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#仕事・人生 | 久藤あかり

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#創作大賞2024

実家が全焼して考えた〜火事の後始末

2024年1月、愛媛県にある実家が近隣からの延焼(もらい火)により全焼しました。 車も2台が全焼、1台が一部溶けましたが、家族7名全員無事でした。 火元はお向かいさんの午前4時の天ぷらの不始末。 家族は家が燃える音で目が覚め、言葉通り着の身着のまま逃げたので助かったそうです。 私は火災当時東京にいて、連絡を受けてから準備し当日夜には現地入りしました。 現地に着いてわかったことは、 ・火災保険に入っていない ・出火者に重過失がない限り損害賠償請求はできない(失火責任

人生初めての手術(白内障)レポート

こんにちは。はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。 2024年5月、私は人生初めての手術を行いました。白内障の手術です。白内障とは眼の病気です。そうです。初めての手術で眼を手術するのです。これは想像以上に怖かった! 白内障とは白内障とは、外からの光を集めてピントの働きをする水晶体が濁り、光がうまく通過できなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下する病気です。(詳細はこちらを参照) 白内障が進行すると、目がかすむ、視界が暗く感じる、ぼやけて見える

【創作大賞2024】応募作品:小学生でもわかる資源経済学と計算資源経済学入門

 やぁ、みんな! 今日はボクの専門分野の『資源経済学』と『計算資源経済学』についてエッセイスタイルで説明するよ。ところで、みんなは『エッセイ』って何だか分かるかな? 日本語だと『随筆』っていうんだけど、ちょっと難しい言葉だよね。  エッセイは、自分の考えや意見、経験などを自由に書いた文章のことなんだ。作文のように決まった形式がなくて、自分の思ったことを気軽に書けるんだよ。だから今日は、みんなに分かり易く話すようにエッセイを書いてみたよ。  ところで、note#創作大賞20

エッセイ|もしもしミスター背後霊、そちらは今どんな具合?

ほんの少しのさじ加減のミスが、人生を大きく苦悩させることがある。 たとえばそれが、ドアを閉めるタイミングが早いか遅いかという程度の問題だったとしても。 突然ですが、あなたは死後の世界を信じますか? 私はめちゃくちゃ信じてます。 だって私には、背後霊のような存在がいるから。 正確には、今は亡き愛しき友人が、いつも側にいてくれていると信じているから。 でも実際は、そう思えるまでには長い時間が必要だったのだけれど。 今だからこそようやく笑って話せること――。 今宵、少しばか

下請け宅配業という奴隷制度①

xで【宅配便】と検索すると、 以下のような文章が見られます。 「時間指定してるのに荷物が来ない。  ありえないんだけど」 「荷物が雨に濡れている。こっちは客なのに」 宅配業者への恨み言が、山のように、検索結果として出てきます。 この文章は、実際に宅配業務に携わり、 運営にも参加していた僕が、世間に **「宅配下請け業務の実情」** を知ってもらうために書きました。 例えば、大手ネットショップの荷物を1つ配達した場合、運送会社が受け取る金額は140円です。100円

【体重17㎏の私】精神科入院1年を経て得た「辞めて幸せになった4つのこと」と飽食の時代に『餓死』しかけた過去~ASD+精神疾患と診断されるまで~

#創作大賞2024 #エッセイ部門 これまでの様子は上記記事から↑(下の記事は中学時代のトラブルを語っているが、小学生の時も同じようなことがあったのでご参考までに) 完璧主義だった私 なんとなく生きづらさや体調不良を抱えつつも環境や人間関係に恵まれていたお陰で、他の人と同じような生活を送ってきた私の小学校時代。 真面目で穏やかで誰にでも分け隔てなく優しい。 成績も良く、正義感も強くいじめの仲裁にも入る。 完璧主義で掃除の時間すら手を抜かないしっかり者の優等生ー。

#150 めざせ!えほんセラピー犬。【司書編】学校図書館法

学校図書館とは学校図書館とは、小学校、中学校及び高等学校において、図書、視覚聴覚の資料その他学校教育に必要な資料を収集し、整理し、及び保管し、これを児童又は生徒及び教員の利用に供することによって、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童又は生徒の健全な教養を育成することを目的として設けられる学校の設備をいう(学校図書館法第二条) 学校図書館は、「教育課程の展開に寄与する」とともに「健全な教養を育成する」ことを目的にしています。 そのために次の機能があります。 1.読

生きがいについて~ある北海道の職場から~

折に触れて神谷美恵子の「生きがいについて」を手に取る。 冒頭から心をつかむ文章にいつも胸が熱くなる一冊だ。 本家には遠く及ばないけれど僕自身が最近、「生きがいについて」をある人から教えられた出来事について今日は紹介しよう。 現在、僕が勤務している会社は産業廃棄物処理業だ。 いわゆる「ゴミ屋」さんで主に後志管内の産業廃棄物を収集、処理している。 ゴミ屋と聞くと世間からは「汚い・キツイ・カッコ悪い」、3K仕事だとイメージされるかもしれない。 それでも僕は毎日ワクワクしなが

「書く」。「書かない」。

「てがみさま」というお話を書いたことがあります。 手紙の神様。てがみさま。 大切に書いた手紙には神様が宿ることを──短いお話にしました。 封筒を開け、折りたたまれた便箋をひらくと、おかっぱ髪の女の子の神様が、ちょこんとそこに現れる。それが、てがみさま。 そのお話を書いたのは、もうずいぶん前のことです。 誰かに手紙を届けるのが、いまよりずっと身近な時代でしたから、ちょこちょこと、お礼状など書く習慣がありました。 手紙を書くときには、必ず心を込めて。 封書のときには、てがみさま

おじいちゃんは死なないと思ってた

 大人になってからも、おじいちゃんが入院してからも、「おじいちゃんは死なない」と思ってた。だって、スーパーマンだから。  その日、私は働いていた。母から着信があり、あぁまずいなと思いながら、電話にでた。母が「おじいちゃんが危篤で、今高速で病院に向かってる。」と言った。「きっとおじいちゃんは待っていてくれると思うから。お母さんが事故ったりしないように。辛いと思うけど、安全運転でね。」と絞り出すように伝えた。【注1】  仕事に戻って少し経つと、急に腕時計が止まった。あぁ、だめ

亡き祖父について。

皆様こんばんは。 おいはるです。 24回目のnote執筆をします。 よろしくお願い致します。 遅くなりましたが…書きたいことがあります。 それは…亡き祖父のことです。 1998年5月8日に亡くなったので、早いもので26年が経ちました。 少しでも良いので書かせてください。 私の言葉で、亡き祖父に捧げたいんです。 障害者として生まれてきた私に、 「18歳までに身の回りことができるようになればいいんだ」とか 「警察沙汰になるようなことは、絶対にするなよ」と祖父から教えられた

人生の記録/元警察官の鍼灸師

大学を卒業して警察官となった 私はエンジニアになろうと工学に進んだが、大学時代あまり勉強しなかった 授業についていけなかったのだ 数学が苦手、電磁気学の理論はチンプンカンプン やっと、卒業できたくらいだった コンピュータの授業は好きだったが 成績が悪かった 就職活動しても、良い就職先はなかった 就職活動中、帰る途中で財布を落とした、免許証が入っていた 交番に届けられていた 連絡を受けて取りに行った 交番の警察官に勧誘された そんな訳で警察に入った 交番の警察官に「これからはコ

ひとりでもお客さんが来てくれる限り- JR東日本唯一の立ち売り駅に響く、1回30秒の餅売りの声 -

福島と山形を結ぶ奥羽山脈の難所、板谷峠。1899年に鉄道が開通したこの区間に、蒸気機関車の峠越えを支えるためだけに作られた駅がある。その名は「峠」。 一昔前、駅のホームで「駅弁、えきべーん」という売り子の掛け声とともに、立ち売り、ドア越し販売が行われていたが、東日本で唯一、今もその姿を見ることができるのがここ峠駅。乗降客は限りなくゼロに近いこの無人駅で売られているのは「峠の力餅」だ。1901年に「峠の茶屋」初代が売り始めたお餅を木箱に入れ、現在は5代目の小杉大典さんが駅に立