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非特異的腰痛の理学療法ーエクササイズ編ー

はじめに

このnoteは、誰にでもお役に立てるわけではありません。
ですが、以下に一つでも当てはまる理学療法士の方は、読んでみてください。

✅非特異的腰痛の理学療法を学びたい
✅非特異的腰痛に対するエクササイズの引き出しを増やしたい
✅個体に合わせた(その人に合った)エクササイズを提案できるようになりたい
非特異的腰痛に幅広く対応できるセラピストになりたい

この記事は、非特異的腰痛シリーズの第3弾(完結編)になります。

🔻非特異的腰痛シリーズの第1弾(基礎編)はこちら🔻

🔻非特異的腰痛シリーズの第2弾(臨床実践編)はこちら🔻

第2弾(臨床実践編)で学ぶ「非特異的腰痛に対する治療的評価法」の結果を踏まえて個体に合わせたエクササイズを提案する方法をご紹介する内容となっています。

エクササイズの引き出しは多く知っておくとよいです。ただし、エクササイズをそのまま患者さんに当てはめるのではなく、患者さんに合ったエクササイズを提案していくことが何より大切です。

臨床力を高めるいちきっかけとなれば幸いです。

by Rui

自己紹介

はじめまして、forPTのRui(ルイ)です。理学療法士免許を取得し、現在は整形外科クリニックに勤務しています。
forPTとは、理学療法士の臨床と発信を支援するために2019年に発足されたコミュニティです。

forPTの主な活動
instagramTwitterを中心としたSNSでの情報発信
ブログ(https://forphysicaltherapist.com)での情報発信
・限定noteの販売

instagramのフォロワー数は、9000人を越え、多くの方に共有していただけるコミュニティとなりました。
臨床に役立つ知識や技術を発信し続け、現在では理学療法士だけでなく、セラピスト全般、理学療法学生、柔道整復師、スポーツトレーナーなど幅広い職種の方にもシェアいただいています。

販売情報(2022.5.5更新)

2022.4.30 一般販売を開始
先着10名限定(5/2まで) 1,500円(終了)




通常価格 2,000円(単体販売)👈イマココ

それでは以下より、『非特異的腰痛の理学療法ーエクササイズ編ー』になります。

各項目の説明と注意事項

次項で挙げるエクササイズの各項目は以下の内容を記載しています。

【対象】:エクササイズが適応となる患者像や症状について紹介しています。
【方法】:エクササイズのやり方を説明しています。
【治療的評価】:どの治療的評価法が陽性(疼痛が減弱または消失)となった際に有用なエクササイズかを列挙しています。適性が高いものは太字にしています。
【補足】:エクササイズに関する補足情報を記載しています。

非特異的腰痛に対する治療的評価法(16種類)は下記noteでご紹介しています。

エクササイズの回数やストレッチの伸長時間は対象者の状態や目的に応じて設定しましょう。

以下は、一つの目安として参考にしてみてください。

エクササイズの回数=10〜20回×2〜3セット
ストレッチの持続時間と回数=30秒×3セット

エクササイズの適応については、エクササイズ実施後の効果検証を推奨します。

効果検証では、①腰痛が減弱または消失するのか②疼痛出現動作で腰痛出現までのROMが拡大するのかは、良好な結果として捉えられます。

エクササイズ実施後に疼痛が増強する場合は、負荷量が適切ではないか、またはエクササイズが不適当な可能性を考慮します。

非特異的腰痛に対するエクササイズ

ニューテーションセルフ誘導動作練習

【対象】
・仙腸関節性由来の各動作時痛(前屈、後屈、体幹回旋)
【目的】
・仙腸関節ニューテーション位への修正
【方法】
片方の手は疼痛側腸骨を把持して、もう片方の手は第2〜4指を仙骨上部に当て前傾方向(ニューテーション)へ軽く誘導します。両手の固定を維持したまま疼痛出現動作を繰り返し行います。実施回数は7 〜8回のみ行います。
【治療的評価】
①ニューテーション徒手誘導
【補足】
・先に腸骨、仙骨位置の確認または指導が必要です。
・必ず疼痛が減弱していることを確認しながら実施します。

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