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【女子の人間関係】ママ友の人間関係を取り仕切る「ボスママ」のやり口

こんにちは。
フォレスト出版の森上です。
 
わが子が幼稚園や保育園、小学校に入ることによって、半強制的に生まれてくるママ友とのお付き合い。「わが子のために」と親としてできる限り、親同士での摩擦がないように努めるあまり、多くの人が悩むといわれています。
 
そんなママ友とのお付き合いで、その集団を仕切る人物が現れます。いわゆる「ボスママ」です。そのボスママの矛先が自分に向かないように、子分的な立ち位置を確保する人もいます。そのボスママにとって気に食わない存在が出てくると、ボスママと子分ママが一緒になって、めんどくさい攻撃をしてくるわけです。
 
今回は、女性の人間関係に詳しく、多くの相談やアドバイスをしてきた産業カウンセラー・川村佳子さんの新刊『「女子ボス」のトリセツ』の中から、ママ友を取り仕切る「ボスママ」のやり口の事例を一部編集して公開します。

ママ友を取り仕切る「ボスママ」

転勤族の美樹さんは、ママ友同士の人間関係に悩み、相談室を訪れました。
「怒りっぽくなったことで、子どもに当たってしまう」と悩んでいました。また、新しい土地にもなじめずにいるようでした。
 美樹さんは、ママ友同士の間では有名なボスママのことや、まわりにいる子分のようなママ友同士のお付き合いに悩むことが増えていました。
 週に一度、ママ友同士の集まりがあり、その集まる場所は暗黙の了解で、ボスママの家と決まっているようでした。ボスママは、弁護士の夫を持つ奥様で、地域では何かと目立つ存在のようでした。
 しかも、集まりの際は必ず手土産を要求し、自分の好きな洋菓子店か、デパ地下のものではないと、許さないボスママのようでした。
 美樹さんは、だんだんとストレスが溜まり、お付き合いをほどほどにしようとしていたところ、ある出来事が起こりました。
 子どもの学校の花壇整備をするボランティアで使う肥料を、間違って購入してしまったのがきっかけでした。それは、SNSのグループ内での集団いじめともとれるもので、執拗(しつよう)な謝罪の要求や責め立てる言葉の数々、そして、人格否定や生まれ故郷への侮辱的発言にまで発展していきました。
「あなた、私がいる限りこの町では生きていけないわよ」
 人格攻撃は、精神的暴力に該当します。
 たとえ重大なミスをしてしまったとしても、ミスをどのようにリカバリーするのかが問題であり、精神論的なところで人格を攻撃されることは、大きな間違いです。
 美樹さんは、東京出身でした。ボスママは、田舎生まれの田舎育ち。井の中の蛙で、以前より都会へのコンプレックスがあるようでした。
 そのことに気づいた美樹さんは、精神的に少し優位になれたようでした。「どこにいても私は私です。子どものためにも力強く生きていきたいです」と話していました。

いかがですか?
 
自分の地位や存在意義を脅かす存在を見つけると、排除する、または、自分に徹底服従させようと攻撃してくる「女子ボス」。
 
そんな女子ボスハラスメントからどのように自分の身を守ればいいのか?
 
「ハラスメントの駆け込み寺」として人間関係に悩む、多くの女性の心を救ってきた産業カウンセラーの川村佳子さんが、数多くの事例を交えながら「女子の人間関係」のキーパーソン「女子ボス」の生態と対処法をわかりやすく解説した新刊『「女子ボス」のトリセツ』は、全国主要書店やネット書店で発売中です。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

〈著者プロフィール〉
川村佳子(かわむら・けいこ)

産業カウンセラー。北海道生まれ。一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定「産業カウンセラー」。日本人間性心理学会所属。上智大学グリーフケア研究所所属。防衛省、国土交通省、財務省をはじめ、国立機関や一般企業にて産業カウンセラーとして臨床経験を積み、現在航空自衛隊外部カウンセラー。幼少期に母が他界。亡母が闘病中に書き記していた日記を見つけ、職場での人間関係の悩みやストレスを驚くほど抱えていたことを知る。さらに、日本で初めてカウンセラー制度を導入した機関にて母が勤めていたことをきっかけに、職場のストレスや人間関係の悩みを抱えている方たちの力になりたいと強く思い、産業カウンセラーを志す。また、死別の苦しみや痛みをケアする「グリーフケア」の普及啓発にも積極的に取り組む。心理臨床オフィス「サクラメント函館東京カウンセリングオフィス」代表。著書に『嫉妬のお作法』(フォレスト出版)がある。

本記事のヘッダーイラスト:くにともゆかり
https://hoshiimoppp.tumblr.com/

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