHIROは2021年9月に開校予定としています。

現在は、安心して利用していただくための準備として、様々な方々に協力していただきながら「人」と「活動環境」の整備を進めています。準備を進める中で以下の資料を参考にしています。

①「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)

②不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行なった場合の指導要録上の出欠の扱いについてhttps://www.mext.go.jp/content/1422155_001.pdf

③民間施設についてのガイドライン(試案)
https://www.mext.go.jp/content/1422155_004_2.pdf

特に③の民間施設についてのガイドラインについては全ての項目を満たす形で準備を進めています。きちんとフリースクールに行くことが生徒さんにとって安心安全な環境下で意味のある時間(充実した時間)/主体的な学びが出来る場となるように一つ一つ計画しています。

今後も引き続き、準備の状況をまとめていきたいと思います。



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