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一人になれるお風呂時間こそ、“自分の感覚と向き合い、自分自身を前向きにする空間にしたい”―「FLOWUS」開発ストーリー

このプロジェクトを始めようと思ったとき、「解決したい!」とはっきりと思い浮かべていた場面が、「お風呂」でした。

 私、大庭が不調の底に落ちる直前、そして落ちてからしばらくの間、お風呂が本当に怖かった。一番ひどいときは、入浴する気力すらありませんでした。

何が一番怖いかというと、湯船につかっている間に、ずっと自分を責める自分の声がすること。

「ああいう書き方をして、あの人はどう思ったかな」
「どうしてあんなことを言われたんだろう」
「私ってそんなにダメなのかな」

本来、自分を癒やしたり、体をリラックスさせたりする

お風呂という場所が、
いつの間に自分を追い詰める場所に


なってしまっていました。

「不安くん」はお風呂で洗い流せるどころか、大きくなるばかりでした。

あんな怖い思いは、二度としたくない。
その決心が原動力となっています。

ヒントとなったのは、イヤなことを忘れたいときに私が利用していたサウナです。行ったことがある方はイメージしやすいと思いますが、蒸気に一気に包み込まれると、何も考えない状態になります。この頭の余白こそが、イヤなことを考える思考の連鎖を断ち切ってくれるのでは? と考えました。

お風呂という、背負っていた鎧を脱いで動物としての人間に戻れる場所で、

自分の感覚と向き合い、
自分自身を前向きにさせるような


そんな空間にしたいと思っています。


現段階では、私たちの技術力を最大限に発揮し、

自宅のお風呂を高温多湿空間にするデバイス


を開発しています。
手軽に短時間で体が温められることで、
頭の中に余白ができて、

毎日のなかに、自分のためにケアをするリラックス時間と体験


を取り入れていただくことを目指します。


自宅のお風呂が最高のリラックス空間になる、そんなデバイスを開発中です。

コンセプトの段階から今に至るまで、社内や社外のたくさんの方のお話を伺ってきました。

私たちも、皆さんの思いや経験を聞くたびに、このままではいけないし、「FLOWUS」というセルフケアの選択肢を世に送り出さねばならないと、より一層開発への思いが強まっています。

加えて、この「メンタル不調」という社会課題に対して、

“これは何も特別なことではないし、誰にでも起こり得るんだよ”

という発信・訴求をしていかないといけないと思っています。

“困っているのは一人ではないよ”

ということも知っていただきたい。

一緒に、この世界観をつくっていきませんか?