世界は混沌と残酷で廻る【歌詞】

正(せい)のイメージ、強力に補正して戦闘態勢

飛び立つ今、あなたに反乱

革命、巨大な聳(そび)える強敵

記憶の中のあなたは残花の如(ごと)く強烈

目眩と共に残像はフラッシュバックする

この眼に映るのは心臓が爆発するほどの例えようのない私の正義、主義、主張

かけがえのない憧れを愛とも呼ぶ

それが今、この胸の熱をバーニングさせる起爆剤

あなたへと向かう愛に匹敵する剥(む)き出しの敵意

負けない、挫けない、怯(ひる)まない

あなたの正義は私の脅威になる

ただ戦うだけ


ここに来たからには空を赤く染める覚悟

雲間には赤が燃えてる

墜ち征(ゆ)く命、命が流れていく光景

私は私の正義であなたはあなたの正義で互いに変革を求める

欲求は果てしなく、求めれば、更にその上を求める

留まることを知らない正義に勝利はあるのか

負のスパイラルは消え伏せろ

眼前には勝利を掲げる掌

征(ゆ)くか平伏(ひれふ)すか、ならば私は征(ゆ)く


悪魔が囁く、弱者は強者に虐(しいた)げられるのは摂理(せつり)

負けたもの、弱き者には鉄槌(てっつい)を

お前はそんな人間を忌み嫌うが、その人間と同じ血が流れてる動物

お前もまたいつかは同じ道を通る

囁きが信念を揺るがす

安寧秩序を達せずに敗れるのか

命運を分ける戦いに迷いはタブー


負のイメージ、撃滅し目醒める私の正義

生きてる実感、生の咆哮(ほうこう)

威信、新たな世界へ飛翔(ひしょう)

あなたの瞳の奥は闇夜のように不可視

思い出すだけで慄然(りつぜん)するほど残酷で非道

この胸に熱く滾(たぎ)る信念は羽撃(はばた)くことをそれでも止(や)めないのは私の本能、絶望

かけがえのない人だから止(と)めたいと叫ぶ

それは愛故(ゆえ)、あなたへの最後の優しさと同時に

歯向かうことでしか愛を示せない私の決意

惑わされない、戸惑わない

私の正義があなたの悪としても

ただ戦うだけ


空は閃光(せんこう)の瞬く光で星すら掻(か)き消す

そして夜が赤く燃える

消えゆく一瞬の命の重みが涙と共に

鈍い重苦しい痛みを身体中に駆け巡り、血が沸き立つ、変革を!

欲望は果てしなく、血を求めればもっと欲しくなる

留まることを知らないあなたの正義は何だ!

矛先(ほこさき)はあなたのその狂気

眼前のあなたに捧げるこの愛

あなたの最期、私と共に戦おう


天使がいないこの地には誰も彼も捧ぐ祈りは無い

そこにあるのは際限無い屍の海

それを眼の前に正気なんか保っていられない、向かうは命の重さ

私もまたあなたと同じ運命を辿る

あなたを独りでは逝かせない

けどあなたに殺(や)られるのは赦さない

私の命であなたの命を償(つぐな)う


世界は混沌と残酷で廻る

私とあなた、地獄で逢いましょう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?