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#310|「大人がなりたい職業ランキング」の衝撃

このnoteは2022年1月18日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。


「大人がなりたい職業ランキング」の意外な結果

渡部:フォレスト出版チャンネル、パーソナリティの渡部洋平です。今日は編集部の森上さんと寺崎さんとお届けしてまいります。お二人ともよろしくお願いします。
 
森上・寺崎:よろしくお願いします。
 
渡部:さて、今日は森上さんから1つテーマをいただきまして、そちらを基に3人でトークをしていくということになりました。
 
森上:テーマって言うか、たまたま見ていたんですけど、「大人がなりたい職業ランキング」っていうのを調査しているアンケートがあって、それがめちゃめちゃ興味深かったので、ちょっと話してみてもいいかなっていう感じですね。

渡部:「大人のなりたい職業」ですか?
 
森上:そう。だから、社会人になっている人が対象なのかな?
 
渡部:調査は、全国の10代から70代の男女1231名を対象にインターネットで行なわれたと書いてありますね。
 
森上:ほうほう。去年(2021年)の12月2日発表なのかな。調査は、11月16~17日。これを見て、びっくりしないですか?
 
寺崎:そうね。びっくりしましたね。
 
渡部:びっくりするような結果が。
 
森上:(笑)。
 
渡部:もしかしたらこれ、ウェブメディアで取り上げられていたところもあると思うので、ご覧になった方もいるかもしれないんですけども、今日はこのランキングを発表して、それについてちょっとお話したいと思っております。じゃあ、10位から僕のほうで発表しましょうか?
 
森上:まずは5位まで。
 
渡部:はい。ではまず10位、教師。学校の先生ですね。
 
森上:根強い人気なのかな? 人に教えたいとか、子どもが好きな人とか。
 
寺崎:いいんじゃないですかね。
 
渡部:なりたいですか?
 
森上:いや。
 
寺崎:あまり向いてないと思う。
 
渡部:どんどんいきましょうか(笑)。9位、プログラマー。
 
森上:これもちょっと僕はあんまり得意じゃないけど、これからって言うかね。今はやっぱりプログラマー不足とか、エンジニア不足とかそういうのがありますからね。
 
渡部:ちょっと8位も近いかもしれませんね。8位が、ウェブデザイナー。この辺はやっぱりこういうスキルがほしいみたいなところがあるんですかね?
 
森上:確かに。需要がしっかりあるっていうところなんでしょうね。
 
渡部:どんどんいっちゃいますね。7位、看護師。
 
森上:これ、調査の対象は女性が多いんだよね?
 
渡部:そうですね。男性409名、女性822名。ちょっと偏りがありますね。
 
森上:そうですよね。だから、女性の票が入っているかな? 大変ですよね。コロナとかで。
 
渡部:逆に、だからなんですかね? 人を救いたいみたいな。
 
森上:なるほどね。
 
渡部:次が6位。僕はこれがいいかなと思いました。投資家です。
 
寺崎:俺も投資家がいいな。
 
森上:投資家いいよね(笑)。
 
渡部:元手はどうだ、みたいな話もありますけど。
 
森上:そこが一番問題だよね(笑)。
 
渡部:では5位、薬剤師。手に職系ですね。
 
森上:これもコロナとか。
 
寺崎:AIに置き換わる説もあるよね。
 
渡部:ここまで、どうですか?
 
寺崎:まあまあ、なんとなくわかる。
 
森上:想像つきますよね。でも、これから渡部さんが発表してくれますけど、4位がね。「あ。大人もそうなんだ」って。
 
渡部:(笑)。
 
寺崎:わかる、わかる。小学生か!って(笑)。
 
森上:そうなんですよ。小学生か!で、だいたいわかったと思うんですけど。
 
渡部:今これ、小学生で1番人気ですか?
 
森上:1番か2番かな?
 
渡部:なんとなく想像がついたかもしれませんが、4位は、YouTuberです。
 
森上:(笑)。これ、YouTuberになりたい大人っているんだね。それこそエンタメ系の人か、タレントさんがやるような。
 
寺崎:10代の人も含まれているからね。
 
森上:そっか、そっか。
 
渡部:そうですね。ちょっとその辺の年代別の人数は出ていないので。
 
寺崎:俺も今10代だったらYouTuberになりたいって思ったかも。
 
森上:本当に? でも渡部さんが「ちょっとYouTuberっぽい」って、インターン女の子に言われていたよね?
 
寺崎:大人気だったよね。一番人気だったもんね。
 
渡部:ありがとうございます(笑)。否定はしないっていう。4位は、YouTuberでした。では3位、医師です。
 
寺崎:なるほど。お医者さんね。
 
森上:これはね、コロナにかかわらず、必ず上位にはなるんだろうね。これ、理由みたいなのも書いてあったね、記事の中では。
 
寺崎:「社会的地位が高い」って書いてあるね。
 
森上:「やりがいがありそう」。「人の命を救える素敵な職業だから」とか。あと「テレビ番組“ドクターX”とか、その辺の影響もあったんじゃないか」とか。
 
渡部:テレビドラマの影響って、大きいでしょうね?
 
森上:大人でも影響あるんだ、って思って。
 
渡部:僕は子どもの頃ですけど、ちょうど髪を切る人……。
 
森上:キムタクがやっていたやつ?
 
渡部:そうです。めっちゃ美容師になりたい人が増えていた世代だって聞きましたね。
 
森上:なるほど。キムタクがやっていた、飛行機のやつも。
 
寺崎:あったね。
 
森上:すごく人気出ていたよね。パイロットが。
 
渡部:じゃあ、今でもテレビの影響が強いと。
 
森上:大人に対してもあるんだね(笑)。すごいな。
 
渡部:医師なんて大変そうですけどね。
 
森上:責任もね。このコロナ禍は本当にすごく大変だったでしょうしね。
 
渡部:ですよね。では2位にいきたいと思います。2位は安定の公務員です。
 
寺崎:鉄板でしょう。
 
森上:鉄板だよね。最近はやっぱり上位だよね。
 
寺崎:だって、不況になったら絶対公務員だもんね。
 
森上:そうだよね。その典型だよね。実際にこの記事にも書いてあるけど、「収入が減った人、解雇されてしまった人、生活に困窮してしまった人がいる中でも、不景気もなく、給料も定年まで安定している」。「安定した給料、福利厚生がいい」。「休みが多い」。休み多いのかな? 意外と働いている感じするけどね。
 
渡部:ほんと、どこにいるかによりそうですよね。
 
森上:そうだと思うんだよね。意外と、大変だと思うんだよな。
 
渡部:国家公務員の人なんて、めっちゃ大変ですよね。
 
寺崎:著書で神戸市役所に勤めている方がいますけど、バリバリ24時間働いていたらしいです。市役所で寝ていたって言っていたもん。
 
森上:そうだよね。
 
寺崎:そういう人もいる。
 
渡部:まあ、いろいろとピンからキリまで・・・。
 
森上:イメージなんでしょうね。公務員の人がすごく楽しているみたいなイメージになっちゃっているけど、そんなことないぞっていうね。意外とそういうのが見えていない大人がいっぱいいるっていうことだもんね。
 
渡部:僕の友人の国家公務員のキャリアの人、国会の時は本当に大変だって言っていました。帰れないって言っていましたね。
 
森上:そうだよね。だってみんな、国会でひっくり返ったりとかするわけだからね。それに対応しなきゃいけない。大変だよ、公務員なんて。
 
渡部:ここで言うと、安定感みたいなところが人気なんですかね。
 
森上:そっかぁ。
 
渡部:そして、栄えある第1位が……、これはもう森上さんがこのネタを選んだ理由ですね。
 
森上:そうなのよ(笑)。これ、意外だと思わなかったですか?
 
渡部:「1231人が選ぶ、大人がなりたい職業」の栄えある1位はなんと、ライターです。
 
寺崎:えーー!
 
森上・渡部:(笑)。

ライターさんに必要な能力

森上:これ、本当に僕も驚愕で、「え!」って思ったんだよね。56人が投票しているのかな。1231人のうちね。これ理由が、「在宅でできる」。「場所や時間に縛られることがないというメリット、魅力を感じている」。「文章を書くのが好き」。まあ、文章を書くのが好きだったら、別にいいと思うんだけど。これ、現役ライターさん怒るよね?(笑)
 
寺崎:でも、ライターって言ってもいろいろとあるじゃん。雑誌なのか、書籍なのか、ウェブなのか。
 
森上:この「場所や時間に縛られることがない」なんて、これはウソだよね。
 
渡部:僕は、ライターさんは〆切(に追われている)イメージしかないですね。
 
森上:僕もそうだと思う。
 
渡部:僕は嫌ですね。
 
森上:僕らはお願いしている側じゃん。だから余計感じるけど、そんなの絶対嘘だよね。時間に縛られることはないって、時間には縛られまくっていると思うんだよな。
 
寺崎:我々が接しているライターさんって、書籍のライターさんだもんね。
 
森上:まあ、そうだね。ウェブライターとか大変そうだよ。渡部さんのデジタルメディア局のウェブライターとか。コピーライターって言うの?
 
渡部:そうですね。
 
森上:今、聞いているリスナーさんの中にライターさんがいたら、どう思うか聞きたいくらいですけど。
 
寺崎:この間、ライターの林美穂さんにVoicyに出演してもらったじゃないですか。あの時に印象的だったのが、雑誌は短距離走で、書籍が長距離走っておっしゃっていたんですよ。だから、全然別のもののような気がするんですよね。ライターって、ひと口に言っても。
 
森上:そうだよね。
 
寺崎:ライターさんって言うと、森上さんはどんな印象? かかわるライターさんってどんな感じですかね?
 
森上:この感想以外のところがあるかもね、イメージとしては。意外とライターさんに大事なのって、それこそ一般的にコミュニケーション能力って、書籍の世界ではめちゃくちゃ大事だったりとか。
 
寺崎:取材はね。引き出す力ですよね。
 
森上:そこの能力、スキルが高くないと、書籍のライターさんはなかなか難しいよね。
 
寺崎:残念ながら亡くなってしまったんだけど、A級ライターさんっていたよね。
 
森上:いたね。
 
寺崎:編集者がほとんど手直ししなくてもいいレベルの本になるっていう。
 
森上:そうなんですよね。だから、そういうライターさんもいらっしゃれば、言っていいのかわからないけど、安かろう悪かろう的な方もね……。

ライターさんはどれぐらい稼げる?

寺崎:ただ、渡部さん、実際にライターの印税で家を建てたっていうケースもあるんですよ、当たればね。
 
渡部:一発ですか?
 
寺崎:一発で。
 
渡部:それはすごいですね。
 
寺崎:例えば1500円の本で著者と印税の10%を分け合って、印税が3%入るとするじゃないですか。で、これが30万部売れたとするじゃないですか。まあ、刷り部数印税か、実売印税かで違うと思うんですけど。刷り部数印税の場合だと、1350万円。
 
渡部:そんなもらえるんですか! すごいですね。
 
寺崎:30万部売れれば。
 
渡部:30万部か。
 
寺崎:これ、実際に家を建てたライターさんいますよ。
 
渡部:へー。ブックライターは本当にハマると夢もあると。
 
森上:そうですよね。そういう意味では、文章力は当然そうなんですけど、意外と重要なのが、先ほどから言っています、コミュニケーション能力。それが相当大事だと思いますね。雑誌とか書籍では間違えなくそうだよね。ウェブライターさんもそうなんじゃないかな。どうなんだろう。どういうページを作るとか、どういう記事を作るとかによって違うんだろうけど。「ブログ書くのとは違うぞ」っていう話だと思うんだよね。
 
渡部:そうですよね。
 
森上:お客様に向けて想像力を働かせて書かないといけないだろうし。
 
渡部:そうですよね。まあ、いろんな種類のライターさんがいるんでしょうけど、1位になったのはうれしいことですが、そうそう簡単じゃないぞみたいなところもあるわけですね。
 
森上:そうですね(笑)。でも、ライターさんはこのランキングを見たら、そう言うんじゃないかな。
 
渡部:医師、公務員を抑えての1番ということで。
 
森上:それがびっくりという感じだよね。
 
寺崎:編集者じゃないんだね。
 
森上:編集者じゃなかった(笑)。
 
寺崎:編集者だったら、それはそれでびっくりだけどね。
 
森上:びっくりだよね。でも、この前の年末に出ていた、大学生が就職したい会社ランキングでは、1位が伊藤忠商事で、2位、3位が出版社だったよ。
 
渡部:えー! どこですか?
 
森上:2位が講談社で、3位が集英社で、びっくりして。だって、我々の時代でさえ、2位、3位に出版社って入ってなかったよね。
 
寺崎:まあ、『鬼滅の刃』効果ですね。
 
森上:間違えなくそうですね。
 
渡部:漫画の編集者さんはやっぱり人気なんですね。
 
森上:漫画の編集は人気みたいですね。昨日、たまたまテレビ局の人と会っていて、話を聞いたんですけど、そのテレビ局でも新人さんが入社したらやりたいことは、アニメだって。
 
渡部:そうなんですか。
 
寺崎:8人中8人がそうだって。
 
森上:そう。8人中8人が、アニメやりたいって入ってくるって言うくらい。
 
寺崎:そこはアニメ作ってないんですよ。
 
森上・渡部:(笑)。
 
森上:局としてはね。
 
寺崎:制作会社に就職したらいいんですよ。
 
森上:そこをちょっと間違えているっていうね。
 
渡部:なるほど。
 
森上:そんな感じですかね。
 
渡部:では、今日はこんなところで、森上さん、寺崎さん、ありがとうございました。
 
森上・寺崎:ありがとうございました。
 
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)

 

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