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自分の持っている、戦力 (兵力) を過信して、いろいろなビジネスに乗り出してしまうと …

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 ランチェスター戦略で、有名な 「局地戦」 の原則

ランチェスター戦略では
弱者の戦略として 「局地戦で戦え」
… という原則があります

「シェア2位以下」 の場合は
範囲を限定した戦いをすべき!
という内容です

「広い領域」 で戦っては

少ない戦力を分散されてしまい
ますます勝つ見込みが
なくなってしまう

逆に 「狭い領域」 では

強者は持っている
大きな力を発揮できないため
「弱者の方」 に
「勝つ可能性」 が出てくる

「自分たちは弱者」 というキーワード!

★ ランチェスター「弱者の戦略」

① 徹底的な差別化

  … 大企業と同じことはしない

② 一点集中主義

  … 何でもかんでもメニューにしない
  … 専門店ということを重視!

③ 局地戦

  … 顧客マーケットを限定する
  … 下手な鉄砲・数打ちゃ当たるはNG!

④ 接近戦

  … 猫も杓子も取りに行くような販促には乗らない

⑤ 一騎討ち戦

  … 限られたお客様だけは逃さない
  … その他のお客様は
   逃げられても仕方がないと考える

⑥ 陽動戦・ゲリラ戦

  … 大企業ができないような
   スピードと奇襲戦法

 自分の持っている 「戦力 (兵力)」 を、過信すると …

本業の調子が上がってくると …

いろいろなビジネスのことが
経営者の、感性鋭いイメージに浮かんできて
多角的な経営に乗り出し始めます!

 ① それが、本業との関連性がある
   派生展開であっても

 ② または、それが
   本業との関連性が薄い
   異業種への参入であっても

「多方面の事業」 へと
乗り出していくパターンを
よ~く、目にしますよね!

★ ここで、気を付けなければいけないのは
   (特に、中小企業や個人事業の場合)

自分の持っている
戦力 (兵力) を過信して

つまり、自分自身で
自分自身のことを過大評価して …

 ◎ いくつもの戦いを
 ◎ 異なるエリアで
 ◎ 同時進行させてしまうと

いくつかの戦いでは
好結果が生まれない (=敗戦する)
リスクが高いばかりか

最悪の場合は、すべての高いで
「全敗=ぜんぶ負け」 となる
危険性が大きいということです

 あの 「孫子の兵法」 にも、書かれています!

このランチェスター戦略の
考え方の土台ともなっているのが
お馴染みの 「孫子の兵法」

約2,500年前の
紀元前513年に書かれたという
「孫子の兵法」 の中には

弱者が強者に勝つ
という視点に着目して
書かれている内容が
いくつも見受けられます

 ① 先ず防御あり
   ⇒ 攻撃優先は避ける

 ② 速戦即決が重要、長期化は避ける
   ⇒ 戦争は 「人・物・金」 の大量消耗戦
    戦いが長引くと
    国家の消耗が大きくなるので
    戦いは長引かせてはならない

 ③ 戦争は 「正攻法」 と
   「奇襲攻撃」 の組み合わせで
   無限の戦い方がある

 ④ こちらのペースで戦うようにする
   ⇒ 相手のペースに乗らない

 ⑤ 自軍の戦力を集中し
   敵の戦力を分散する

 現代では 「アメリカの軍事戦略」 でも、応用されています

そして、この 「局地戦の原則」
以前は 「小者=弱者の原則」
などと呼ばれていましたが

最近では、世界最強の軍事大国
「アメリカ」 ですら

世界各地の紛争地域の中から
選んだ地域だけにしか
兵力を派遣しないようになっています

こうした例は …

本当に 「ビジネス」 にも
通用すると思うわけです!


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