【靴裏診断付き】カラダの「ゆがみ」を知って、整える方法
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
私たちは誰でも、カラダにゆがみを持っているといわれています。私たちのカラダは、歩き方のクセや生活習慣などで少しずつゆがみ、いつの間にか、そのゆがんだ状態が「普通」になってしまうそうです。
そのゆがみは、カラダにあらゆる悪影響を及ぼすことは、ご存じの方も多いと思います。
たとえば、こんな感じです。
◎猫背の人は背骨やあばら骨が肺を圧迫し、酸素を摂り込む機能を100%生かせない。
◎胃に影響を与え、消化不良の原因の1つになる。
◎血行やリンパの流れを邪魔している場合がある。
そのほかにも、腰痛、肩こり、冷え性など、さまざまな不調も引き起こす――。
だからこそ、姿勢は大事であり、できるだけゆがみを整えたほうがいいわけですね。
カラダをゆがみやすくしてしまう行為
カリスマ現役モデルで、姿勢・ウォーキングアドバイザーとしても知られる仁香さんは、著書『この習慣で美人になれる』の中で、毎日の生活の中でカラダをゆがみやすくしてしまう行為として、次の4つ挙げています。
①バッグ(カバン)を片方ばかりで持つ
無意識のうちに、左右どちらかの片方だけに偏って、バッグ(カバン)を持ってしまいますよね。当然のことながら、カラダの片方ばかりに負担がかかってしまい、ゆがみやすくなります。カラダのゆがみを防ぐ、バッグを持つときのポイントは、次の3つです。
◎左右交互に持ち替える……特に肩にかけるショルダーバッグは、片方ばかりにかけがちです。意識的に頻繁に左右交互にかけ替えるようにしましょう。
◎ショルダーバッグと手提げバッグを使い分ける……バッグそれぞれの目的と用途に合わせて、うまく使い分けるのもおすすめです。
◎たくさんの荷物は、できるだけ左右均等に持つ……ショッピングのときに、特に注意したいポイントです。
②スマホを見ながら歩く
街中でよく見かける行為ですよね。マナーとしての周囲に対する危険行為のみならず、自分のカラダにも悪影響を与えてしまいます。スマホを見ながら歩くイメージをしてみるとわかるとおり、首はもちろん、背骨も丸まってしまいます。歩いているときにスマホをいじる行為は、美から離れる行為だと認識しましょう。
歩くときは、胸を張って、頭のてっぺんから糸で引っ張られるようなイメージで歩くと、とても華麗に見えます。
③低い椅子や床に座ってのパソコン使用
パソコンをよく使う人は注意したいところです。低い椅子や床に座ってパソコンを使用すると、猫背になってしまいます。パソコンと目の高さの理想の位置関係は、自分の目線から5〜10度下げた位置にパソコンがある状態です。
④ずっと座っている
デスクワークの多い方は注意が必要です。ずっと座っていると、筋肉が凝り固まって、血流も悪くなります。そうなると、疲れも溜まってきます。姿勢が悪くなる上、呼吸も浅くなりがちです。1時間に1回は、トイレに立つ、立ち上がって伸びをするなど、カラダを動かすようにしてください。
「自分の歩き方のクセ」を知る――靴裏診断
カラダのゆがみやすい行為をできるだけしないように心掛けたところで、仁香さんは「自分の歩き方のクセ」も知って、改善したほうがいいといいます。
では、「自分の歩き方のクセ」は、どのようにチェックすればいいのでしょうか?
仁香さんは、誰でも簡単にチェックできる方法として「靴裏診断」を紹介しています。靴底がいつもどんなふうに減っているのかをチェックすれば、自分の歩き方のクセがわかるというわけです。
図に挙げたタイプのうち、あなたはどのタイプですか?
【正しい歩き方をした靴裏】の特長は、以下のとおりです。
◎両足が均等にすり減っている。
◎かかとのすり減りが、端のほうだけでなく、全体に広がるようになっている。
◎つま先とかかとだけでなく、足裏の中心部分もすり減っている。
◎つま先部分のすり減りが、親指と人指し指のあたりに位置している。
――『この習慣で美人になれる』より
では、どこかクセのある歩き方をしている場合は、どんなクセがあるのでしょう?
仁香さんは、著書の中で、靴底の減り方別で修正する方法をアドバイスしています。
①かかとの外側ばかり減る場合
かかとの外側ばかり減っているということは、重心が外側にズレ、正しい着地が行なわれていない証拠です。重心が外側にあると、O脚の原因になります。脚全体、特に内側を意識して、まっすぐ着地するように心掛けてください。
②左右差がある場合
カラダの重心が左右どちらかに傾いている可能性があります。足にかかる負担が左右異なるために、左右に差が出ているわけです。このタイプの方は、左右の脚の長さが異なったり、骨盤や肩の高さが異なったりしやすい状態です。壁を使ってまっすぐ立つ基本姿勢をマスターすることで、均等な重心へとシフトすることができます。
▼「まっすぐ立つ基本姿勢」のチェック方法は、こちら。
③靴裏の中心部ばかりの減りが激しい場合
かかとはあまり減らず、中心が減っている場合は、歩くときに足首を使えていないと言えます。足首が硬いと、正しい歩き方の基本である、かかとからの着地ができません。その結果、転倒しやすかったり、むくみを生じやすくなります。特にこのタイプの方は、歩くときに「ベタッ、ベタッ」と足音を立てる歩き方が多いのも特徴です。足裏をしっかり使うと、こうした音も軽減されます。
④つま先がほとんど減っていない場合
つま先がほとんど減っていない場合、歩くとき、後ろ脚でカラダを押し出す動作が十分に行なわれていない傾向があります。後ろ脚を使わないと、常に膝が曲がっている状態になり、印象の良い歩き方とは言い難くなっています。
⑤かかとだけが減っている場合
脚を引きずって歩いている人に多く見られる状態です。かかとから着地せず、脚を引きずって歩いているため、常に膝が曲がっている状態になっています。この場合、きちんと膝を伸ばして歩くことを意識してみてください。
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自分の姿勢や歩き方のクセを知っておけば、日常の姿勢や歩き方に正しい意識を向けることができますよね。なにより、カラダのゆがみを整えて、カラダの不調を防ぐことができます。
書籍『この習慣で美人になれる』では、モデル歴20年以上、姿勢・ウォーキングアドバイザーの仁香さんが、【呼吸】【立つ】【座る】【歩く】【食べる】【考える】という毎日当たり前のようにやっていることをちょっと変えるだけで、内側から美しくなれる「がんばらない」美の習慣を紹介しています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。
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