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【第二新卒】転職初期に知りたかった応募書類の書き方について

さて、第二新卒の転職を経験した私ですが、書類選考や面接が大変過ぎて頭がもげそうになりました。どれだけ大変かというと、まず「書類選考に通らない」。第二新卒は経験が浅いこともあり、そもそも未経験や新卒と同じような扱いになります。

かつ、企業自体も採用人数が1人という非常に狭き門になるため、そもそも書類が通過しても面接で落ちるなんてことは至って普通です。

よく本などには「書類が通ったら経歴は問題ない」ということや、「あとはどれだけ自己アピールできるかの勝負」なんて書かれていたりします。

ただ実際に経験した私の目線から申し上げると、実情は以下の通りです。

<筆者のステータス>
・文系
・社会人経験3年(大卒)
・資格は統計検定2級とTOEIC

  • 書類の通過率は10%未満(10社に1社)。

  • 通過した企業はほぼ「中途採用比率が高い」企業。

  • 書類が通っても面接でほぼ落ちる。

  • 企業はエージェントを2~3社使っているため、応募者の規模が分からない。

  • 準備不足だと本当に受からない。

  • 大企業や人気企業はまず通らない。

このような感じです。また、転職が初めての場合、以下のような流れになるかと思います。

<転職の流れ>


  • 右も左もわからぬまま「行けるだろ」と言う気持ちで、人気企業ばかりに応募。

  • どこにも書類が通らず、転職エージェントに登録。

  • 職務経歴書と履歴書の添削。

  • 人気企業の求人が多いため、ここでも人気企業ばかりに応募。

  • ほとんど通過せず、中小企業へも応募を開始。

  • 10社に1社通過し、面接するも通過せず。

  • 面接対策を開始して通過し、内定。

このような感じでしょうか。もし学歴や新卒での就活をしっかりしていれば、もう少しトントン進むはずです。しかし、新卒の就活をあまり頑張らなかった場合は、上記のような流れを経験するかと思います(私はこちら側)。

もし職務経歴書や履歴書の書き方、面接の練習をしっかりしていれば1カ月や2カ月で転職活動は終わっていたかもしれません。そこで、今回はその中でも書類の書き方・注意点についてお伝えしたいと思います。

<書類作成の注意点>

まず書類作成上の注意点として、重要な点が2つあります。

1点目はその企業に合わせた内容で作成する。
2点目は自己PRを具体的に書く。

「普通じゃない?」と思われそうですが、それができれば苦労しません。自分では具体的に書けたと思っていても、私も書類が普通に通るようになるまでに4回は「これで完璧」と思っています。だから最低でも3回は添削や修正が必要になると思っていてください。

職務経歴書の【職務要約】と【自己PR】については、応募先企業の無いように合わせて変える必要がありますが、それ以外のところは基本変わりません。

なのでこの変える必要がある部分について、現時点のベストをお話しします。

①職務要約について

さて職務経歴書の中で一番重要なのがこの【職務要約】欄といっても過言ではありません。なにせ人気企業や大企業には毎年何千枚と応募書類が届くわけです。となると、それを選別するためには少し見て判断するしかないわけです。書類ばかりに気を取られて面接がおろそかになれば元も子も無い訳ですから。

なら、企業は一番最初にどこを見るのかというと、この【職務要約】ということになります。職務要約を見て、求人の職務内容に合いそうだと思ったら次の履歴欄を見る。そして最後に自己PRを見て、履歴書で経歴をチェックして面接に臨もうという訳です。

じゃあこの職務要約に魂を込めようじゃありませんか。

どのように魂を込めるかというと、答えは求人票の職務内容必須スキル欄に書かれています。「私はあなたの職務内容と似た経験もしてるし、そのスキルも活用してましたよ」って言えばいい訳です。

例えば1社のうちに営業なら永遠と営業をしているなんて人はいませんよ。例えば営業でも提案資料を作成するし、社内調整もするし、チームリーダーにもなるし、会議の運営だって経験したかもしれません。

ならただ単に「営業を経験」と書くのではなく、リーダー経験を必須スキルにされているなら、「リーダーとして○○を経験」と書いた方が良いに決まってます。

中身を盛ったり、嘘を書くのではなく、その会社に合わせた内容寄りにしようねという話です。これが私が転職初期に知りたかった内容の1つ目。

②自己PRについて

自己PRもその会社に合わせた内容にするのはもちろんですが、より良いモノにしようとするなら具体的な内容を書く必要があります。

ただ具体的な内容と言われてもどのレベルの具体性があればいいのか分かりません。まあ申し上げるとするならば、「その人の手や足の動作までも思い浮かぶ」レベルです。

例えば、「10人1チームのリーダーとして提案営業を主導し、売上の改善に尽力いたしました。当初はメンバー間の知識にバラつきがありましたが、事例共有や顧客管理を共同して行うことで、提案の質や知識量の底上げを図りました。その結果、お客様に対して最適な提案が可能となり、売上も改善させることができました」

上記の内容だと、この人がどんな行動をしてきたか、どんな結果を出したかというのがハッキリとイメージできます。「10人をまとめてきたのか」とか「きっとパソコンのExcelか何かで共同管理してたんだろうな」なんてことが想像できます。

反対に「営業としてお客様の御用聞きではなく、サービスの提案にも力を入れてきました」みたいな分だと、ちょっとイメージは湧きにくいですよね。再現性を伝えるためには具体性も必要だと思ってください。

また聞く側の立場で考えてみると、やはり面白いのは具体的な方ですよね。聞いていて想像ができること、想像がしやすいこと、分かりやすいことがこの自己PR欄では重要になります。

以上が、私が転職初期に知りたかった書類の書き方でした。

おわりに

書類選考の次は面接ですが、やはり一次面接に通過するのが難しい。そこで有料にはなりますが、私の実体験をもとに面接対策noteを作成しました。

第二新卒で困っているかた、なかなか面接が通過しない方、短期間で転職を成功させたい方には参考になるかと思います。よかったらぜひ読んでみてください(役に立たなかったら返金して、ネクタイでも買ってください)


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