【海外書籍ランキングTop10】#40今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング
こんにちは。
フォレスト出版です。
今週の、アメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキングのお時間です。
本日も、海外書籍ランキングのリアルタイムの情報をいち早くお届けしていきます。
前回は久しぶりに、初登場本が多く見られるランキングでした。
先週は、長期連続1位の「Atomic Habits」を押さえ、FOXニュース司会者の
ピート・ヘグセス氏の
「Battle for the American Mind」
が初登場1位を飾り、
ピックアップ本では、宗教・スピリチュアルカテゴリのウィッシュリストランキング第3位より、ネガティブな思考パターンを克服する方法、
「Stop Overthinking」
をご紹介しました。
では、今週のランキングを見ていきましょう!
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★Amazon.com 週間売上Top10(2022/7/3時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~
第1位「Atomic Habits」
JAMES CLEAR
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/95,835REVIEWS)
☆179週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する、習慣を変えるために必要なツールと戦略。
第2位「I'd Like to Play Alone, Please」
TOM SEGURA
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/361REVIEWS)
☆2週連続ランクイン
大ヒットポッドキャスター、スタンダップコメディアンとして大成功を収めたトム・セグラが、若さゆえの失敗や子育てなどを綴った、陽気なリアルライフストーリー。
第3位「The End of the World Is Just the Beginning」
PETER ZEIHAN
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/157REVIEWS)
☆2週連続ランクイン
地政学的戦略家であるピーター・ゼイハンが描く、アメリカの安全保障政策と、世界中に広まった貿易システムの終わりから始まる次の世界。
第4位「An Immense World」
ED YONG
(CUSTOMER REVIEWS:★4.5/27REVIEWS)
☆ランキング初登場
ピューリッツァー賞受賞の科学ジャーナリスト、エド・ヨンが送る、
人間以外の動物が知覚する、香り、電磁気の波、圧力のパルスを経験させてくれるスリリングな知覚ツアー!
第5位「Battle for the American Mind」
PETE HEGSETH & DAVID GOODWIN
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/517REVIEWS)
☆3週連続ランクイン
FOXニュースの司会者でもあるピート・ヘグセスによる、学校教育による左翼の洗脳から子供たちを救うための画期的なロードマップ。
第6位「Scars and Stripes」
TIM KENNEDY & NICK PALMISCIANO
(CUSTOMER REVIEWS:★4.9/346REVIEWS)
☆3週連続ランクイン
グリーンベレーの狙撃手であり、UFCのヘッドライナーでもあるティム・ケネディが、失敗を受け入れ、最強の自分を手に入れるための教訓を綴った刺激的な回想録。
第7位「The Body Keeps the Score」
BESSEL VAN DER KOLK, M.D
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/51,082REVIEWS)
☆84週連続ランクイン
トラウマ研究の第一人者のコルク医学博士による、トラウマを癒すための大胆で新しいパラダイム。
第8位「Atlas of the Heart」
BRENE BROWN
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/12,369REVIEWS)
☆31週連続ランクイン
人間の87の感情と経験のリストを地図化することで、自分を見失なわず、他者との繋がりを取り戻す。ブレネー・ブラウン博士による“心の地図”。
第9位「Happy-Go-Lucky」
DAVID SEDARIS
(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/1,336REVIEWS)
☆4週連続ランクイン
「ストーリーテラーのチャンピオン」と評されるデヴィッド・セダリスのベストセラー『カリプソ』以来の個人エッセイ集。
第10位「The Four Agreements」
DON MIGUEL RUIZ & JANET MILLS
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/81,749REVIEWS)
☆98週ラインクイン
ドン・ミゲル・ルイスによる、自由な人生を手に入れるための古代トルテックの智慧に基づく四つの約束。
※○週連続ランクイン表記はTop20内
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今回は、第18位にランクインの
「Never Split the Difference」
をピックアップ!
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Never Split the Difference:
Negotiating As If Your Life Depended On It
違いを決して分断しない:
命懸けの交渉術
元FBIの国際的な人質交渉人が教える、役員室でも、家庭でも、利害関係の強い交渉を行うための、現場で実証された新しいアプローチ術!
ミズーリ州のカンザスシティで警察官として働いた後、FBIに入局したクリス・ヴォスは、人質交渉人の道を歩むことに。
そこで、銀行強盗やテロリストなどの様々な犯罪者と対峙し、その道の最高峰に達した彼は、FBIの国際誘拐交渉人のリーダーとなりました。
本書では、ヴォスの頭の中を覗くことで、人命救助という最も重要な場面で、彼と同僚がどのように成功してきたのか、そのスキルを明らかにします。
この実用的なガイドブックでは、仕事とプライベートの両方で説得力を高めるために、直感に反する戦術や戦略など、9つの効果的な原則が紹介されています。
車の購入、給料の交渉、家の購入、家賃の再交渉、パートナーとの話し合いなどなど……。
人生とは覚悟が必要な交渉の連続です。
感情的な知性と直感を次のレベルに引き上げる、「Never Split the Difference」で、どんな議論でもあなたが優位に立てるようになることでしょう。
・・・・・・・・・
私は怖気づいていた。
私は、FBIに20年以上勤務し、ニューヨークからフィリピン、中東に至るまで、人質事件に15年間携わってきた。
FBIには常時1万人の捜査官がいるが、国際誘拐交渉の第一人者はたった1人。
それが私だった。
だが これほど緊迫した人質救出劇は初めてだった。
「ヴォス、君の息子を捕らえた。100万ドル渡さないと殺す」
わたしは心拍数を正常に戻すよう意識し、一時停止し、まばたきした。
確かに、以前にもこのような状況に陥ったことがある。何度もだ。命と引き換えの金。
しかし、これは初めてのことだった。息子を危険にさらすわけにはいかない。だが、100万ドルもない。
そして、学位や交渉術に長けた者たちを敵に回すのは初めてだ。
交渉の相手は、ハーバード・ロースクールの交渉担当教授だった。
私は、ハーバード大学で短期間の経営者向け交渉術講座を受け、ビジネスから何かを学べるかどうかを確認するためにやってきた。
それは、静かで穏やかであることが前提だった。
視野を広げようとするFBIの人間にとって、ちょっとした専門知識の習得になるはずだった。
しかし、ハーバード・ネゴシエーション・リサーチ・プロジェクトのディレクターであるロバート・ムヌーキンは、私が大学にいることを知ると、彼のオフィスに私を招いた。
コーヒーを飲みにこないか、と。ただ、話をするだけだという。
私は光栄に思った。そして、怖かった。ムヌーキンは、私が長年尊敬してきた素晴らしい人物である。
ハーバード大学の法学部教授なだけでなく、紛争解決分野の大物の一人であり、『悪魔との交渉術。いつ交渉し、いつ戦うか』の著者でもあるのだ。
正直なところ、ムヌーキンが元カンザスシティの警官である私に、交渉術の議論をさせようとするのは、不公平な気がした。
しかしその後、事態はさらに悪化した。
ムヌーキンと私が席に着いた直後、ドアが開いてハーバードの別の教授が入ってきた。
ガブリエラ・ブルームである。
彼は、国際交渉、武力紛争、対人関係の専門家で、イスラエルの国家交渉官として8年間を過ごした人物だ。
そして、合図とともにムヌーキンの秘書がやってきて、テープレコーダーを置いた。
ムヌーキンとブルームは、私に微笑んだ。私は騙されたのだ。
「ヴォス、君の息子を捕らえた。100万ドル渡さないと殺す」
ムヌーキンは微笑みながら言った。
「わたしは誘拐犯だ。君ならどうする?」
ー『第1章 新しいルール』より
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【著者について】
クリス・ヴォス
(Chris Voss)
FBIの交渉人として24年にわたり、アメリカ合衆国内外の人質事件を解決に導いてきた。
自身の会社〈ザ・ブラック・スワン・グループ〉を興し、さまざまなトップ企業に交渉トレーニングと助言を提供している。
ハーバード・ロースクールやMITスローン経営大学院をはじめ、スイスやドイツのビジネススクールでも教鞭をとる。
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いかがでしたか?
今回ご紹介の書籍の日本語版が2018年に出版されています。
「逆転交渉術――まずは「ノー」を引き出せ」
こちらも気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
来週も海外書籍のランキングをご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!
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