雨の午後は、花薫るジャスミンティーで一服（Calla's café）
「じめじめした梅雨こそ……」
心晴れやかに
憂鬱な空気を浄化して
午後のティータイムは
豊かな香りに包まれたい！
例えば
果実や種子の熟成した香り、ワインやコーヒー
木の葉の繊細な香り、緑茶や紅茶
もあるけど
花のアロマを贅沢に味わうなら
ハーブティーを☕
えっ、ハーブ？
あまり飲まないし、イメージ湧かない……
と、不意打ちされたら、今日が吉日
さぁ、気分をリフレッシュさせて
一歩ふみだせば、そこは……
Calla's cafeへようこそ♪
～初夏のハーブレシピと一緒に、花を贈ります～
ところで
ハーブのお茶といっても、色々ありますね
今日は、どんな気分になりたい？
どんな？……う～ん、
爽快にシャキッとリフレッシュしたい…
スパイシーな刺激が欲しい…
和やかに優しく癒されたい…
爽やかな酸味で疲れを取りたい…etc
もし、全部！ということなら
その全てを満たすような
芳醇な香りのティーがありますよ
その名も「ジャスミンティー」
ジャスミンティーは一般的には
緑茶の葉にマツリカ
（アラビアジャスミン（モクセイ科））の香りを
吸着させたお茶です
【メモ】ジャスミンティー
緑茶のかわりに、白茶や烏龍茶、プーアル茶を使うことも
※中国茶の一つで、茉莉花茶（モーリーフアチャー）とも呼ばれる
※沖縄のさんぴん茶は、半発酵茶を使ったジャスミンティーの一つ
「花の王様」とも言われるジャスミンは
クレオパトラが大変好んだ香りとの逸話もあって
エキゾチックで華やかな芳香が特徴的
緑茶の効能とともに
その独特な香気成分は心身をリラックスさせると同時に
気分を高めるような催淫作用も
その成分を濃縮してアロマや香水、化粧品などにも
使われています
また、ジャスミンの花から
直接抽出してハーブティーにすることも
ハーブティーは
ラベンダー、ローズ、エルダーフラワー、オレンジといった花以外にも
樹皮や葉、茎、根、果実（種子）から抽出したものもあり
色や香り、味、心身への効能も様々
花とブレンドにすれば、Wの効果を味わえますね
（※）妊娠中、特病のある人、アレルギーや通院中の人は
控えた方がよいハーブもあるのでご注意ください
例えば……
爽快にシャキッとリフレッシュしたいなら、ミントやレモングラス
スパイシーな刺激が欲しいなら、カルダモンやシナモン
和やかに優しく癒されたいなら、カモミール
爽やかな酸味で疲れを取りたいなら、ローズヒップやハイビスカス
と、お好みでブレンドしてみませんか？
生ハーブだと賞味期限が気になる、ということなら
ティーバッグ（ドライハーブ）で販売された
お手軽な商品を選ぶのもいいですね
例えば、
Pukka（パッカ）
イギリス生まれの100％オーガニックハーブティー
フェアトレードなど人や環境に配慮された商品
ハーバリストの手でブレンドされた
飲みやすい味わいで、身も心もリフレッシュ！
パッケージもお洒落だから、選ぶのもワクワクしますね
5種類のブレンドのティーバックが入った商品も
Harbal Collection（mint refresh、pure、love、revitalise、relax）
※このブレンドにはジャスミンは入っていません
そして
ジャスミンティーを贅沢に味わうなら……
テーブルに花を飾っておもてなししたい
素敵なティータイムになるように♥
～梅雨空とハーモニーを奏でるハーバルな花束を～
選んだ花は
アスター＆ハゴロモジャスミン
ハーバルなティータイムにあわせて
野花風の花束を飾りましょう
野花のような小さな花は
茎が細くて水揚げが悪く、日持ちしない難しさも
でも、比較的丈夫な
とっておきの夏の花がここに
その名も「アスター（キク科）」
花色は……
赤、ピンク、紫、白、黄色
色の濃淡グラデーションがある品種も
形は……
一重や八重、ポンポン咲きなど様々
紫のアスターの花言葉は
「恋の勝利」
花びらを一枚一枚ちぎっていく
花占いにも使われる花です
また、仏花のイメージもありますが
今回は、紫（八重咲）のグラデーションを
お洒落に生かしてみましょう
もう1つ、野花の花束に
「ハゴロモジャスミン（モクセイ科）」の葉で
野草のニュアンスを添えて
花名のジャスミン（Jasmine）は
「神からの贈り物」という意味の
ペルシャ語に由来
ジャスミンが花市場に出回るのは春～初夏
そして、強い芳香を放つのは
つぼみ（ピンク）～花（白い花）が咲くとき
今回は、花の開花期を終えた
葉と蔓だけ（芳香なし）のジャスミンで
ジャスミンティーの香りを楽しみながら
そのムードを味わいましょう
そして、遠く地球の裏側に
想いを馳せながら……
～南フランスのコートダジュール地方のエズという村には
６月頃にジャスミンの花が街を彩る～
「溢れる香りに包まれて…」と
ジャスミン天国に酔いしれるのもいいですね
ところで、野花や野草をイメージした
ハーバル風の花束って、地味に見えない？
いえ、そんなことはありません
ハーブティーしかり
ワインやコーヒー、紅茶の陰に隠れがちですが……
ハーブの底力を侮ることなかれ
そう、偉大なハーブ、自然の力を！
【メモ】
遡れば太古の昔から、ハーブは魔除けや儀式に使われたり
古代ギリシャでは、医学の祖ヒポクラテスがハーブを使って
400もの処方を残している
中世ヨーロッパの修道院では、薬草の栽培～調理技術、臨床医学が発展
19世紀には、ハーブは民間療法として位置づけられるも
合成薬の副作用や予防医学の進展で再び注目が集まっている
世界の様々な国で活用され
心と体に様々な作用をもたらすハーブ
飲むだけでなく、料理や調味料、保存料、防虫剤、薬
化粧品、香水やアロマ、ポプリや装花などにも利用されるほど
様々な調合パターンがある
なんと幅広いニーズに貢献しているのでしょう
柔軟でしなやかに、様々な素材と調和する
お茶というお茶のみならず
果実ジュース、ミルク、お酒にまでブレンドできる
そんなアレンジの幅広さに脱帽！
～そのとき……お客さまから～
（ウンチクでお腹一杯にしたくないです！
そろそろ、ティーいただいていいですか？）
あ、失礼しました！！！
では、結論（まとめ）を
「植物が持つ慈愛」
そのパワーによって私たちは癒され、元気をもらっているのです！
だから
そのグレートネイチャー（Great Nature）に
思う存分つつまれてみて
では、花のハーバリストCallaが
紫の花々を赴くままアレンジした
初夏のハーバルレシピを🍃
花、ジャスミンティー、スイーツの
三重奏で、お楽しみください♪
～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～
～和の佇まい～ 繊細なティーアロマを堪能
シンプルな素材を味わいたい方へ
和の冷菓×冷たいジャスミンティー（ハーブティー）
冷たい羊羹と一緒にどうぞ☘
濃厚で重みある甘味と相性◎ 口の中もさっぱり！
（例）餡子が入った「きんつば」
中華菓子：「月餅」、洋菓子：クリーミーな「チーズケーキ」など
花材：アスター、ブルーレースフラワー、ハゴロモジャスミン（葉）
～花薫る極上モダン～ 芳醇なアロマに陶酔
贅沢な味わいを求める方へ
冷たいスイーツ×温かいジャスミンティー（ハーブティー）
抹茶アイス＆冷やしたクリームチーズ（生クリーム代用）を
グラスに入れた涼し気なデザート
ひんやりと、ホット（一息）にどうぞ☘
同じハーバルな素材、果物と相性◎ 口の中も華やかに！
（例）抹茶×餡子、抹茶×野菜（サツマイモ）
アップルパイ、レモンケーキなど
花材：アスター、SPバラ（シルバーシャドウ）ハゴロモジャスミン（葉）、ハラン（葉）
～番外編～
梅雨の時期は、部屋に差し込む光の量も少なく
じめじめした印象になりがちですね
だから、ジャスミンの豊かな香りを引き立たせる
スモーキーな空色に馴染む
パープルの花束を飾ると心が落ち着きます
一方で
空色と対照的に、明るく爽やかに過ごしたい方には
明るめグリーンでまとめたハーバルな花束を
野花の優しさに包まれリラックスできます
ハーブのみを束ねる花束もありますが、こちらは花束をハーブ風にアレンジ
ゼラニウム（ハーブ）の葉の芳香でリラックス
ロマンブーケ
フリルの花びらが印象的な黄色のバラ（スペード）で明るく爽やかに
香りあるバラ二種×ゼラニウム（葉）をあわせて
ルームフレグランスのような甘い香りで心まで花やかに
甘さと渋さの微妙な恋のバランスを表現
～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～
ティーポットが空っぽになったころに
ホッ～と一息つけば
心のもやもやも
いつしか消えゆくことでしょう
香りの魔法に包まれて
チクチク疼く、恋の擦り傷が修復されていく
カチカチ、冷え切った空気と
もわもわ、湿った空気が ぶつかりあう
そんな心の低気圧前線も
慈愛のハーブ（Great Nature）に身を委ね
ハーバルな空気を体の隅々まで巡らせたら
その瞬間！心の花が芽生えだす
（Callaさん、また大袈裟な！）
酔いさましに、お水でも……
（Callaさん、こっちのセリフ……）
心にハーバルな風が吹いたら
その英気を力に変えてGo!
そのとき
ジャスミンの残り香～ゆらゆら
いっそ、このまま逃飛行したい……
と、媚薬の風に 乗っていると
突然、狂おしい雲行きへ突入……
ピシャッ！ザザザーッ！！！
（平手打ちのような）スコール＆雹で、天からお叱りが
間一髪！
救世主の傘に助けられて……
くれぐれもお気をつけくださいね
羽目を外さぬよう
リラックスタイムは、そろそろおしまい！
仕事にいかなくては
さぁ、頭がすっきりしたところで
心に花を咲かせて、羽ばたきましょう……
少しの間
もやっと、爽やかな関係に別れをつげて☘