フォレスト出版編集部の山田です。
「何かつくりたいけど、そもそもアイデアが思い浮かばない」
「アイデアを思いついたとしても、形にできない」
クリエイティブな仕事に限らず、仕事やプライベートで何かをつくる、あるいは課題解決のための新しい切り口を考えるという場合などで、上記のような悩みをご経験される方は少なくないのではないでしょうか。
アイデア発想法には、ブレインストーミングやマインドマップなどさまざまなものがありますが、なかなかいいアイデアが思い浮かばない、アイデアがあっても形にまでできないというときもあるかと思います。そんなときは、三木清の「構想力」という概念がご参考になるかもしれません。
三木清は、日本を代表する哲学者の1人です。大正・昭和期に活躍していました。主著に『パスカルにおける人間の研究』、『歴史哲学』、『人生論ノート』などがあります。彼は、構想力は人間の行為の源であり、社会、文化、歴史といった人間の行為全般をこの「構想力」の論理で捉えようと試みました。
本記事では、三木清が提案したアイデアを形にするための構想力とは何かについて、哲学者・小川仁志さんの最新刊『アイデアの着眼点』から抜粋してご紹介いたします。
三木清の「構想力」とは何か?
以上、三木清の構想力とは何かについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
構想力とは、何かを形にする力(設計力)のことであり、そのためにはまず「思考」ではなく「感情」に働きかけることが重要であるとのことでした。
本書では、そのほかにも「美の哲学」や「西田幾多郎の行為的直観」など、アイデアを形にする際のヒントとなる哲学が多数紹介されています。もしご興味ありましたら、ぜひご参考になさってください。
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