【連載】#21 探偵が教える浮気の見抜き方①|プロの探偵だから知っている「不倫」のリアル
浮気を見抜く4つのチェックポイント
パートナーの浮気を見抜き、証拠を積み重ねていくには、大きく2つのアプローチが必要になります。一つは、私たちプロの探偵による調査活動、もう一つが、依頼者によるパートナー=ターゲットの日常の言動チェックです。
ターゲットが外出先で起こすさまざまな行動は、ノウハウを駆使して調査できることはできるのですが、家庭内でのターゲットの様子を逐一調査するには、どうしても限界があります。しかも、ターゲットの家庭内での言動や物的証拠にこそ、浮気を見抜く上でのしっぽが多く隠されています。それは、気の緩みや夫婦・カップル間での関係性からこそつかめるものがあるからです。
探偵会社といってもさまざまタイプがありますが、私の会社では、依頼者と一緒に解決していくことを重視しています。内と外の両面からアプローチを図ることで、多くの証拠材料を集められることはもちろん、より詳しい内容がわかってくることで、依頼者にとってさまざまな対処法がとれる、つまり、選択肢が大きく広がるというメリットがあるからです。
ターゲットの規則的な動きや立ち寄り場所などがわかるかわからないかでは、大きな違いです。
たとえば、浮気調査の場合、人目を忍んで男女が密会するパターンは自ずと決まってきます。浮気相手の女性が実家暮らしで、男性が車で迎えに行く場合、自宅前まで送り迎えをするケースは少なく、主に路地一本挟んだ通り沿いや、一番近いコンビニの駐車場などがポイントになります。この情報が事前にカーナビの履歴や位置情報に情報として出てくるわけです。こうした情報を手に入れられるのは、探偵ではなく、依頼者自身になります。
しかし、普通の主婦が夫の浮気を疑った際、最初はカーナビやアプリに浮気の痕跡が残っているとは思わず、機械を操作するのに抵抗があったり、または、調べるという行動に対しても罪悪感を覚えるケースは少なくありません。そこで、探偵である私たちが、その情報の必要性やカーナビやアプリの操作の仕方をお伝えすることで、貴重な情報が手に入るようになるのです。
依頼者がターゲットの言動をチェックするには、いくつかのポイントがあります。ここからは、今までの多くの調査から見いだしたチェックポイントをご紹介したいと思います。
ターゲットの言動をチェックするには、
「五感」「会話」「手足」「物」
という、大きく4つの要素に分かれています。
では、順番に見ていきましょう。
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