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わが家に合った「空き家」解決法の見つけるコツ

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
社会問題となっている空き家問題。さらに、空き家問題を加速させるのが、実家の「空き家」問題です。決して望んでいないのに、親御さんや親族が亡くなった後、おのずと「空き家」オーナーになってしまう可能性があるのが実家です。維持するだけで年間コスト50万以上かかってしまう「実家の空き家」を解決する4つの方法を、先日のnoteで紹介しました。
 

では、わが家に合った「実家の空き家」解決法は、この4つのうちのどれなのか?
 
空き家・古家再生のスペシャリストである三木章裕さんが、7月23日発売(Amazonは7月21日より先行発売)の新刊『実家の「空き家」超有効活用術』の中で、「わが家に合った『空き家』解決法の見つけ方のコツ」を解説しています。
 
今回は、同書発売に先立ち、このnoteで特別に、同書の中から該当箇所を一部編集して全文公開します。

空き家放置は、ゼロではなくマイナス

 放置することは、ゼロではなくマイナスであり、ビジネスの言葉でいえば、チャンスロスです。せっかくのチャンスを失っているのです。あなたはせっかく貴重な財産を与えられているのに、台無しにしているなんて残念ですよね。
 これは、法華経でいう「衣裏繋珠(えりけいじゅ)」にたとえられます。すばらしい財産をもらっているのに気づかずに貧乏暮らしをしている男性の話です。
とにかく、どのケースも、不動産に関してほぼ素人の方には判断材料になる情報が決定的に不足しています。そのため、決断できないわけです。
 逆にいえば、ど素人対プロ業者という構図の中で、あなたは大切な不動産を任せなければならないのですから、到底太刀打ちできるはずがありません。「カモがネギ背負ってやってきた」状態です。
 でも、大丈夫。
 この本を読んでいただければ、少なくともどのような手の打ち方があり、どのように客観的な情報を手元に持ち、依頼する不動産業者の言葉に振り回されることなく、あなたが主導権を持って、しっかり自分のためになる方法を考え、あなたにしっかりお金が残る戦略を立てられるようになるはずです。

地元ニーズを考えながら、一番マッチする方法を検討する

 空き家問題を解決するには、どのように空き家をなくし、役立てるかを見つけるしかありません。
 それが、すでにお伝えしている「売る」「使う」「住む」「貸す」の4つのパターンのうち、どれがわが家にマッチするかを見極めることです。
 空き家は、基本的にはローカルな存在です。その地域のニーズを捉えながら、そして、私有財産である空き家との間でバランスを取りながら、所有者にもメリットがあり、地域にもメリットがあるwin-winの関係構築が必要です。
 この考え方が意外と抜け落ちている人が多く、あくまで自分中心の考えに陥りがちです。
 ここでズバリお伝えします。
 自らの利益だけを優先した、地域を顧みないプランでは、せっかくの空き家も活かしきれません。
 空き家の活用ニーズを見つけるには、それぞれの物件に聞くしかありません。当たり前ですが、地域や立地、条件(所有者個人のライフプランも含む)、周辺環境など、物件ごとに違いがあり、全国一律の利用法があるわけではないからです。
 では、どうやって見つけるのか?
 そこは泥臭いですが、地元に出向いたり、地元の人たちとコミュニケーションを取ることで、空き家の活用のヒントがつかめてきます。
 空き家活用は千差万別なので、地域のニーズを汲み取って、地元に合わせる、ローカライズ化が求められます。
 あなたの空き家の問題も解決しながら、画一的なものでなく地域に溶け込むことが大切です。
 ニーズを汲み取ったら、空き家をどうするかを4つのポイントから紐解くと、悩みを解決することができます。
 そのポイントが、「売る」「使う」「住む」「貸す」の4つです。
 この視点で実際の物件を考えてみることです。

【著者プロフィール】
三木章裕(みき・あきひろ)
収益不動産経営コンサルタント。一般社団法人日本不動産コーディネーター協会理事長。一般社団法人全国古家再生推進協議会顧問。指導先の資産形成額が300億円以上にのぼる、不動産による資産づくりの専門家。
バブル絶頂期には不動産仲介で、1人で1億円以上稼ぎ出し仕事や遊びを謳歌するも、バブル崩壊とともにほとんどの資産を失い10数億円の借金を背負う。しかし、代々大阪商人の家系に育ち、言い伝えられた商人道と蓄財術を活用して復活を図る。
「不動産投資は一部のお金持ちのものでない。すべての人が経済的自立をするために、もっと取り入れるべきだ」という理念のもと、一般のサラリーマンでも無理なくできる資産形成としての不動産投資のノウハウを伝授している。特に、現在は全国に1000万戸を超えるといわれる「空き家」を活かして手軽に収益化するノウハウを提供。「空き家」という社会問題の解決し、住まいを確保することが困難な人々と投資家をマッチングして、たくさんの人を豊かで幸せにすることをミッションに日々邁進している。大阪商人に口伝で伝わった「長者教」伝承者。喜ばれる大家の会事務局長。著書に『空き家を買って、不動産投資で儲ける!』『儲かる! 空き家・古家不動産投資入門』(以上、フォレスト出版)などがある。

いかがでしたか?
 
何もしなければ金食い虫となってしまう実家の「空き家」ですが、上手に活用すれば金食い虫どころか、所有者にお金が残る、資産として潤してくれる“富動産”に変わるお宝になります。
 
【売る】【使う】【住む】【貸す】――。
 
日本で随一の古家・空き家再生、利活用のスペシャリストが、「負動産」を「富動産」に変える4つの目的別対処法をわかりやすく解説した新刊『実家の「空き家」超有効活用術』は、Amazonでは7月21日から先行発売、全国書店では7月23日より順次発売されます。興味のある方はチェックしてみてください。

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▼新刊『実家の「空き家」超有効活用術』の「はじめに」「目次」の全文が読めます。

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▼今回紹介した新刊『実家の「空き家」超有効活用術』についてトークしたVoicy音声はこちらです。

 
 
 

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