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気鋭の実業家が海外で感じた、日本ブランドの可能性

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

日本経済に元気がありません。日本を代表する経営者からは、コロナ禍の前から「日本はもはや後進国である」といった発言も出ています。そのような危機的な状況であることは、GDPをはじめとする国際的な調査結果の数字からも見受けられるでしょう。

ただ、その現実にガッカリしているだけ、ネガティブになっているだけ、政府のせいにしているだけでは意味がありません。

「じゃあ、どうする?」

この問いに対して、個人レベルからでもできることがないか? と考えるわけです。その1つのヒントと可能性を発信している人物がいます。

【サブスク×D2C×単品リピート通販】を体系化し、自身はもとより、コンサルを受けた中小零細企業、個人事業主が軒並み結果を出している、サブスクD2C界の第一人者・新井亨さんです。

新井さんは、中国、英国での2カ国での留学経験をはじめ、世界各国でのビジネス経験、滞在経験が豊富な人物。新井さんは著書「サブスクD2C」のすごい売り方』の中で、「海外で感じる日本ブランドの可能性」について語っています。その該当箇所を一部抜粋・編集してご紹介します。

海外で感じる日本ブランドの可能性

 私がこれまでに出向いた海外の約60カ国の滞在時に感じたのが、日本製品の信頼度の高さです。
 日本製品は、クオリティの高さ、安全性の面で海外では特別な存在です。そのブランド力から、高い価格で商売ができるという認識を広く持たれています。こうした、日本の製品のクオリティやブランドは先輩方が築いてくれたものであり、後の世代に引き継いでいかなければならないものであるのは確かでしょう。
 私自身、20代からビジネスを行なってきて、こうした日本のブランド力に助けられてきました。
 最初に中国に渡って美容室を運営したとき、あえて高額な料金設定にしましたが、富裕層を中心に多くのお客様でにぎわってくれました。開店当初は私の美容院の価値というよりも、明らかに日本ブランドの価値を評価して、多くの人が来店してきてくれたわけです。
 このとき、日本の製品や技術に対する評価はやはり特別なものがあると痛感したも
のです。
 そうしたことを考えても、これから新しいビジネスを始めようという人は、日本人であることに誇りを持ってほしいと私は思います。
 日本は生活レベルが高く、世界的にも民度の高い国民性だと思います。ビジネスにおいても誰もが自由に起業することができ、経済的な自由が保障され、反社会的な行為を除けば、事業を行なうことに何の制限を受けることもありません。情報の自由も保障されています。
 たとえば中国では、Facebook もTwitter もGoogle も原則として自由に表示がされず、制限がかけられています。日本では政府や首相を批判しても、処罰されることはありませんが、同じことを某国で行なえば大変なことになってしまいます。
 こうした当たり前のことでも、いかに日本が恵まれているのかが世界に出ればわかります。私は早い段階で世界へ飛び出して現地を経験したことから、日本という国がいかに優れているかを実感しましたし、何と言っても日本が好きです。私は海外に複数の不動産を所有していますが、生活するなら日本が圧倒的に一番です。
 日本で育まれた、世界的にも優れた価値をビジネスに転化することで、成功を手にできる人を1人でも多く生み出したい。その足掛かりになるものとして私が手がけているのが、本書で紹介している【サブスク×D2C×単品リピート通販】でもあります。

ビジネスの力で、自身の未来を明るいものに

 これまで紹介したように、私は若いときに海外留学をしたことで、日本がきわめて恵まれた国であることを認識してきました。
 これは、日本を飛び出さなければ気がつかなかった価値観で、日本に生まれたことがすでに幸せであり、私が首尾一貫して感じてきた正直な感想です。
 にもかかわらず、国連が2021年に発表した「世界幸福度ランキング」で、日本は56位と先進国の中でかなり低い水準へと順位が低下してしまいました。
 今や日本は自殺者の非常に多い国であり、事故死よりも自殺のほうが多い国というのは先進国でもわが国だけという悲惨な状況になっています。
 経済的に豊かであり、国の仕組みや制度としても不自由のない生活を送れているにもかかわらず、国民の幸福度が低いという事実は寂しいものです。戦後大きな経済成長を遂げ、2018年には世界第2位(現在は3位)の経済大国になり、経済的な豊かさを手にしたはずなのに、心の豊かさは年々下がっているのです。
 いったいなぜでしょうか?
 人口減少でGDPが下がり、国の借金ばかりがかさんで未来に明るい展望が開けず、社会に閉塞感ばかりが増すことが原因でしょうか?
 そうした現状に、若者たちの未来に向かう意欲がそがれているとしたら、それはとても悲しいことです。
 若い皆さんには、決して下を向いてほしくない。私自身がそうであったように、たとえマイナスの境遇が自身を包んでいたとしても、あきらめることなく、アグレッシブな気概をもって、自分の力ではい上がってほしいのです。
 そのエネルギーの源になっていくのが、ビジネスの力です。
 10年後、20年後を見据えてビジネス展開をする視野があるかどうか、これが重要です。
 起業して10年後の会社の生存率が5%未満と言われている中、学生で起業した私が、20年連続で黒字経営を続けることができたのは、未来を見据えてストックビジネスに徹してきたからだと自負しています。
 20年間で数々のビジネスを手がけ、今ではグループで年間数十億円を売り上げる会社の経営者として、多くの従業員を雇用してビジネスを展開することができています。
 こんな私にもできたのですから、きっと、いや絶対に、あなたにもできるはずなのです。

世界で勝負できる若い起業家を育てたい

 20年前に中国に渡って新しい世界を知り、私は未来が開けていきました。
 若いときには、いろんなチャレンジができます。だから、どんどん新しい世界を見るために、外に出ていっていいのではないかと私は思います。
 何も、絶対に海外に行くべき、と言っているのではありません。私の海外の友人の言葉を借りれば、「日本ほどお金持ちになれる可能性が高い国はない」ということです。ビジネスで成功して、「時間とお金の奴隷」から脱却してほしい。そのためにも、
 これまでのあなた自身の常識の世界から、まずは一歩「外」に踏み出してみては?
 という提案です。
 学歴や学力などなくても、まったく関係ありません。人生は1回限り、だから思い立ったらやってみること。自分の考えるようにビジネスにチャレンジしていけばいいのです。
 私自身はこれから、皆さんが【サブスク×D2C×単品リピート通販】のビジネスで成功するためのセミナーを、積極的に展開していきます。
 そして、世界で通用するビジネスの力を身につけ、やがては世界に通用する若い起業家を育てていきたいと考えています。
 このビジネスは、海外をターゲットにしながら展開していくことも今後可能です。
 まだアジアではD2Cのインフラが整っていないものの、それが整備されてくれば、世界に通用する日本ブランドを持って、アジアの市場に展開していくことは十分に可能なのです。
 あなたが生み出す商品やサービスが、あなた自身の未来を創ります。そして日本のみならず、世界のマーケットへと打って出る果敢な起業家になってほしい。
「先の読める、失敗しないビジネス」を創る意欲が、これからの日本を元気にする力につながると、私は確信しています。

【著者プロフィール】
新井 亨(あらい・とおる)

サブスクD2C総研株式会社代表取締役。株式会社Telemarketing One代表取締役。年商50億円以上の企業のサポートも行なうサブスクD2C業界の第一人者。埼玉生まれ。University of Wales MBA卒業。北京へ留学し在学中に貿易会社事業などで起業。その後、北京へ渡り、不動産、美容、貿易など複数ビジネスを成功させる。帰国後、上場企業などの相談役などを経てオリジナルブランドを立ち上げ販売開始から8カ月で月商1億円を突破。商品開発からクリエイティブの作成、CRMまですべて自社で行なうなど圧倒的な成果をおさめる。集客・運用・CRMについて上場会社とのセミナーを全国で行なっている。企業に対してサブスクビジネスを教えるサブスクD2Cオンラインアカデミーの塾長も務めている。コールセンターを使ったLTV引き上げを得意としており、成功者を多数輩出、サポートした企業の累計売上は100億円を超えている。

いかがでしたか?

今回ご紹介した新井さんの新刊『「サブスクD2C」のすごい売り方』では、著者・新井さんが実践、体系化した「サブスク×D2C×単品リピート通販」の仕組みとノウハウを完全公開しています。興味のある方はチェックしてみてください。

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