What is "Free From Food"

今、海外で広がりつつある「Free From Food(フリーフロム食品)」。日本では聞き慣れない言葉に思えて、少しずつ日本でも認知度が上がってきています。この記事では「フリーフロム食品」とは何かをご紹介します。


「フリーフロム食品」とは何か?

「フリーフロム食品」 とは「特定のものが入っていない食品」「特定のものが使われていない食品」のことを言います。具体的には、「〇〇フリー」「〇〇不使用」と表記されている食品のことを指します。

フリーフロム食品は本来、アレルギーや疾患、体質などにより特定の食品が食べられない人に向けて作られた食品でした。近年では、健康志向や環境への配慮など食に対する意識の変化も伴い、積極的にフリーフロム食品を選択する人が増えています。

「フリーフロム食品」の広がり

フリーフロム食品は欧米を中心に市場規模を広げています。欧米では、「No-〇〇」「Non-〇〇」「〇〇-free」の商品名で販売されています。
フリーフロム食品が広がっている背景には、食物アレルギーを持っている人が世界的に増加していること、健康や美容のために「クリーンイーティング」や「エシカルフード」を支持する人々のニーズが高まっていることもフリーフロム食品の需要を高めている要因の1つになっています。

クリーンイーティング:加工品や添加物を避け、食材を自然に近い状態で食べることで健康的な食生活を実践する考え方。

エシカルフード:食品だけでなく、食品の生産から製造、消費までの工程も含めて自然環境や生産者の労働環境、動物福祉に配慮した食材や加工品。

「フリーフロム食品」の具体例

・グルテンフリー(グルテン不使用)
・ミートフリー(肉不使用)
・エッグフリー(鶏卵不使用)
・デイリーフリー(乳製品不使用)
・シュガーフリー(砂糖不使用)

より具体的な内容は別の記事も参照してください ↓


「フリーフロム食品」という選択肢

今まではサプリメントや栄養価の高いスーパーフードに置き換えるという「足りない栄養を補う」という足し算思考が主流でしたが、「気になるものは入れない」という引き算思考が食に対する考え方においても広がりつつあります。





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