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場を編み、場を育む (3/13)堀下

※これは江本さん(じゅり)との交換日記です!

江本さんからもらった日記はこちらをご覧ください。
気配と余韻 (3/5)江本


江本さんからいただいた質問に答えましょう。

Q. 気がつくとついつい考えてしまうことってなんですか? 

A. ふむふむ…その質問の意図はなんだろうなぁ。
江本さんはどんな回答を求めてその質問をしたんだろう…。

というようなことを、常についつい考えてしまいます。

口は回るタイプだと思うし、たいていの”難しい”局面は口で乗り切っちゃう人間なのですが、でもだからこそ、その裏にある問題意識や課題感、全体的な背景については丁寧に汲み取りたいなあと日々思っています。

(ところで前回挙げてくれた『気配と余韻|原田郁子』とっても良かった。
『やわらかくて きもちいい風』が特に好きだった!
最近はLabのBGMとしてもよくかけています◎)


たとえばおかみやコミュニティマネージャーとしてのじぶんが、その場にいるのかいないのか。影響してるかしてないのか。わからないけど

というところ、あるいは

ひとがいる限り影響が0っていうのはありえない。

ということを、ぼくもよく考えていて。

常々「影響を与えず、価値を与えたい」と考えています。

Tsukuba Place Labではもちろんのこと、グリーンバードつくばでもその他さまざまなイベントや日々出会う人たちとのコミュニケーションにおいて、なるべく自分の影響を与えたくない。そのうえで最大限の価値を提供できないかなあと思っています。相反するようだけれども、自分の中では明確にちがっていて。なんだろうなあ…うまく表現できないんだけれども、影響とは与えて終わりで、価値はその後も綿々とつながっていく、そんなイメージで捉えています。

ふむ、この話はぜひまた今度しましょう。


一緒にイベントを企画し登壇しましたね。

Lab対談 vol.11 場を編み、場を育む』と題して尼崎ENGAWA化計画などなど兵庫県尼崎市で場を編み続けている藤本遼さんとじゅりのおふたりをゲストとしてお招きし、モデレーターをぼくが務めさせていただきました。コミュニティ界隈で活動する90世代の3人です。

Lab対談は年間350本以上ものイベントが開催されるLabにあって、Labが、そしてなにより僕が、最も力を入れているイベントの1つです。

振り返ってみて、今回はふたりともから圧倒的な力を見せつけられた会だったなあと思います。

別に誰に気を遣うでもなく誰を立てるでも蔑むでもなく、ただただ最近はぬるかったなあと思わされた2時間でもあって。藤本くんのミーツ・ザ・福祉の取り組みやじゅりのシーナと一平立ち上げまでの”半年間”を聞くと、自分の取り組み方の甘さや計画性のなさを痛感して、久しぶりに本気で”堪えた”イベントになりました。

ありがたい。

”悔しさだけが原動力”な自分にとってこういった機会をもらえることは本当にただただありがたいし、絶対に追いつき追い抜きたい、そう思える同世代の2人との対談イベントでした。


成長しているなぁと思う瞬間。

先週はとにかくアウトプットな1週間でした。

先述の『Lab対談』はもちろんのこと、Yahoo! LODGEにて茨城県主導で開催された『ローカル(地方)に関わる・暮らすという、これからの働き方を考える〜東京・茨城の二拠点活動とその先〜』や水戸は茨城大学すぐそばのコミュティスペースにて開催した『茨大生のための場づくりとは ~場づくりのファーストペンギンが語る茨大だからできること~』などなどで登壇させていただき、これまでの活動を振り返る機会を多く持ちました。

それらでの気づきや雑感はfacebook投稿に譲るとして、せっかく文字で綴っているブログなので少しそこらへんで感じたことを残しておこうかと。

本ブログの書き出しのところで述べた通り、たぶん僕は

口は回るタイプだと思うし、たいていの”難しい”局面は口で乗り切っちゃう人間

なのです。

クロストークでもパネルディスカッションでも、はたまた著名なゲストをお招きした際のモデレーターでもファシリテーターでも、たぶん”そこそこ”こなしてしまいます。

ここには、自慢ではなく、どちらかというとネガティブな意味合いを含んでいます。

その場しのぎとでも言えばいいのかな、そこそこのコメントを残し、まあまあの満足度をみんなに持ち帰ってもらうような、そんな落としどころを探ってしまうのです。

でも、だからこそ、文字に残すというアウトプットは、どちらかというと苦手で。好きだけど、得意じゃない、そんな感じです。


これ、最近ずっと考えていることです。

熱量をどう文章に落とすのか。イベント企画段階でも気になるし、運営メンバー及びプロジェクトメンバーとの温度感共有において肝になるのもまた対面コミュニケーションとフォローアップとしてのメッセージだと思っていて。そのバランスが崩れるとよくない気がしている。だからこそ、的確に端的に、そして時として機知に富む雑談を文字にして伝えたいなぁ、と。

まとめると、じゅりに「”交換日記”をしよう!」と声をかけてもらえたことでまだまだ成長できる機会をもらえたと思ったし、なにより、もっともっと遠くへ一緒に走っていく仲間をつくるために、口語だけではなく文語でしっかりとしたアウトプットを生む必要性がある、そう感じている最近です。


聞きたいことは尽きません。

”訪れたことのあるまち”の中でいちばん好きなまちはどこですか?

あまりにもチープな質問でごめん。笑
とは言え、思うところはもちろんあって。

僕は旅が好きで学生時代(去年の今頃まで”まだ学生”でしたが…)に47都道府県すべてを旅し、東南アジア放浪を中心にバックパッカーをしていました。日本だと長野市がいちばん好きで、国単位で言うとラオスが群を抜いていちばん好きです。それぞれやっぱり人に紐づいている部分は大きいのですが、長野市は初めてひとり旅で訪れ、初めてのゲストハウス滞在で出会った多種多様な背景を持つ世界中の旅行者から感じ学び、広がった世界観が未だに記憶に新しいからだし、ラオスも最貧国の一つという認識で向かったにもかかわらずやさしく穏やかに暮らしている人々の営みを感じたことが大きな理由です。

「好きな本」や「今アツいと思っている人」なんてのは対象や時期が変われば、ともに変わるもの、むしろ変わるのが自然なものだと思っています。でも”好きなまち”って限りなく原体験に近いものかなと思っていて。そういえばそんな、プリミティブな部分は確かに何も知らないや、と思った次第です。


やっと交換日記に慣れてきたかも。

江本さんの今回の日記を読んだときに「あぁ対象が定まるとこんなにも読みやすくなるのか」と思うとともに、自分の日記ははてさて誰に宛てたものなのか…と思い悩んだりしました。そう、いかんせん、文語は苦手なもので…

とは言え、少しずつ見えてきたなあと。
なんでもトライ&エラーで少しずつだな、と再認識したところです。

いやぁ救われたなぁ。交換日記はじめてよかったわ~

という言葉はもちろん嬉しいし、
いやむしろ「こちらこそ!」と思っているとともに、

一緒に仕事はじめてよかったわ~

を求めてもっともっと努力したいと思っているわけです。

ありがとう◎

つくばにいらしてくださった方にコーヒーでもご馳走するために使います!