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『わかる』と『できる』は東京-大阪ぐらい離れていて、『できる』と『うまくいく』は日本-アメリカぐらい離れている

『理解はできているんだけど、なんかできないんだよなぁ。』
『やってはいるのに、うまくいかないなぁ。』
と思うことはありませんか。

私は、受験勉強をしているときによくそう思いました。

公式や解法は分かったつもりなのに練習問題が解けない。
『わかった』のに『できない』んです。
練習問題は解けたのに、テストではうまくいかない。
『できる』のに『うまくいかない』んです。
そういうことが頻繁にありました。

今になって、『わかる』『できる』『うまくいく』はそれぞれとても遠く離れているということが理解できるようになりました。

このNOTEでは、『わかる』『できる』『できる』『うまくいく』はなぜそんなに距離があるのかということを説明します。それぞれの距離感を理解することで自分の行動を見直すことができるようになります。また、人に指示する立場であれば、相手に対してより寛大になれます。

✅『わかる』と『できる』

『わかった気になっていて、結局できないじゃん。』と今日もどこかの誰かが言ってそうです。

感覚的には、『わかる』『できる』は東京と大阪ぐらい離れています。
新幹線を使って移動するぐらい距離が離れています。

『わかる』『できる』は、『インプット』『アウトプット』の関係でもあります。多くの人は、『インプット』しただけでそれが理解できたと思っています。しかし、『アウトプット』しようとしてそれが『できる』かというとそうではありません。

もちろん『できる』こともあるでしょうが、『わかる』量と同じ量『できる』わけではないというのは共感いただけるのではないでしょうか。

『できる』『わかる』を一致させるには、『できる』ように『わかる』ことが重要です。
言い換えると、『アウトプット』を明確にして『インプット』する、です。

仕事で何か指示を受けた場合は、「分かりました。」というのではなく、「分かりました。どういう成果物を出せばいいか認識合わせさせてください。」と言い、『アウトプット』まで明確にしてください。

逆に仕事で何か指示をする場合、相手の「分かりました。」を信用しないでください。『アウトプット』イメージを相手に出させてみることでちゃんと『できる』ようになっているか見抜けます。

✅『できる』と『うまくいく』

『できるようになったのに、評価はあがらないんだよなぁ』と思ったことはありませんか。

『できる』『うまくいく』は、『わかる』『できる』以上に距離が離れています。感覚的には日本とアメリカぐらい離れています。
飛行機を使わないと移動できないぐらい距離です。

前述の通り『わかる』『できる』は、『インプット』『アウトプット』の関係です。これは、あくまで自分自身だけの話でしかありません。
いち個人の話であって、関係者はいないのです。

しかし、『うまくいく』ということを考えるとき、『うまくいく』には必ず関係者がいます。『うまくいく』というとき、必ず外部環境が存在しているのです。

できる』=『アウトプット』をするとき、それがうまくいっているかうまくいっていないかを判断するのは他者です。
そして、外部環境や相手が異なる場合、同じ『アウトプット』であっても当然結果は変わってきます。

だから、『できる』と『うまくいく』はとても離れているのです。

できる』ようになったとしても『うまくい』かないのは当然です。
そもそも『でき』ていないという可能性はありますが、自分が何かやってみて『うまくい』かない場合は、外部環境を変化させてみるというのも一つの手です。

✅まとめ

わかる』に到達しているから、イコール『できる』というわけではありません。『できる』から、イコール『うまくいく』というわけではありません。

『わかる』と『できる』は東京-大阪ぐらい離れていて、『できる』と『うまくいく』は日本-アメリカぐらい離れています。
自分に対しても、人に対してもその認識を持っていると、少しだけ気持ちが楽になるかもしれません。

✅余談

余談ですが、私が好きな言葉を紹介させて下さい。
『インプットはアウトプットの最大値を規定して、アウトプットはインプットの最小値を規定する』という言葉があります。百マス計算の生みの親、岸本裕史さんの言葉です。
インプット以上にアウトプットすることはできません。
インプット過多は良くありませんが、アウトプット量を上げるにはインプット量を上げるしかないのです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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