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孤独を放置するのはNG

こんにちは。
フリーランスPMO商工会議所でリーダーを勤めている林です。
どうぞ宜しくお願いします。
今回、記念すべきnoteへの初投稿になります。
『フリーランスPMO商工会議所』は、Facebookグループで運営を開始したバーチャル団体です。
↓Facebookグループはこちら↓

現在、フリーランス向けのグループは数多く存在していますが、その殆どのグループは、案件紹介がメインとなっており、クラウドソーシング会社やエージェント会社と関係性を持ちながら運営されています。
『フリーランスPMO商工会議所』は、これらのグループとは一線を引いて、フリーランス・ファーストという業界では珍しい立ち位置で運営を開始しました。
なぜ、『フリーランスPMO商工会議所』を立ち上げたのか?
それは、2021年の年末に気付いてしまったのだが、友人のフリーランスPMOに会うたびに『孤独だ!孤独だ!』と漏らしています。
友人には家族も居る、生活に苦労しない程の報酬を得ている、私よりも健康体であり、傍からみると『孤独』とは全く思えません。
しかし、友人から色々聞くと『なるほど・・フリーランスって・・そうなのか・・それは孤独を感じるなぁ』と思い知らされた感がありました。
このような出来事がきっかけで、フリーランスの孤独を和らげたいという気持ちから、『フリーランスPMO商工会議所』というフリーランスのサポートを始めました。

フリーランスのあたなも同じように孤独ではありませんか?

この記事ではフリーランスのあなたが孤独を感じないように健全で安心できるフリーランスライフを過ごせる取り組みについて解説します。
※この記事はフリーランスPMOを取り上げていますがPMO以外も参考になるでしょう。

この記事は以下のような人におすすめ!
・フリーランスで孤独感を味わった人
フリーランスで独立を考えている人
フリーランスとして生活や心を豊かにしたい人

孤独を放置すると

自己制御機能・自己調整機能が低下する、『自律神経』が鈍くなり孤独感を覚えている人は、そうでない人と比べると業務の成果が悪かったり、成果を出すスピードが鈍ったりするそうです。
また、免疫力が低下することもあり病気や怪我をするリスクも高くなるとのことです。
これはフリーランスに限ったことではないが、友人の話を深掘りしていくうちに、フリーランス特有の労働環境がトリガーになって『孤独感』を覚えているのではないかと想像しました。

孤独を放置した結果
・業務の成果が悪かったり、成果を出すスピードが遅くなる。
・免疫力が低下することもあり病気や怪我をするリスクも高くなる。


フリーランスの定義

明確な定義はなく様々な諸説があり、私たち『フリーランスPMO商工会議所』では下記のように定義しています。

基本的に誰にも雇われず、好きな仕事を自分の裁量で行い、自身のスキルとキャリアを武器にクライアントへ最大のバリューを発揮して報酬を得る独立したプロ人材ある。

📓 フリーランスの需要と実情
フリーランスの人口
フリーランスというプロの人口はどのくらいでしょうか?
2020年5月に内閣官房日本経済再生総合事務局が発表した「フリーランス実態調査結果」によると、日本のフリーランス人口は約462万人、日本の就業者全体におけるフリーランスの割合は5%程度。
また、この5%のうち3%が「本業フリーランス」、2%が「副業フリーランス」とのことです。
フリーランスが増える理由
フリーランス人口は、年々増えていると言われています。
その理由はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と働く環境の変化にあります。
(1)DX推進
日本政府の号令のもと多くの企業でDXによる変革を進めている中で、フリーランスとして働く人が多いコンサルタント、PMO、エンジニア等の需要が高まっていることが挙げられます。また、DXの推進活動(考える・作る・運営する)に伴って、人材が不足していることから、フリーランスの需要が高まっていることも理由のひとつだそうです。
(2)働く環境の変化
多くの企業では、働き方改革により兼業や副業が推奨されています。
そのことから、企業などの組織に所属する傍ら、副業として案件を受注する「副業フリーランス」も出てきました。
実務以外にもやることが盛り沢山
フリーランスは、サラーリーマンと比べて『自由度』は高いが、誰にも守られることなく全てを自分の責任で行なっていくヘビーな職種であることは言うまでもありません。
全て自分で対応しなければなりません。
(1)フリーランスが報酬を得るためには案件(仕事)が必要です。
そのためには、『営業活動』を自ら行わなければなりません。
(2)案件(仕事)が見つかったら、即実務スタートではなくクライアントとの『契約』を行うためにSOWや契約内容の精査を自ら行わなければなりません。
(3)いざ実務が開始されたら毎月の成果報酬をクライアントから頂戴しますが、黙っていても報酬は自分の銀行口座に入ってくるものではありません。自ら『請求書』を作ってクライアントへ提示し、入金日には入金確認を行わなければなりません。
(4)年度末には自ら税金を計算して確定申告をしなければなりません。
(5)実務を実行している最中に予期せぬ難題にぶち当たる場合もあるでしょう、それも自ら解決しなければなりません。

法人であれば各部門が連携して行うことを自分一人で対応していくことになります。

孤独感の源がわかった

これからもフリーランスの人口は増えていくでしょう。
また、フリーランスとして生計を立てるには実務以外にもやるべきことが多いことも理解してくれたと思います。

さて、友人のフリーランスPMOの話に戻します。
一体、孤独感の源になっているのはモノ、あなたは分かりますか?

フリーランスが困っていること

ここでは友人を含め58名のフリーランスPMOに『フリーランスPMOをやっていて困っていることはあるか?』というアンケートを実施しました。
アンケートの結果として大きく3つになりました。

■アンケート結果
(1)請求書や契約書の作成の手間
・請求のやり取りで時間を浪費する

・税金計算が面倒である

・法的知識が不足していることから契約書やNDAの精査ができない
(2)クラウドソーシング、エージェントサービスへのストレス
・中間業者自体の商流が深いことで高マージンを抜かれ報酬額が安い
・中間業者の営業マンがDX(IT)スキルが低いため案件と自分のスキルに
 ミスマッチが多い
・労務環境に問題が起きても中間業者の対応が不親切である
(3)専門知識の習得が困難
・専門的な情報を集める手立てが無い

・スキルアップするための学習環境が無い

これが孤独感の源

アンケートの結果から孤独感の源を考えてみると、
(1)請求書や契約書の作成の手間
知識がなくとも、ある程度のことであればインターネットで調べたり、スポットで専門家に確認して、どうにか対応していることが分かりました。
(2)クラウドソーシング、エージェントサービスへのストレス
フリーランスPMOが営業の経験やノウハウが無い人も多くいます。
そのため、クラウドソーシングやエージェントサービスといった中間業者を利用することがあります。
しかし、複数の中間業者が存在して商流が深い場合は、高マージンを抜かれて安価な報酬額で業務を受けているフリーランスPMOがいることは事実です(PMOに限らずですが)。
この不要なゼネコン構造を壊すことでフリーランスPMOの報酬も高くなり社会的信用も高まると思っています(そのような社会にしたいです)。
(3)専門知識の習得が困難

フリーランスPMOはクライアントから『多くの炎上プロジェクトを経験していることから成功に導いてくれる、全てのノウハウを持った強者』というイメージを持たれているそうです。
期待を裏切らないためにも、日々努力をしているのですが自身で満足していないそうです。
 ⚫︎有益な情報を素早くキャッチアップする手段がない
 ⚫︎現場で使えるノウハウを学ぶ環境がない

フリーランスのストレス度合い
 
★★☆☆☆ 請求書や契約書の作成の手間
 ★★★★★ クラウドソーシング、エージェントサービスへのストレス
 ★★★★★ 専門知識の習得が困難

特にフリーランスPMOは『クラウドソーシング、エージェントサービスへのストレス
』、『専門知識の習得が困難
』といった壁にぶつかった時に、『悩みを誰にも相談できず一人で抱え込んでいる』のが実態のようです。
こそが『孤独の源』なのです。

孤独を取り払え!フリーランスPMO

やはりフリーランスPMOの孤独を放置すると、
・業務の成果が悪かったり、成果を出すスピードが遅くなる。
・免疫力が低下することもあり病気や怪我をするリスクも高くなる。
このような悲しい事態になりフリーランスとして生計を立てるのが出来なくなります。

私たちが目指す社会

『フリーランスPMO商工会議所』は、フリーランスPMOが安心して働けて活躍できる社会、個人の個性とスキルを活かせる社会を目指しています。
そのためには、多くの『やるべきこと』があり準備が必要です。

⚫︎不要な中間業者(無駄に商流を深くする業者)を排除
⚫︎リアル、オンライン、メタバースでフリーランスPMOが交流する場所
⚫︎スキルシェアリングできる仕組み
⚫︎フリーランスPMO同士がチームで業務を行える案件
⚫︎契約・請求等の間接業務の代行
⚫︎労務的な悩みやトラブルを相談できる場所
…etc

考えれば考えるほど『やるべきこと』が溢れ出てきます。
全てを即日から実現することは難しいものです。
(徐々に全てをフォロー出来るようにしていきます)
まず取り組むのは『スキルシェアリングできる仕組み』を作っていきます。
その運営をnoteとFacebookグループを使っていきます。

スキルシェアリングの開始

スキルシェアリングを運営するnoteとFacebookグループの使い分けはこのようにします。

☑︎ Facebookグループ
マネジメントノウハウ情報、アーキテクト情報、信頼できるクラウドソーシング会社やエージェント会社の情報、労務環境の相談、メンバー同士の協業…etc
このような情報をフリーランスPMO同士が配信できてお互いの質問や意見交換ができる場所です。
あなたのスキルをメンバーへ、メンバーのスキルをあなたへ、お互いに情報交換しながら現場で使えるスキルや情報を得られるようにします。
また、フリーランスPMOの人たちとの横の繋がりが出来るので、チーム組成のきっかけになったり、悩み事の相談にも乗ってもらるようなコミュニティにします。

☑︎ note
『フリーランスPMO商工会議所』のメンバー中心になって現場のプロジェクトで役立つノウハウを記事として公開します。
※noteで公開する記事についての質問や意見交換はFacebookグループに参加することで行えるようにします。
※Facebookグループ内で配信された情報の中で、『これは世間のフリーランスPMOにも教えてあげたい』というものは情報配信者の許可を得てnoteに公開される場合もあります。

↓Facebookグループはこちら↓
フリーランスPMOの可能性を応援したいと感じてくれた経営者、コンサルファームの社員、SIerの社員の方々もFacebookグループへの参加を大歓迎します。

↓現場のプロジェクトで役立つノウハウの記事はこちら↓

謝辞

最後まで、読んで頂き誠に有難うございました。
この記事をきっかけに、私たちの存在を知ってもらい賛同してくれる仲間が増えることを期待しています。
最後に、日々の活動を通じてフリーランスPMOが安心して働けて活躍できる社会、個人の個性とスキルを活かせる社会を作り上げていきます。

執筆者:フリーランスPMO商工会議所 林 雄一郎


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