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ワインと、旅と、フランス語。ときどきランも。 読むフランスワイン、なnoteを目指して…

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ワインと、旅と、フランス語。ときどきランも。 読むフランスワイン、なnoteを目指して書いています。

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フランスでワインの勉強してみようかな

こんばんは。 このnoteのアカウントでは、ワインやフランス関連で活躍されている皆さんをフォローさせてもらっています。 ある方は海外でワインの勉強をされていたり、ある方は農業に転職されたり、いろんなアプローチでワインに通じる世界に入られていて、とてもまぶしく感じます。 そんな私も3年前、ボルドーでの酒飲みマラソンがきっかけにワインにはまり、その後都内のワインスクールに通ってワインエキスパートやWSETの知識を得ました。 その後どうしようとずっと思っていましたが、その答え

    • 笛吹ワインを巡る旅 桃の里でワインを堪能

      こんばんは。久しぶりのnoteです。 この週末はワイン県、改め山梨県のぶどうと桃の産地、笛吹市で行われるマラソン大会に参加しに行ってきました。 マラソンを終え、やまなしワインの試飲でほろ酔いながら、この週末のワイン旅を振り返ります。 ◆ 土曜日の午後、語学学校の授業が終わったその足で新宿へ。特急かいじに乗って、石和温泉駅に向かいます。 特急の座席に座ってすぐにVin de Yamanashiの案外が目に入りました。 JR東日本が推進している、アプリひとつで手軽にや

      • 「100%オーガニックな村」を実現させたミカエルさんの話

        こんばんは。このnoteでは時々、フランスワイン界で活躍しているすてきな人たちを取り上げています。 今回は、南仏ヴァール県にある人口950人の小さな村・コランス(Correns)にあるワイナリー「ドメーヌ・アプラ」のオーナー、ミカエル・ラッツさんについて。 彼は毎年夏にワインのオークションを開催しています。 それには理由があって、オークションで資金を集め、彼の生まれ故郷でもあるコンゴ民主共和国でのオーガニックな農業環境の構築に必要な費用に充てるためです。 今年開かれるオ

        • 深川ワイナリー訪問記

          もう1ヶ月以上も経ってしまったが、江東区にある深川ワイナリーを訪問。 フランスからやってきた友人を東京案内するにあたり、こちらのスポットをチョイス。 この友人とはなぜか日本茶で盛り上がった仲。 お茶だけでなくワインにも興味があるとのことで、はじめはこの数寄者と日本ワインを味わえるワインバーを探していた。 そしていろいろと情報収集しているうちに、ヒットしたのがこのワイナリー。そう、日本各地でワイナリーが増えていることは知ってはいたものの、23区内にあったのだ、ワイナリーが

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        フランスでワインの勉強してみようかな

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          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング③ シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン

          今回も引き続き、ボルドーのワイナリーを自転車で巡る旅。 サイクリング訪問3軒目はシャトー・レ・カルム・オー・ブリオン。 とてものどかなシャトー・スミス・オー・ラフィットを訪問後に、ボルドー市内にあるこのシャトーまで約1時間、ひたすら、自転車をこいだ。 先に訪問した見渡す限り広がるぶどう畑の広大さに比べると、ボルドー市内のこのシャトー界隈は、ぐっと都会に感じた(当たり前か)。 シャトーの紹介格付されていない、実力派 このシャトーの畑の面積は小さく、ぶどうの収穫量やワイ

          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング③ シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン

          ジェーン・バーキン追悼上映特集『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』とワイン

          今夜、本当はフランスワインを巡る旅の続きを書く予定だったのだけど、昼間からやばい映画を観てしまったので、これを先に書きたい。 現在、東京日仏学院では、フランス国立映画映像センターの協力のもと、昨年の夏に76歳で亡くなったフランスの女優、ジェーン・バーキンを追悼するイベントが行われている。 先週から明日の土日祝日にかけて、彼女が出演している6本の映画がエスパス・イマージュ(学校内のイベントスペース)で一日数本上映されており、私は『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』を鑑賞した

          ジェーン・バーキン追悼上映特集『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』とワイン

          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング② シャトー・スミス・オー・ラフィット

          前回に引き続き、ボルドーサイクリング日記。 1軒目のシャトー・カルボニューを訪問後、さらに南東に向かってシャトー・スミス・オー・ラフィットへ。 移動距離は2.2km程度で、風景を見る限りそれほど大きな高低差を感じることはないだろう。でも、ここはラフィット(昔のフランス語で「丘」の意味)というだけあって、実際に走ると高低差がきつかった! ボルドーの人気シャトーのひとつ独自路線を歩むシャトー 名前に「スミス」という英語圏の男性の名前が入っているところからも想像できるとおり

          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング② シャトー・スミス・オー・ラフィット

          国内の「マラソン×ワイン」なイベントがあったら参加してみようと思います🍷調べてみたら、山梨県笛吹市の桃の里マラソン、メドックマラソン公認・宮城県登米市の東北風土マラソン、北海道余市郡仁木町の仁木フルーツ&ワインマラニック、山形県南陽市の南陽さわやかワインマラソン…結構あるんだね!

          国内の「マラソン×ワイン」なイベントがあったら参加してみようと思います🍷調べてみたら、山梨県笛吹市の桃の里マラソン、メドックマラソン公認・宮城県登米市の東北風土マラソン、北海道余市郡仁木町の仁木フルーツ&ワインマラニック、山形県南陽市の南陽さわやかワインマラソン…結構あるんだね!

          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング① シャトー・カルボニュー

          昨年9月のフランスワインを巡る旅。 ボルドー滞在2日目。 約半日かけて、ボルドー市の南にあるグラーヴ地区を目指してサイクリング! 自転車移動が前提なので、訪問先はいずれも比較的ボルドーの市街地に近いところを選んだ。 今回の1件目の目的地は、レオニャン村にあるシャトー・カルボニュー。 訪問先を下調べするにあたり、ワイン好きの友人たちや、逆にワインを飲まないボルドー在住の友人に話を聞いたほか、自分でも調べて行きいシャトーをリストアップし、5件ほどコンタクトを取った。 しか

          フランスワインを巡る旅 ボルドーでサイクリング① シャトー・カルボニュー

          フランスワインを巡る旅 車を使わずボルドーのシャトーをまわれるか

          ボルドー地方滞在記の続きです。 2日目はボルドー南部のグラーヴ地区、 3日目はマルゴー村を巡りました。 滞在記を書く前に、重要な問題を整理する必要があります。 それは、 車を使わずボルドーのシャトーをまわれるか もっと厳密にいうと、 自分が車のハンドルを握ることなくボルドーのシャトーをまわれるか という問題です。 旅をするのに車を運転してくれる方やタクシーを自由に使える潤沢な資金があればよいに越したことはないと思いますが、単独行動、そしてワイナリー巡りとなると運転者の

          フランスワインを巡る旅 車を使わずボルドーのシャトーをまわれるか

          ワインの時事通信 2023年の10大ワインニュース

          こんばんは。 2024年もとっくに明けてしまいましたが、昨年に引き続き、フランスのフィガロ紙にて2023年に起こった10大ワイン&蒸留酒に関するニュースが取り上げられていました。面白かったのでご紹介します。 1.シャンパーニュ:メゾン・マムのローラン・フレネ氏が死去シャンパーニュメゾン「メゾン・マム(G.H. Mumm)」の醸造責任者を務めたローラン・フレネ(Laurent Fresnet)氏が2023年5月31日に病により死去した。賢明で厳格でありながらも晴れやかな性格

          ワインの時事通信 2023年の10大ワインニュース

          2023年にやったことと、2024年にやりたいこと ワイン編🍷

          こんばんは。 2024年も、どうぞよろしくお願いします。 最近は昨年9月のフランスワインをめぐる旅のことを綴っていてますが、今回は、昨年書いた「2023年にやりたいこと」の振り返りと、今年やりたいことをまとめてみます。 読んでやってもよいよ!という方は、昨年に引き続き、グラスを片手にちょっとほろ酔い気分でお付き合いください🍷 まず、2023年の振り返りから。 2023年にやったことその1 ワインの輪を広げる まず、「ワインの輪」ですが、お気に入りのワインのラジオ P

          2023年にやったことと、2024年にやりたいこと ワイン編🍷

          フランスワインを巡る旅 ボルドーのシテ・デュ・ヴァンで好奇心を満たす

          南仏の次なる目的地は、ボルドー。 マルセイユから飛行機で移動しました。 市内の宿でチェックインを済ませ、トラムを乗り継いでシテ・デュ・ヴァンへ。 市の中心部へ向かうトラムはジロンド河に沿って走ります。川沿いの遊歩道はゆったりとしています。また、道路の反対側には古くて優雅なアパルトマンが並んでいて、どこかパリの15・16区周辺の界隈に似た落ちつきを感じました。 ボルドーはイギリスとのワインの交易で栄えた港町。パリに先立ち18世紀の都市計画で整備され、現在は月の港としてユネ

          フランスワインを巡る旅 ボルドーのシテ・デュ・ヴァンで好奇心を満たす

          フランスワインを巡る旅 カシで偉大な白ワインを堪能

          9月のワイン旅、今回はフランスで2番目に大きなマルセイユ近郊にある港町・カシへ。 カシ、ともカシス、とも言われるけれど、ここはフランス人の発音に従ってカシとしよう。 カシという町は、ワインエキスパートの勉強で初めて知った。風光明媚な景色に、ロゼの産地・プロヴァンス地方では珍しい、高品質な白ワインの生産地。 ここもぜひ行ってみたいと、勉強の傍で思いを馳せていたところ。 ◆ 山のふもとからいざ、海方面へ。 9月のプロヴァンスは天気が良く、空はからっとしていて本当に気持ちが良

          フランスワインを巡る旅 カシで偉大な白ワインを堪能

          フランスワインを巡る旅 太陽とぶどうとオリーブと。リュベロンのワインは自然の賜物 後編

          南仏リュベロン地方を巡る旅。 リュベロンは(も)短い滞在だったけれど、フランスの田舎を感じることができて楽しかった。気合を入れて書いたら長文になってしまったので、記事を前編と後編に分けた。今回はその後編。 ※ワインネタは、薄め。 Rousillonリュベロン地方3か所目の目的地は、ルシヨン(Roussillon)。 ここはリュベロンを代表する集落のひとつで、「フランスでもっとも美しい村」にも選ばれている山あいに佇む小さな村だ。 この地域は「フランスのコロラド」という異名を

          フランスワインを巡る旅 太陽とぶどうとオリーブと。リュベロンのワインは自然の賜物 後編

          フランスワインを巡る旅 太陽とぶどうとオリーブと。リュベロンのワインは自然の賜物 前編

          フランスワインを巡る旅、まだ続いています。 今回の旅先はプロヴァンス地方の北東部、リュベロン地方へ。 ◆ 9月中旬の時期のプロヴァンスは、ちょうど黒ぶどうの収穫時期だった。車窓から広がるぶどう畑に目をやると、時々、たわわに実ったぶどうがなっている風景に遭遇した。日中はあふれんばかりの陽光に、気温は高く上がっても乾いた空気が心地よかった。 リュベロンといえばリュベロン地方というと、ワインよりも風光明媚なフランスの美しい田舎村の印象の方が強いかもしれない。ガイドブックにはよ

          フランスワインを巡る旅 太陽とぶどうとオリーブと。リュベロンのワインは自然の賜物 前編