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自分と向き合うという作業

【自分と向き合う】ということを本気出して始めたのは7年前。
それまでも子供の頃からずっと当たり前のように自問自答しながら生きてきたけれど、自分が嫌いな感情や性質を奥深くに押し込めてきた。

私が最も嫌いな感情が『嫉妬』だった。

人に対して羨ましいという感情が起こらなかったつもりで生きてきたけれど、いつの間にかしまい込んでしまっていただけだった。

【自分と向き合う】作業を進めていくと、自分がしまい込んできた全ての感情がとめどなく溢れ出してくる。パンドラの箱を開けたように。

自分の中に自分が嫌いな感情がこんなにも詰まっていたなんて。何十年もかけてギュウギュウに奥底にしまい込んで無かったことにしていたなんて。

一つ一つの感情と向き合い、認め、受け入れ、手放す。
「今までありがとう。もう要らないよ」と。

様々な出来事が付随して起こる度に、この作業が進められる。と同時にフィジカル面でも要らないものを捨てていく作業もしなければならない。

心、頭、身体、全て溜め込みすぎた自分の身体から、もう自分には必要のないものをどんどん捨てていった。

いちばん簡単なのが身体に溜まったものを捨てること。『病は気から』なのは当然だけれど逆も然りで『気は身体から』でもある。


身体が健康になるとフットワークが軽くなり行動範囲が増える。
行動範囲が増えれば人との関わりが多くなって、良くも悪くもたくさんの経験をして魂が磨かれて精神が強くなる。
頭も働かせなければならないから、どう生きたら楽しくなるのかを考えながら行動する力をつけることになる。

ネットで「うつ症状診断」というものがある。それを当時の自分に当てはめてやってみた。サイトによって差があるが、1つの診断では『重度のうつ症状です。病院での診察を』と出た。

24時間以上眠れないことは当たり前。布団に入って2時間かけて眠ってもすぐに目が覚める。朝まで眠れたことがない。
やる気がでない。涙が出る。感情のコントロールができない。怒りを爆発させてしまう。
後悔する。を繰り返す。

元夫には「お前頭おかしい!」と何度も言われた。ほんとに自分はおかしいと思った。でも『鬱』という知識がなく病院に行くという選択肢は自分にはなかった。


結果、メニエール病という病名がつく。耳鳴り、聴力低下、めまい。

今となれば、コレも私には必要な経験だったんだと実感している。

耳が聞こえないことは『余計なことは聞かなくていい』という意味だと捉えて。
めまいで動けなくなる時は『働きすぎ。ゆっくり休みなさい』の意味。

目眩で気持ち悪くて吐き続けているのは、身体の中の要らないものを出してくれてる。食べ過ぎ飲みすぎだったんだよと気づかせてくれているということ。


身体→頭→心

の順に溜まったものが捨てやすい。

【自分と向き合う】事は想像以上に苦しいことだったが、やりきって乗り越えた今、コレはやらねばならないことだと言い切れる。


私は3年間毎日朝から晩まで泣きっぱなしだった。子供がいない時やお風呂の中で号泣して毎日目を腫らしていた。

毎日が一日おきになり、3日おきになり、、、「そういえば、泣かなくなったな!」という日が必ず来る。
今でも号泣する日もある。

具体的に人に何かを言われたとかされたとかよりも、自分自身の嫌いな部分を正面から見つめること、受け入れることの方が苦しい作業。だけど自分と向き合って欲しい。

本当の自分に戻るために。
未来の自分の笑顔のために。

愛する人のために。

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