【副業する前に知っておきたい】オススメしない副業11選――後編
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
先日のnoteで、「オススメしない副業11選」の前編をご紹介しました。
今回は、続きの後編をお伝えします。副業をやりたいと考えている方は、事前に知っておいて損はないと思います。
ブラック企業年収300万円の普通のサラリーマンから副業をはじめ、最終的に年収1億円以上に押し上げ、今は個人向けコンサルタントとして多くの社会人にノウハウを教えている森貞仁さんの新刊『普通だったあの人が年収300万円から年収1億円になった方法』の中から、後編として「オススメしない副業⑥~⑪」を一部編集して全文公開します。
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⑥不動産投資
不動産投資とは、マンションのワンルームや一棟モノの不動産を購入して、家賃収入(インカムゲイン)を得る投資です。または、売却した際、資産価値が上昇したときの売却益(キャピタルゲイン)を狙う投資です。
よく不動産業者の「節税になりますよ」というセールストークに影響されて、新築区分のワンルームマンションを購入する人が後を絶ちません。ですが、投資としての新築区分ワンルームの購入は絶対にやめましょう。節税効果があるのは初年度のみですし、節税できるのは不動産の収支がマイナスになったときだけです。サラリーマンの税金を不動産投資の赤字で相殺して減らしているのです。よって、新築区分のオーナーになっても、不労所得でメインの収入にすることはできません。
また、近年では新築区分以外の物件購入のハードルがどんどん上がり、物件購入の際に数百万円単位で自己資金が必要になるケースが多いのです。不動産投資に魅力はありますが、そもそも購入できない方が多いのも事実です。
⑦クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、インターネット上で、不特定多数の人に業務を発注する新しい業務形態です。画像修正やホームページ作成などを格安で頼めるので、近年人気が出てきています。
クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームがあり、フリーで稼いでいる人もいます。ただ、会社員の副業としてやっている人が多く、あまりに安すぎる単価で仕事を受けているため、価格競争に巻き込まれてしまいます。
労働のわりに収入が低く、常に忙しく動くことになり、ザ・労働収入と言ってもいいでしょう。一生続けるのは、体力的にも収入的にも現実的ではありません。
⑧データ入力
単純なエクセルのデータ入力などの作業をして、報酬をもらう仕事です。在宅でできる点はいいのですが、結局誰でもできてしまう仕事のため、単価が安いのが特徴。結局、アルバイトと同じ時間の切り売りになってしまうのが難点です。
イメージとしては、パソコンでできる内職のような内容です。単価自体が安いことで、やっても、やってもまとまった収入にはなりにくいため、オススメすることができません。
⑨ポイントサイト(ポイ活)
ポイントサイトは、会員制のサイトに入会して、案件をこなすことによってポイントを得られるというサービスです。
代表的なものだと、モッピーやA8ネットなどが挙げられます。自己アフィリエイトといった名称などでも呼ばれています。
具体的には、資料請求や保険の相談、クレジットカードの作成などの指定された条件をこなすことによって報酬が得られます。最初はポイントでの報酬付与ですが、それを現金に換えることができるのが大きな特徴です。
クレジットカードの作成案件などは報酬が高く、実際、私も起業前に取り組んだのですが、残念なことに各々の案件は1回だけしか取り組むことができません。副業初心者が最初に取り組むものとしては良いのですが、継続的な副業としては、仕組みとして成り立たないためオススメできません。
⑩アフィリエイト
人に商品を紹介して、商品を購入してもらい、その売上の1%などを紹介料として受け取るのがアフィリエイトです。
具体的には、ブログの記事を書いて、美容商品の紹介や宿泊施設の案内などを行ない、そこから商品の申し込みがあれば報酬になるという仕組みです。最初の持ち出しがないため、リスクがないと思って始める方が多いのですが、ビジネスにおいて一番難しい「集客」をしなければなりません。その結果、たくさんのブログの記事を書いたり、魅力的な紹介をつくっていくのに時間がかかります。初報酬を得るまで平均で3〜6カ月かかってしまいます。
しかも、初報酬の平均額は3000〜5000円です。一度仕組みをつくってしまえば自動化できますが、副業にそぐわないたくさんの時間を使います。
また、Googleのルール(検索のアルゴリズムなど)に大きく影響されるため、ある日突然収入が大きく下がるリスクをはらんでいます。
⑪YouTuber
YouTuberとは、動画サイトYouTubeに動画をアップして、再生回数に応じた報酬や、広告収入をもらう職業です。「小学生がなりたい職業ランキング1位」にもなったことがありますが、簡単になれると勘違いしている人も多い職業です。
確かになろうと思えば、すぐにYouTubeに登録して始めることはできますが、職業として稼ぐとなるとまったく別の話です。おもしろい企画を考え続ける必要があり、これはTV番組のプロデューサーや売れっ子放送作家と同じスキルが要求されます。1人の個人がTV番組並みのおもしろい企画を考えて、毎日投稿し、動画編集までこなすのは至難の業でしょう。
例えば、YouTuberのぷろたんさんは、チャンネル登録者数が200万人を超えてからようやく月200万円の収入になったそうです。ここまで積み上げるには相当な時間がかかりますし、10万人以上登録者数がいるYouTuberは日本で3000人しかいない狭き門。
正直、年収1億円を超えるよりも、YouTuberとして成功して稼ぐほうがよっぽど難しいと思います。
以上、さまざまな副業を紹介し、それぞれの副業をオススメしない理由をお伝えしました。もちろん、個人的な見解も入っているとは思います。リスクを理解したうえで先に取り上げた副業をやるというのなら、あなたの自由です。これらの副業を始めて、年収1億円を達成できたら、それはそれですばらしいことだと思います。
▼オススメしない副業(前編)①~⑤は、こちらで読めます。
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いかがでしたか?
著者の森さんは、月の休み1日、サービス残業200時間、年収300万円(手取り20万円)という過酷なブラック企業のサラリーマンから、副業をスタートし、軌道に乗ったところで起業して年収1億円以上を実現した人物です。
そんな森さんは、
「ネット社会の浸透、副業解禁が社会的に認知され始めた今は、10年前より明らかに稼ぎやすい。何もしないなんてもったいない」
と言います。
では、年収1億円を実現するためには、どんなことを、どんな順序で、どんなやり方でやっていけばいいのか。その思考法&実践法を具体的に解説してくれたのが新刊『普通だったあの人が年収300万円から年収1億円になった方法』です。
そのノウハウを人に教えて、多くの平凡なサラリーマンを年収1億円以上に押し上げてきた実績は、再現性が高いことを証明しています。先行きが読めない、不安定な時代です。年収1億円以上に押し上げたい人はもちろん、自分で稼ぐ力をつけたい人にもおすすめの1冊です。興味のある方はチェックしてみてください。
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