新入社員58人の入社初日を追いかけました【リレーレポート】
はじめに(チームより)
フローレンスは、親子を取り巻く社会課題の解決を目指しているNPOで、現在、約800 名が所属しています。多様なメンバーの「働く」を支えているのがバックオフィス業務を主に担っている働き方革命事業部、通称「ハタカク」です。
ハタカクは人事、経理、法務、総務、といった色とりどりの業務で構成されています。フローレンスの事業を裏で支えるハタカクメンバーの業務や仕事への思いをnoteに投稿しています。
今回のハタカクnoteは4月の入社受入時の様子を午前午後に分けて二人のリレー形式でお送りします。みなさんもフローレンスの新入社員の気持ちになってお楽しみください。
午前の部
4月3日、フローレンスに総勢58人(うち新卒7人)が新たな仲間として加わりました!
それぞれの事業部ごとに入社手続きがおこなわれ、みなさん緊張した面持ち。
わたし(みっちー/人事)は、みらいの保育園事業部の中途入社手続きのサポートをしてきました。
入社手続き
入社の時って、どうしてこんなに色々書かせたりするんだろう・・・
みなさん疑問に思われますよね。
それは、みなさんの雇用条件をしっかり人事情報として組み込むことにより、正しい給与計算や、社会保険手続きをおこなうために重要な儀式なのです。
フローレンスは手書きでなくシステムでほぼ完結する仕組みを採用しているため、みなさんスマホとにらめっこの画となっています。
入社手続きとの戦いの後は、各事業部ごとにより詳細な勤務の説明などを受け、さらなる研修に移動していきます。初日ってタイヘン!!
新卒スタッフ入社
ここはオフィスの一角。フローレンスには「マガリ」と呼ばれる小上がりスペースがあり、靴をぬいでリラックスした状態で新卒スタッフの面々がオリエンテーション講習を受けています。
これから約3か月、新卒研修を担当する新卒育成チームの先輩たちとの顔合わせも兼ねています(手前が複数事業部から集まった研修担当の先輩方)
オリエンテーションが終わると新卒スタッフの入社式が始まりました。
経営陣及び各事業のマネージャーが参加し、社内のスタッフも業務の手を止めて集まっています。
駒崎会長からは『仕事はABCが大切』、『A、あたりまえのことを』『B、バカになって』『C、ちゃんとやる』ことが大切というお話がありました。
新卒スタッフ7名も一人ずつ堂々と挨拶をして、時に笑いあり、時に熱い想いに感動あり、フローレンスらしい入社式でした。
その後、社内web用の写真撮影をしたり、PCを受領したり、いくつかルールのお話をきいたら、やっとランチ!それぞれの事業部ごとでウェルカムランチでお腹も心も満たしていただきました。
午後の部
各事業部の先輩とのランチを終えた新入社員は研修会場に戻り、午後の研修が始まりました。
新卒入社・中途入社、保育スタッフ・事務局スタッフ等に保育現場から事務局に異動してきたスタッフ等が合流し、計62名でスタート。
ぼく(うけ/法務)はフローレンスに入社して11年目になりますが、新入社員と一緒に10年ぶりに入社時研修を受けてみました。
ビジョン研修
午後最初の研修は「ビジョン研修」。
研修の講師は、会長:駒崎弘樹が務めます。
まず、フローレンスのビジョンやミッションについて、そこにどんな想いが込められているか、どんな未来・社会を想像しているかを駒崎が熱く説き、新入社員も熱心な眼差しで駒崎の説明に耳を傾けていました。
その後、グループワークの時間に。
「ビジョンを聞いてみて、どのように感じましたか」
「入社理由とビジョンやミッションが繋がっていると感じたところ」
といったテーマについて、14のグループに分かれ、意見を交わしました。
笑顔や盛り上がりもありつつ、皆さん、相手の話を真剣に聞こうとする姿が印象的でした。
入魂研修
ビジョン研修の後は、「入魂研修」。
講師は、みらいの保育園事業部の平井さん。
「入魂研修」の言葉だけを見ると、"スパルタ教育"のようなイメージがあるかもしれませんが、病児保育/保育園/障害児保育、施設型保育、訪問型保育など多くの保育現場が存在するフローレンスにおいて、「私たちが大事にしていること(=魂)を胸に刻んでもらいたい」の想いで「入魂研修」というネーミングを用いています。
そんな入魂研修は、フローレンスの多様な保育現場の紹介からスタート。
①フローレンスの保育とは?
▶おやこレスキュー局
・訪問型病児保育
・施設型病児保育(初台・豊洲・駒込)
・ふたご助っ人くじ
▶みらいの保育園局
・おうち保育園 (東京13園・仙台3園)
・みんなのみらいをつくる保育園
・カムパネルラ経堂
▶障害児かぞく伴走局
・障害児保育園ヘレン
・障害児訪問保育アニー
・医療的ケアシッターナンシー
・インクルーシブひろばベル
などなど
これだけ多くの保育現場を、
・保育スタッフ
・看護師
・リハビリスタッフ
・調理スタッフ
・栄養士
・事務スタッフ 等
複数の職種のスタッフが、1つのチームとして、それぞれの現場を支えている。
そして、フローレンスはこれらの保育現場を通じて、親子を取り巻く社会問題解決/社会貢献を保育の仕事を通じて行っており、私たち自身・保育現場スタッフも含め「社会貢献者、社会問題解決者」として働いている、と話されました。
②子どもの権利
保育事業者であるフローレンスでは、子どもの権利を守りながら仕事をするのが私たちスタッフ一人ひとりであり、だから子どもにも権利があることを大前提として仕事をしてほしいと考えているとして、保育・日常における子どもの権利を考えるなど、これまでの経験と、明日から自身の持ち場で必要とされる視点や考え方を、具体的に演習しました。
グループごとのシェアがあり、
保育スタッフ、看護師など職種ごとのエピソードや、子どものいる親目線での経験のシェアなど、多角的に子どもの権利を捉えることができました。
シェアタイムの後、講師から、日々の保育で「これは、子どもにとってどうだろう?」という視点に立ち返り、立ち止まって振り返る、心を寄せる。日頃からこの視点を持つことが重要との話がありました。
子どもの権利を尊重できていない関わりのひとつに、近年ニュース等でも取り上げられることが多くなった子どもの虐待があります。
子どもの権利の尊重と虐待のつながりについて解説をうけ、皆で考える時間を持ちました。
日々の業務において、自身や周囲のスタッフの、子どもへの関わり方に不安を感じたらどうするか?
子どもの安全やケアと、権利の尊重との間にジレンマが生じたらどうするか?
それは選択するチャンスである。
私たちはチームフローレンスである。
不安・疑問があればSOSを出す。それこそが虐待防止につながる。
講師からのメッセージに、参加者が真剣に聞き入り、話し合いました。
あとがき
入社11年目のベテラン?スタッフが新入社員研修に潜入してみて気づいたこと。
新入社員の皆さんのイキイキとした目や姿勢に、11年前の自分を思い出すとともに、改めて新入社員研修を受けることで、「そうだ!このマインドで日々の仕事に望んでいるんだ」の気持ちを再認識することができました。
また、子どもとの関わりなど保育現場に焦点をあてた内容でも、保育現場に直接関わるスタッフ・事務局スタッフ関係なく研修を行っていることに、改めて「チームフローレンス」の精神を感じました。
新入社員58人の入社初日を追いかけたリレーレポート、いかがでしたでしょうか。フローレンスでは一緒に働くスタッフを募集しています。保育や福祉のご経験がない方でも大歓迎です。一緒に研修で学び、子どもたちが希望と手をつないで歩める社会を実現しましょう。
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