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あなたの痛みはあなただけのもの

久しぶりにnoteを更新するのは、どうしても言葉にして残しておきたい、そして同じ痛みを経験した全ての人達にこのnoteを捧げたい、そう思った出来事があったからだ。

人の数だけそれぞれの人生がある。ストーリーがある。そして痛みがある。目に見える傷もあれば目に見えない傷もある。痛みの種類も様々だ。だからこそ私たちは他者の痛みの程度を測ってはいけないのかもしれない。

私はこの間友達のこんな言葉に酷く傷ついた。

『でもさ、あんたは幸せな方だよ笑 この世界にはさ、もっと苦しい状況の中必死に生きてる人たちがいる。感謝しないとね笑』

私はこの友達を非難するつもりは一切ない。この言葉に悪意はないし、もしかしたら私を励ましたくて出た言葉だったのかもしれない。でも、私はこの言葉に対して違和感が何日経っても消えなかった。

私がこの22年間の人生で感じた痛みや苦しみ、それを知っているのは私だけだし、その痛みの程度を測れるのもこの私だけなのだ。○○さんの方がもっと過酷の環境下で生きてるとか、私たちは時々不幸の度合いを比べてしまう。でも、私はそろそろそんな不幸自慢大会を辞めたいのだ。そして、痛みを抱えながらもどんなに苦しい状況下でも、今日という日を諦めずに生きているそんな全ての人達を抱きしめたいのだ。自分自身も含めて。

自分の経験した痛みを、苦しみを、あなたが信頼している誰かに話す時、あなたが望んだ様にその人があなたを受け入れてくれるとは限らない。今回の私のように勝手に"不幸比べ"をされて、心を壊される結果になるかもしれない。それでも、私はあなたに自分の言葉で、自分の痛みを、自分の苦しみを、誰かに伝えることを諦めないで欲しい。あなたは自分の苦しみに対して自由に声を上げていい。叫んでいい。そして、そんなあなたの様に今日という日に絶望している他の誰かの声にそっと耳を澄ましてほしい。

"あなたの痛みはあなただけのもの。その痛みや苦しみを測れるのは他の誰でもなくあなただけ"

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