保険は「愛」ですか?いいえ、知識です。
保険屋さんは良く、保険は「愛」です!とか
保険で「愛」を表現しましょう!とか、
「愛」があるなら保険を使いましょうとか
良く言ってきます。
特に最近では「終身保険は最後のラブレター」とか
もはや意味不明です。
でも、
この言葉を本気で信じて販売している保険屋ルーキーもいてます。。
本当に嘆かわしい事です。。
何が嘆かわしいかと言うと
「愛」という抽象的な事象と、保険(金融商品)という本来、数値的確実性を持った物が同等に扱われているということ。
また抽象的な「愛」という言葉でごまかして、お客さんに買わせていること。
ありえません。
まるで保険を入っていないことは「愛」を表現できていない様ですね(笑)
と、いうより保険以外で「愛」を表現できないのか?と言いたくなります(笑)
私たち、プロの保険屋さんはこのような戯言を一切言いません。
言う人は2流以下です。そんな保険屋の言葉を信じちゃダメです。
なぜなら!
保険商品には
設計書と
保険証書と
約款と
重要事項説明書
という取説があります。
殆どの人はこれを見ませんが、ここに契約された保険商品の全てが書いてます。
この4点セットは全ての保険会社が御契約されたお客様にお渡しすることになっていますが、そのすべてに、どこにも「保険は愛です」とは書いてません。
書いてもないのに、なぜ「保険は愛」などと言えるのか?
保険会社が出す書類に一言も記載されていないのに、
「保険は愛」などと保険屋さんは言う理由は何なのでしょうか??
それは、簡単です。
言われた側は、そう言われたら「じゃあ入っても問題ないね、愛だから」と
勘違いする人がいてるからです。
僕らからしたら鴨です。
例えば奥さんに死亡保険受取人として契約したとします。
死亡保障は3000万です。
保険屋さんはこう言います「これは愛ですね、ご主人から奥様への最後のラブレターです」。。。(しんみり(´;ω;`))
そしたら契約する方も「そうだね!うまい事言うね!」なんて思ったりします(笑)
しかしよくよく考えてください。
3000万円の保険が愛ですか?
その保険に入れば愛は完了ですか?
月々の支払いが5000円以下で愛を表現しているのですか?
愛に税金や相続税を考慮しないのですか?
それってなんでも使えません?愛って言えば何でも通りますよね?
自動車を残す、これも愛ですよね?
家を残す、これも愛ですよね?
何か残してあげたら愛って事ですよね?
それがラブレター何でしょうか????
違います。
保険屋さんから言わせれば保険の効果は下記になります。
①残された家族が生きていけるようにするお金を発生させる。
②お金の支払い金額と受け取り金額のレバレッジを発生させ受取人に金銭を授与する。
③そのお金の増加レバレッジを生かして納税資金・借金返済・生活資金に使う
このような「お金の事を実現する」
金融商品です。
愛でお金は動きませんし、愛があるからと言ってお金は増えたりも減ったりもしません。
そしてお金が無いからと言って「愛」が無いわけでもありません!
さらに最後のラブレター代表格の終身保険ですが、特段終身保険が良いとも限りません、コスト面からみて定期保険が良いかもです。
利率が良いなら変額や養老でも十分です。
このように保険商品は抽象的な「愛」に惑わされないようにしっかりと
計算して数値で表すようにしてください。
抽象的な言葉で近づく保険屋は危険です(笑)