フォレスト出版編集部の寺崎です。
本日より発売開始された『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』(小野壮彦・著)は、タイトルの通り「人を選ぶ」という局面における考え方、メソッドをまとめたものです。
「人を選ぶ」ときに必要となるのが、「人を見る目」。
この「人を見る目」という代物は持って生まれたセンスでしょうか?
応えは「NO」。
本書では「人を見る目は鍛えられる」と明言しており、その方法論をまとめたのが『人を選ぶ技術』というわけです。
ただし、やみくもに実戦で鍛えてもダメなのは、誰の目にも明らかでしょう。そこには「人を見るための思考の枠組みとなるフレームワーク」がありります。
今日は『人を選ぶ技術』の中核となる、このフレームワークについて解説します。それでは、該当部分を抜粋していきます。
人は「4つの階層」で構成されている
朝倉祐介さんのVoicyチャンネル「論語と算盤と私とVoicy」にゲストとして著者の小野さんが登場していたとき、この「人間を4つの階層に分解する」という考え方を初めて聴いて目からウロコが落ちたのが・・・じつは本書の企画の発端でした。
※興味を持たれた方は下記リンクを聴いてみてください。
【小野壮彦1】経営と人のプロが教える「人を見る目」の鍛え方
https://voicy.jp/channel/621/298550
【小野壮彦2】人を見る目を養うための実践的なフレームワーク
https://voicy.jp/channel/621/298551
【小野壮彦3】人間のポテンシャルを見抜くための4つの観点
https://voicy.jp/channel/621/298553
【小野壮彦4】人のエネルギーの源泉は劣等感と使命感
https://voicy.jp/channel/621/298556
さて、4階層それぞれ、どういうことなのか、見ていきます。まずは地上1階、そして地下1階です。
誰でも見抜ける地上階
「経験」「知識」「スキル」
自分も採用面談の面接官の経験がありますが、たしかにこの地上1階部分の「経験」「知識」「スキル」しか見ていなかった気がします。この部分は「変わりやすく」「見えやすい」ために、どんなに人を見る目がない人でも容易に見抜ける部分です。
では、さらに地下に潜っていきます。
次は地下1階の「コンピテンシー」です。
地下1階の「コンピテンシー」とは?
コンピテンシーとはつまり――
ある現象に対してその人が過去にとった行動から、その人の「行動特性」を見極めます。
「過去にとった行動」にはウソがないため、これから起こる似たような現象に対しても同じ行動をとる可能性が非常に高いわけです。
本書『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』では、このコンピテンシーを見抜くためのインタビューのテクニックも解説しています。
そのテクニックとは、一言でいうと「相手のエピソードを引き出す」のがポイントなのですが、このあたりは本書でご確認いただければ幸いです。
ここまでは著者の小野さん曰く「人を見る目がある会社はやっている」そうです。ところが、本書のキモであり、最先端の部分が地下2階の「ポテンシャル」。
少し記事が長くなりましたので、この4階層の地下2階以降の部分の紹介はまた改めて別の記事に書きたいと思います。
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